はじめに
こんにちは。すぎもんです。![]()
今回は SAP S/4HANA CloudにOData経由で接続 してみました第二弾です。HULFT Square の SAP S/4HANA OData コネクター を利用してみます。今回はGET処理をする部分のスクリプト設定についてやってみます。
HULFT Square について紹介している公式サイトと記事もあわせてご覧ください。
今回やること
HULFT Square で専用コネクターを使い、SAP S/4HANA OData へ GET を実施し実行ログの確認までを行っていきます。
前回の記事もあわせてご覧ください。
実施手順
以下の流れでスクリプトの実行を行っていきます。
- スクリプトの作成
- 実行・結果の確認
それでは早速やってみましょう!
1. スクリプトの作成
ツールパレットの [アプリケーション] > [SAP OData] から 「ODataサービス実行(GET)」処理 を配置します。
[接続先] に前回作成した OData接続情報 を指定します。
[認証方式] に「ベーシック認証」を選択し、[ベーシック認証設定] に前回作成した ベーシック認証情報 を指定します。
[エンティティタイプ一覧を取得] を押下し、一覧の取得に成功したことを確認します。
取得した一覧から [エンティティタイプ] を選択します。
[エンティティタイプからプロパティ一覧を取得] を押下し、一覧の取得に成功したことを確認します。
最後に リソースパス を入力し、[完了] を押下します。
POINT
リソースパスは SAP Business Accelerator Hub のAPIリファレンスで確認してください。
続いてツールパレットの [基本] > [処理] から 「データログ出力(XML型)」処理 を配置します。
これでスクリプトは完成です。
2. 実行・結果の確認
最後に作成したスクリプトを実行してみます。
メニューから [デバッグ実行の開始/再開] ボタンを押下し、スクリプトを実施していきます。
「スクリプトの実行」ダイアログから、処理が正常に成功したことが確認できます。
そのまま 実行ログ の確認を行います。
以上で 結果の確認 は完了です。
Appendix
今度はデータを1件だけ取得する方法を試してみます。
GET処理のプロパティで「エンティティキーをリソースパスに含める」にチェックを入れます。
[値の指定方式] を「入力データ」にします。
ツールパレットから「マッピング」を配置します。
GET処理のプロパティの [入力データ] に「mapping」を指定します。
「単一行文字列定数ロジック」を配置し、値を入力します。
「PurchaseOrder」までつなげます。
POINT
入力スキーマは手動で設定せずとも、自動で行われます。
メニューから [デバッグ実行の開始/再開] ボタンを押下し、スクリプトを実施します。
実行ログからデータが1件だけ取得されたのが確認できました。
最後に
今回は HULFT Square コネクター for SAP S/4HANA OData を触ってみましたが、いかがでしたでしょうか。
途中「エンティティタイプの取得」などもありましたが、あれをRESTコネクタで0から個別実装するのはなかなか手がかかります。SAPシステム内部を理解しているならまだしも、テスト検証レベルでの関与の場合はSAP内部の理解をした上での実装が求められます。その点、専用コネクタは、 ワンクリックでエンティティタイプを取得できるし、SAPシステムならではの必須設定項目が用意されている ので、何に気を付けて接続実装をすればいいのかが分かる!!というのが非常に心強かったです。SAPが詳しくない私でも、専用のコネクターを使うことで簡単にSAP S/4HANA ODataのデータを取得することができるため、皆さんも是非試してみてください!
このブログでは、今後も様々なTopics記事や接続検証等、皆さんの参考になるような記事を投稿していきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!![]()



















