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SAP S/4HANA CloudにOData経由でつないでみた【HULFT Square①リソース作成編】

Last updated at Posted at 2025-12-15

はじめに

こんにちは。すぎもんです。:grinning:

今回は SAP S/4HANA CloudにOData経由で接続 してみました。
HULFT Square の SAP S/4HANA OData コネクター を利用してみます。SAPシステムは詳しくないのですが、「専用コネクタ」というものを利用してみようと思います。

HULFT Square について紹介している公式サイトと記事もあわせてご覧ください。

今回やること

App Square で「HULFT Square コネクター for SAP S/4HANA OData」のアプリケーションを検索しインストールします。今回は検証用のスクリプト作成をしていくので「ベーシック認証」の設定と「OData接続情報」を作成してみます。

次回の記事もあわせてご覧ください。

実施手順

以下の流れで設定を行っていきます。

今回利用する専用コネクターは、認証設定やODataへの接続情報などのSAP接続に必要な関連リソースをまず設定する必要があります。認証情報やサービスベースURLなどの接続情報を統合管理できるので、SAP接続について、複数の認証方式や複数の接続先に対して実行したい場合、データ連携を俯瞰して管理していくことが可能です。

  1. ネイティブアプリケーションのインストール
  2. 権限設定
  3. ベーシック認証の設定
  4. OData接続情報の設定

1. インストール

HULFT Square からApp Square に移動します。

SAP ODataコネクターは 【APP Square】 から検索・インストールして利用します。
コネクター自体が機能Updateした場合も、ユーザーのタイミングでアップデートが可能です。

image.png

App Square の検索ボックスで「SAP」を検索し、対象のアプリケーションのインストールを行います。

image.png

HULFT Square で [メイン] > [アプリケーション] > [インストール済み] で、追加されているのが確認できます。

image.png

POINT
App Square 上でも確認ができます。

image.png

2. 権限設定

続いて権限の割り当てを行っていきます。
権限を割り当てたいグループの [ポリシー] に以下の権限を割り当てて、[適用] ボタンを押下します。

  • BasicAuthenticationFullAccess
  • OAuth2.0AuthenticationFullAccess
  • ODataConnectionFullAccess

image.png

再びサインインすると SAP S/4HANA OData が追加されており、権限が反映されていることが分かります。

image.png

3. ベーシック認証の設定

[メイン] > [SAP S/4HANA OData] > [ベーシック認証] から [追加] ボタンを押下します。

image.png

以下のように項目を設定し、[完了] を押下します。

image.png

POINT
今回は検証用なので「ベーシック認証」にしていますが、もちろん「OAuth 2.0認証」も選択が可能です。Bssic認証はテストや検証などでの利用にご活用ください。

4. OData接続情報の設定

[メイン] > [SAP S/4HANA OData] > [OData接続情報] から [追加] ボタンを押下します。

image.png

下記の項目を設定して、OData接続情報を作成します。

項目 説明
サービスベースURL 接続先サービスURLのホスト名までを入力
サービス 接続先サービスのパスを入力
Odataバージョン V2 / V4 の2つから選択可能

image.png

POINT
使用する サービス については、以下のサイトでご確認ください。

これでSAP接続に必要な関連リソースの作成は完了です。
繰り返しになりますが、今回利用する専用コネクターは、認証設定やODataへの接続情報などのSAP接続に必要な関連リソースをまず設定する必要があります。そのため、認証情報やサービスベースURLなどの接続情報を統合管理できます。SAP接続について、複数の認証方式や複数の接続先に対して実行したい場合、データ連携を俯瞰して管理していくことが可能です。

最後に

SAP S/4HANA CloudにOData経由でつないでみました。今回は、HULFT Square コネクター for SAP S/4HANA OData を作成してみましたが、いかがでしたでしょうか。

認証自体がリソース化されることでBasic認証の再利用でテストや検証への効率的な活用が可能となり、SAPシステムに対して複数の接続が必要な場合にも統合的に管理運用していくことが可能です。

何よりSAPシステムの細かい仕様がわからなくても、この専用コネクタがあれば直感的に設定を進めることが可能です。次回の記事では、接続部分のスクリプト設定の部分をご紹介する予定ですので皆さんも是非一緒に試してみましょう!

このブログでは、今後も様々なTopics記事や接続検証等、皆さんの参考になるような記事を投稿していきたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。それでは、また!:wave:

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