Activity TrackerというIBM Cloudのサービスを使うとCP4DaaSのWatson Studioの様々な操作のログを確認できます。
その構成方法については以下の@makaishi2さんの記事で紹介されています。
IBM Cloud Activity Tracker with LogDNAで、Watson Studioの監査をしよう - Qiita
この記事ではWatson Studioのプロジェクトからファイルをダウンロード、アップロードした場合にどんなログが記録されるのかを確認します。
- 環境
- CP4DaaS
- Activity Tracker
1. ファイル・ダウンロードのログ
ATTestというプロジェクトから「anova1.csv」をダウンロードしてみます。
Active Trackerを確認すると、「Watson Studio: project signed url create」というイベントが記録されています。詳細を見ると「action:data-science-experience.project-download.create」というactionでした。
また、いつ、誰が(initiator.name)、どのファイル(requestData.filename)をダウンロードしたのかも記録されています。
また、プロジェクト名の項目はありませんがrequestData.projectIdがありますので、Watson Studioの「管理」_「一般」のタブでプロジェクトIDと照合できますし、APIを使えばプロジェクト名は確認できると思います。
なお、
「action:data-science-experience.project-download.create」をクリックして「+」をクリックすると条件指定の入力ボックスに入ります。Enterを押せば、「action:data-science-experience.project-download.create」のイベントのみに絞りこむことができます。
また、「Unsaved View」をクリックして「Save as new view」を行なえば、ダウンロードが発生したログのみを確認できるViewを保存したり、Alertに結び付けることも可能です。
2.ファイル・アップロードのログ
ATTestというプロジェクトに「cars.csv」というファイルをアップロードしています。
Active Trackerを確認すると、「Watson Studio: project create data asset」というイベントが記録されています。詳細を見ると「action:data-science-experience.project-asset.create」というactionでした。
また、いつ、誰が(initiator.name)、どのファイル(requestData.assetName)をアップロードしたのかも記録されています。そして、やはりrequestData.projectIdがあります
参考:Activity Tracker イベント - IBM Cloud Pak for Data as a Service
参考:CP4DaaSのWatson Studioのプロジェクト作成を検知しメール通知する - Qiita