#【はじめに】
NeosVRではVR空間内で距離や接触リスクを気にすることなく、共同で作業が行えます。
その中で自分がある程度経験のあるワールドの共同作成方法について紹介します。
#【共同ワールド作りのポイント】
基本的にワールドは2種類に分かれると思っています。
どんなワールドを作るかで協力依頼と時間の使い方が変わってきます。
①デザイン系(木や岩を置いたり、ブラシで描く)
比較的初心者にでもやりやすく、
複数人で短期イベントとしてやるのがおすすめです
②システム系(ギミック、得点換算、ユーザー管理など)
実装したいギミックにもよりますが、長期間(といっても2週間程度)になりがちです
基本的にはワールドをフレンド公開して、日々少しずつ作業していくのが良いです
コアとなるシステムができてから、協力を依頼してみるのも良いです
#【ワールド作りの手順】
①ホームから新規ワールドを作成する
②どんなワールドをつくりたいか、どんなギミックを実現したいか、やることなどを書き出す
(ペン、テキスト、画像、メモ帳などでワールドに出力しておくとよいです)
③共同作成者にどんなワールドをつくりたいかを説明し,完成イメージをある程度共有する
(NeosJPのDiscordで事前に連絡しておくのがベターです)
https://discord.gg/3gGkWFt3TT
④各々作業に取り掛かりつつ,進み具合に応じてやることメモを消すor追加する
※重くなりますが、セッション/設定のSave toでインベントリにワールドを保存し、
AutoSaveを5~10分設定して、チェックを入れておくのが安全です
※Inventoryの開いている場所によっては保存できないので注意
⑤途中で参加される方がいれば②を説明する
⑥オブジェクトの位置が確定したら、オブジェクトを動かせないようにする
インベントリ/Essential Toolのツールチップを使う手段(A)と(B)があります。
(A)GrabbableSetterTipを装備して、セカンダリーを押す(解除はトリガー)
(B)Devtooltiopを装備し、インスペクターを開き、Grabbableのenableのチェックを外す
どちらでやってもいいですが、たまにAではできないものがあります
⑦区切りがついたら、散らばっているオブジェトを消して掃除してセッション/設定/Saveでワールド上書き保存
⑧完成したら、協力頂いた方にFriendsからInviteを送り、写真撮影をして飾るといい感じになります。
※公開式の日時を告知しておくとよいです!
⑨写真をワールドに固定して再度保存し,保存したWorldOrbを取り出し、
NeosEssentialsのNeosSubmitterに乗せて公開する
#【おまけ】
spoilが作成したワールド紹介です。
※メイン技術のほとんどは色んな方々のご協力によってできたものばかりです!
①Karaoke world
きっかけ:遅延や再生詰まりのないカラオケがやりたい!と思っていたところ
rheniumさんのyoutubeプレイヤーのツイートを見て思いつきました。
内容:Youtube再生でカラオケができるワールドです。
メイン技術:パーティカル&エコーマイク、Youtube再生・転送アプリ
作成期間:3時間程度でできてしまって、共同作成のすごさを実感しました。
②Racket sports world
きっかけ:テニスが好きなので、NeosVRでもテニスがしたい!という思いから
内容:テニス、卓球、バドミントンができるワールドです。バドミントンが一番完成度が高いです。
メイン技術:ラリーが可能なボール(Logix内物理演算Trajectryを使用)、加速度・空気抵抗調整システム
作成期間:ラリーシステムを一度断念したこともあり、作り始めから終わりまで4か月と最も長くかかりました。
③Sign world
きっかけ:Neosのアイテムを作成・保存できる長所を活かせないかと考えたことです。
内容:サイン会ができるワールドです。VR著名人の方に参加頂いたこともあります。
メイン技術:参加者待合部屋と会場部屋転送システム、サインを書くための色紙
作成期間:3-4時間ほどで完成しました。
④JP skill share world3
きっかけ:NeosVRの情報はネオス内で見たい!という思いから
内容:NeosVRに関する様々な情報を載せています。
メイン技術:文章閲覧プロンプター、日本語入力装置、分類検索装置
作成期間:ワールド公開までは2時間程度でできましたが、最新情報については現在も更新中です。
⑤ネオパス
きっかけ:スマホゲームのコンパスみたいなゲームをVR内でもやりたいという思いから
内容:PvP型の陣取りゲームです。
メイン技術:陣地獲得・拡大システム、音声入力必殺技、ユーザーチーム分け・リスポーンシステム
作成期間:2週間ほど作成にかかりました。
⑥Neos Random Dungeon
きっかけ:1人でも複数でもできる爽快アクションがやりたいという思いから
内容:MMCと呼ばれるワールドコンテストに向けて、協力PvCができるワールドとして作成しました。
メイン技術:階層別のランダムな部屋の生成、ユーザーを追尾する敵AI、加速度に応じて発生する衝撃波
内容:3週間程度です。
⑦ネオス市場
きっかけ:他VRSNSのアイテム販売ツイートから。Neosでもできるのになんでないのと思ったことです。
内容:ユーザーが作ったものを商品として、ゲーム内無償通貨KFCを使って売買できるワールドです。
メイン技術:電子決済アプリ「Neotouch」、描画負荷軽量化(人が近づくと店が現れる)
作成期間:約2週間
#【おわりに】
複数人で作業すると、自分ひとりでは絶対にできないものがあっという間にできるので
とても楽しく、面白いです。
完成したワールドでイベントを開催すると、またさらに色んな発見があるので
ぜひやってみることをおすすめします。