概要
opencvをVisual stdioで使う際には、.libファイルと.dllファイルをVisual studioで指定する必要があります。指定するためには、.libファイルと.dllファイルを生成する必要があります。以下では、.libファイルと.dllファイルの生成方法を示します。
実行環境
次に実行環境を示します。
Soft and Hard | バージョン |
---|---|
Visual Studio | 2017 |
OpneCV | 4.0.0 |
OpenCVContrib | 4.0.0 |
手順
Visual StudioでOpenCVを使うまでの流れは、他の方がとても分かりやすい記事を書いていただいているので、それらを参考にして下さい。本稿では、あくまでも.libファイルと.dllファイルを生成手順のみ示します。参考までに、次に参考URLを示します。
手順の大まかな流れは以下の通りです。
- OpenCV.slnを開く
- DebugもしくはReleaseをビルドする
- INSTALLをビルドする
- 生成されていることを確認
以下に上記の方法について手順を示します。
OpenCV.slnを開く
上記に示した参考URLを進めていくと、CMakeで生成したOpencvのBuildディレクトリの直下にOpenCV.slnがあります。このプロジェクトを開きます。開くと次のようなファイル構成が表示されていると思います。
DebugもしくはReleaseをビルドする
DebugもしくはReleaseをビルドする方法は、参考URLに手順として存在するので、省略します。
INSTALLをビルドする
DebugもしくはReleaseをビルド完了後、buildディレクトリを見てもInstallディレクトリは存在しません。InstallディレクトリはINSTALLをビルドすることによって生成されます。DebugもしくはReleaseをビルド完了している状態で、ALL_BUILDの下のISTALLを右クリックし、ビルドを選択します。
ビルドを実行し、実行時間が少し経つと、Buildディレクトリが生成されます。
.libファイルと.dllファイル生成されていることを確認
INSTALLのビルドが完了すると先ほど確認したInstallディレクトリにライブラリファイルとバイナリファイルが生成されています。自分の環境では、"/build/install/x64/vc15/lib"と"/build/install/x64/vc15/bin"にそれぞれ、ライブラリファイルとバイナリファイルが生成されていました。
まとめ
上記に示した参考記事では、.libファイルと.dllファイルを生成方法が明示されていなかったので、補足として書かせて頂きました。ご参考になっていただけたら幸いです。また、間違っているところや、追加したほうがいい、こういう書き方の方がいいよ!という箇所がありましたら、お教え頂けるととても嬉しいです。