今日はビルドシステムのリファクタリングがあった！
2019-03-17
nunoplopes: check for bison binary, not yacc
- https://github.com/php/php-src/commit/495a46aa1dc564656bf919cb49aae48a31ae15f4
- [7.4~]
- ビルドシステムで、AC_PROG_YACC を AC_CHECKPROG で bison をチェックする形に修正
- Bison 3.3 で bison -y の挙動が厳格化されて posix yacc に沿わないコードを弾くようになったらしい
petk: [ci skip] Remove make install step from README
- https://github.com/php/php-src/commit/86f2681460c7ebd28eefc82f32b879e1e26454c9
- [7.4~]
- README の「ソースからのビルド」の項から make install の部分を削除
- 他のとこに詳しく書くべきでないか、ということらしい
nunoplopes: snmp: remove unused var
- https://github.com/php/php-src/commit/2619b138c0f3fe501f2b5b3924244237f02b7042
- [7.4~]
- 昨日の修正の 7.4 へのバックポート
- やった人が git 移行後の PHP のワークフロー（下位バージョンのブランチに当ててから上位バージョンへマージしていく）に慣れてない人だったのでこうなった
- 今だと開発版が 7.4 と 8.0 と両方あって、8.0 専用の修正以外には常に必要だしな
petk: Enhance the buildconf script
- https://github.com/php/php-src/commit/78ab79b9164420679da7aba1f7195335d656afda
- [7.4~]
- ビルドシステムで、buildconf を改善
- 何をやるスクリプトなのかの説明を追加
- -h、--help の追加
- メッセージを修正して次に何やればいいか分かるように
- 他ディレクトリから実行できるよう、実行時にプロジェクトルートへ cd するよう修正
- make があるかのチェック追加
- petk の人、これ系の開発環境の地ならしでめっっっっっっっっちゃ色々頑張ってて、またコミットメッセージが丁寧でほぼ毎度元実装の背景調査して変更理由きっちり書いてて、開発への参入障壁下げ続けてるので、機能面は全然触ってない人だけど長い目で見て結構なヒーローだと思う
petk: Move distribution generator script to scripts/dev
- https://github.com/php/php-src/commit/e525ce30a56767cb5bd71221dd98bdc09f3ee60f
- [7.4~]
- ビルドシステムで、makedist、genfiles をプロジェクトルートから scripts/dev へ移動
- プロジェクトルートに入るもの限定した方がとりあえず何見ればいいか分かりやすく、リリース/パッケージ用スクリプトは普通の人そんなに使わないでしょ、ということらしい
- 実際現状でかなりスッキリしてて、5.6系のを比較用に見ると、おーという気持ちになる
- あとドキュメント系を整理できればもっと減りそう
petk: Remove duplicate PHP_C_BIGENDIAN check
- https://github.com/php/php-src/commit/20af19b9b3cbaf2821e56a4252c3b946e04b3190
- [7.4~]
- ext/hash で、config.m4 の不要な PHP_C_BIGENDIAN を削除
- ビッグエンディアンチェックは configure.ac で済んでるから、ということらしい
nunoplopes: remove unneeded AC_REQUIRE([AC_PROG_YACC])
- https://github.com/php/php-src/commit/33d428252699b679e420d414507fb0c5db4b3eac
- [7.4~]
- ビルドシステムで、不要な AC_REQUIRE([AC_PROG_YACC]) を削除
- 「これもいらないんじゃない？」とコミットへのコメントで petk の人が言ってた奴