2025年10月にリリースされたばかりの IBM Granite 4。いつか忘れちゃったけどオープンソースになり、もちろん商用利用もできるIBM製のLLM(大規模言語モデル)
今回は1年ぶりにOllama を使ってGranite 4をローカル環境で試す手順を紹介。去年より断然カンタンになってますね!
Granite 4とは?
IBMがオープンソースとして公開しているLLMシリーズ「Granite」の最新版。自分が働いてる会社の活動なので当たり前感あったのだが、最近ジョインしたTerraformで有名なHashiCorp社員(アメリカ人)から「WelcomeイベントでIBMがLLM開発していることを知ったけど、良いよねコンセプトが斬新で」って、言われて(おお、そうなんだ)と、まぁ考えてみれば自社製LLMあります、っていうのそうそう無いかもね
- 2025年10月リリースの最新モデル
- 日本語性能が大幅に向上
- 他にも、英語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、日本語、ポルトガル語、アラビア語、チェコ語、イタリア語、韓国語、オランダ語、中国語に対応
👉 モデルページ: https://ollama.com/library/granite4
Ollamaとは?
クラウド使わずローカル環境でLLMを実行できるツール。久しぶりに使ってみたら GUIでモデル管理 が可能になってたし チャット画面も付属してた。(去年はOpen WebUIと併用してたよ) VRとか遊べるような つよつよゲーミングPCで試すのが良い。NVIDIAもGPUドライバーを改良してOllama速く動くようになったぜ!っていう記事ありました
OllamaでGranite 4を使ってみる
1️⃣ モデルをインストール(というか選ぶ)
2️⃣ モデルを実行
チャットウィンドウに入力します。例えば
> IBM Granite 4.0 は日本語も使えるようになった?
同時にモデルのダウンロード始まります。
3️⃣ 結果を確認
以上、はや!Granite 4では、日本語の語彙や文体がかなり改善。ビジネス文書やQAタスクでの自然さが向上している印象。
watsonx.aiでクラウドからGranite 4を使う
ローカル環境はめんどくさいからクラウドで使いたいっていう場合は、IBMのクラウドAIプラットフォーム watsonx.ai からGranite 4を選ぶこともできるし、それ以外のモデルを選ぶこともできます。
代表的なモデル
| モデル名 | 概要 |
|---|---|
| GPT OSS 120B | あのOpenAIのオープン版モデル、2025年8月に出たばかり |
| Meta Llama 4 | 元祖Metaの高性能モデル、マルチモーダル対応で画像もばっちり |
| Mistral | 軽量・高性能。けっこう好まれる |
| Granite 4 | IBM製、安心の日本語対応、トークン単価が安価で気にせず使える |
各モデルは用途に応じて切り替え可能で、もちろんLangChainやLlamaIndexから呼び出せます。
LangFlowとの連携
LangFlow は、LangChainベースのワークフローをGUIで設計できるツール。
watsonx.aiと連携させることで、Granite 4を含むモデルをノーコードで呼び出しできる。
例:watsonx.ai接続ノードの構成
-
IBM watsonx.aiノードを追加 - Project IDやAPIキーとモデル名を設定(例:
granite-4) - チャットフローに接続して実行
こんなイメージで、LangFlow上からIBM Granite 4を呼び出し、他ノード(データベース・検索など)と組み合わせて利用できます。個人的にはModel Nameプルダウンでパチパチ切り替えられるのが好き。
まとめ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル | IBM Granite 4 |
| 実行環境 | Ollama(ローカル)、watsonx.ai(クラウド) |
| 特徴 | 日本語性能の向上、OSS、商用利用OK |
| 活用例 | LangFlow連携、チャット・QA・要約など |
Ollama + watsonx.ai の組み合わせで、ローカルからクラウドまでシームレスなオープンソースLLM活用が可能になりました。特にOllamaがぜん使い勝手がフレンドリーになってて、パパっとGranite 4も試せて便利!





