この【HULFT10 API Gatewayの歩き方】シリーズは、
「HULFTは知っているけど、HULFT10 API Gatewayって何?どう操作するの?」
といった方に向けた実践ガイドブックです。
ぜひご自身でも実際にHULFT10 API Gatewayを操作してみてください!
他のシリーズはこちら👉【HULFT10 API Gatewayの歩き方】シリーズまとめ
紹介で使用している製品
HULFT10 API Gateway v10.2.1
今回のテーマ:HULFT SquareからAPIでHULFTを操作する
この章を読み進めることで、HULFT SquareでHULFT10 API Gatewayを利用してHULFTを操作する方法についてマスターできます。
- 今回実現したいこと
- HULFT Squareの設定
- HULFT SquareからREST APIでHULFTを操作する手順
1. 今回実現したいこと
前の章「【HULFT10 API Gatewayの歩き方】⑦APIでHULFTを操作する方法」で行ったAPIをHULFT Squareで再現してみます。
具体的には、デザイナーのRESTアダプタを使用し、
EC2上に立てたHULFTを、HULFT10 API Gatewayを経由して操作します。
今回はHULFT SquareでHULFT10 API Gatewayを利用するため、
AWS上にHULFTとHULFT10 API Gatewayの実行環境を準備しておきましょう。
2. HULFT Squareの設定
まずは、デザイナーを使いたいのでHULFT Squareの設定をしていきます。
以下、私が行ったHULFT Squareの設定について簡単にご紹介します。
必要な設定 | 内容 |
ポリシー | 「Integrate」や「ストレージ」、「プロファイル」などを設定できる権限を付与 |
プロファイル | ユーザーに自分を追加 |
コネクション | コネクター:REST ワークスペース:Personal URL:HULFT10 API GatewayのURL(~HOSTIDxxxxxxまで) プロファイル:上記で作成したもの |
ストレージ | リクエストボディ用とレスポンスボディ用のファイルをアップロードする |
プロジェクト | ワークスペース:Personal |
※ポリシー:詳細はこちら👉【公式】ポリシーと権限の一覧
✅ デザイナーを使用する準備が整いました!
3. HULFT SquareからREST APIでHULFTを操作する手順
デザイナーの使い方はDataSpiderと同じ要領です。
DataSpiderにて、RESTアダプタを使った詳細については、こちらをご覧ください👉HULFT10 API GatewayとDSSでHULFT連携
今回は「配信履歴の一覧取得」を例にご紹介します。
① スクリプトの構成
② RESTアダプタの各種設定
1. 必須設定
接続先: 作成したコネクションを指定します。
パス: 配信履歴のURLを指定します。
2. レスポンス設定
ファイルパス: アップロードしたレスポンスボディ用のファイルを指定します。
3. ヘッダ設定
以下の2つのヘッダを指定する必要があります。
Authorization | Bearer [Access Token] |
Content-type | application/json |
レスポンス
実行結果として22件のデータが返ってきました(以下に最初の一件のみ記載しています)。
{"meta":{"total":22,"request_user_role":"admin","os_type":"windows","strong_key_mode":"disable","product_version":"V10L02R00P00"},"records":[{"file_id":"LOOPBACK","id":{"latest_transfer":"6999D844EFC8468BA9683D43D7F145CB61000100000000000000000000000000","latest_process":"6999D844EFC8468BA9683D43D7F145CB61"},"comment":"","status":{"code":0,"detail":0,"description":"","measure":""},"file":{"name":"C:\\apitest\\snd.txt","transferred":{"rows":1,"size":6}},"code_conversion":{"side":"sending"},"communication":{"host":[HOSTNAME],"ip_version":"ipv4","rate":6,"block_length":65520,"block_count":1},"datetime":{"accept":"2025-05-22T07:10:52Z","start":"2025-05-22T07:10:52Z","end":"2025-05-22T07:10:52Z"},"compression":{"type":"none","ratio":0},"database_id":"","security":{"encryption_scheme":"none"},"message":{"short":["","","","","",""],"long":["",""]},"windows":{"connection_type":"lan","job_id":""}},・・・
画面も同様に22件のため、全データ取得できていることが確認できました。
✅ APIで配信履歴の一覧を取得できました!
まとめ
今回はHULFT SquareからHULFT10 API Gatewayを使用してHULFTを操作するための一連の流れを操作しました!
✅ HULFT SquareからHULFT10 API GatewayのAPIを実行する方法
✅ HULFT SquareからHULFTをAPIで操作する方法
この章をもって、【HULFT10 API Gatewayの歩き方】シリーズは完結となります。
これまでご覧いただき、ありがとうございました!🙇♀️
📢「こんなこと知りたい!」などリクエストがございましたら、ぜひコメントをお寄せください。