Azure認定資格にはExpertという上位資格が2つ存在しています。
認定資格一覧は こちら
Expertの1つであるDevOps Engineer Expertに認定されるためには、AZ-400試験に合格する必要があります。
2年前に不合格だったAZ-400のリベンジに成功したので体験記を残します。
他の資格体験も書いていますので良ければご覧ください。
試験の傾向は?
- 問題:46問
これまでのAssociate試験やExpert試験と同じように「2択問題」「1問1答」「ケーススタディ」は出題されました。各セクションを先に進めると前のセクションに戻ることができません。 - 時間:120分
申込みでは140分になっていますが、そのうち20分は事前の同意書などの時間なので、実際は120分でした。 - 合格ライン:700点
結果700点で超ギリギリの合格でした。かなり難しかったです。
試験範囲
- プロセスと通信を構成する (10 - 15%)
- ソース管理を設計し、実装する (15 - 20%)
- ビルド パイプラインとリリース パイプラインを設計し、実装する (40 - 45%)
- セキュリティおよびコンプライアンス計画の策定 (10 ~ 15 %)
- インストルメンテーション戦略を実装する (10 - 15%)
学習ガイドにもう少し詳しく出題内容が示されています。
Azure DevOpsやGitHubの知識はもちろんですが、Gitやコンテナー関連、IaC、DevSecOpsなど幅広い知識が求められます。
学習方法
2年前にMicrosoft Learnをサッと流してチャレンジしてみたところ、620点ほどで不合格となりました。2年前の段階ではAzure DevOpsを本格的に使っておらず、Learnのチュートリアルを流した程度でした。
ここ最近Azure DevOpsのReposやPipelinesでCI/CD環境を構築することが増えたので、改めてLearnを全て見返して受験することにしました。
一度不合格を経ての体験から、Learnのハンズオンだけでなく実際にコンテナアプリケーションをReposにPushし、Dockerfileを書き、Pipelineでビルド/ACRへのPush、App ServiceやContainer Appsへのリリースといった一連の流れを経験していないと厳しかったなと感じました。
あとAZ-400のLearnは最近日本語対応されたのでそれも大きかったですね。
まとめ
120分のうち、90分くらいで終わったので時間は余裕があるかなと思います。
インフラがバックボーンの私にとってはこれまでのAzure認定資格の中で一番難易度が高いと感じました。
その分Learnで学習する際に知らなかった知識を身に付けることができ、こういった知識習得が資格のメリットだなと改めて思いました。
ちょうどタイミングよく Microsoft Learn Cloud Skills Challenge が開催されており、AZ-400が無料バウチャーの対象になっていたのでラッキーでした。Cloud Skills ChallengeはBuildやIgniteといった大きなイベントのときに開催される可能性があるので今後も要チェックです。
次はAZ-500かAZ-700を目指したいと思います!