Azureの認定資格 ロードマップ のうち、AZ-900 を取得しました。
私は既にAssociateやExpertの資格を持っているのですが、Azure教育をするにあたり、Associateと比較したFundamentalsの内容やレベルを把握するために受験しました。
他の資格体験も書いていますので良ければご覧ください。
試験の傾向は?
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問題:34問
これまで受けたAssociateやExpertの試験とは少し違って、ケーススタディは出題されませんでした。実技もなしで、1問1答のみです。
他の試験だと前のセクションに戻れなかったりしますが、Fundamentalsは全問見直しが可能でした。 -
時間:60分
申込みは90分になっていますが、そのうち30分は事前の同意書などの時間なので実際は60分です。このあたりは他の試験と同様ですね。 -
合格ライン:700点
1000点満点なのかな?今回の試験は880点で合格でした。
試験範囲
- クラウドの概念について説明する (15-20%)
- Azure のコアサービスについて説明する (30-35%)
- セキュリティ、プライバシー、コンプライアンス、信頼について説明する (25-30%)
- Azure の価格サービス レベル アグリーメントとライフサイクルについて説明する(20-25%)
IaaSやPaaSといった基本的なサービスもそうですが、Azure自体のセキュリティやSLAなどのほうが比率は高そうですね。
学習方法
Fundamental用の Microsoft Learn が用意されているのでこれを一通り理解できていれば問題なく取得できると思います。
実案件だとAzureの各種サービスを触ることはあっても、Azure自体のセキュリティやSLAや信頼性、アカウントやサブスクリプションなどは把握できていないということはあると思います。そのあたりも含めて知識として網羅できればよいのではと思います。
まとめ
60分のうち、20分くらいで終わったので時間は余裕です。ゆっくり見直しできます。
AZ-900はAzureの入門編のような位置付けですが、Azure学習のとっかかりとしてはとてもよい試験だという印象を持ちました。
AZ-900の学習を進めることで、Azure VMやApp Serviceなどのサービス以外のAzure自体の概要が見に付くのはとてもよいです。特にパブリッククラウドは誰でもいつでも始められるので、基礎からきちんと理解しておかないと思わぬセキュリティ事故を起こしかねません。
Azureリージョンの可用性やアカウントをどう守るかといった知識を抑えて、AssociateやExpertと進んでいくのがよいですね!