Azureの資格体系が2019年に変わりました。
2019年6月くらいから徐々に日本語対応がされてきたので、「AZ-203 Developing Solutions for Microsoft Azure」を受験してみました。
旧資格でいうと「MCP-532」に該当する試験ですね。
試験の傾向は?
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問題:50問
MCP-532/533/534と同じく、「ケーススタディ」「1問1答」「2択問題」が出題されました。各セクションを先に進めると前のセクションに戻ることができないのも同じですね。
「ケーススタディ」がやけに多く、要件を把握するのに時間を要しました。 -
時間:150分
公式では180分となっていますが、実際は150分です。おそらく事前の同意書の確認とかの時間で30分取っているのでしょう。
公式サイトの試験範囲を確認する
まずは範囲を把握しましょう。
Developing Solutions for Microsoft Azure
- Azure のサービスとしてのインフラのコンピューティングソリューション開発(10-15%)
- Azure のサービスとしてのプラットフォームのコンピューティングソリューション開発 (20-25%)
- Azure ストレージの開発 (15-20%)
- Azure セキュリティの実装 (10~15%)
- ソリューションの監視、トラブルシューティング、最適化 (10-15%)
- Azure サービスとサードパーティサービスの連携と活用 (20-25%)
MCP-532のときも思いましたが、試験範囲広いですねー
ASP.NET CoreやAzure SDKの問題などもバンバン出てくるのでインフラエンジニアにとっては難しかったです。
学習方法
MCP-532を持っているのと、普段からAzureを触っているため、資格勉強というのはほぼやっていません。
試験範囲の各サービスの概要を公式ドキュメントから調べたくらいです。
結果合格でしたが、かなりギリギリでした。
この広い試験範囲のサービス全てを深く知っている人は正直あまり多くないかなと思います。
一応どのサービスがどういうものかの概要は全て知っていたものの、3割くらいのサービスは触ったことがないものでした。
ここで名前の出てくる各サービスのチュートリアルとCLI操作は最低限やっておいたほうがよかったなと思いました。
やはり実際に触ったことあるなしだと全然違います。
まとめ
時間は150分ギリギリでした。ケーススタディが多く、要件の把握に時間が掛かったためです。
日本語で受験しましたが、変に日本語訳をしている箇所があり、絶対に英語表記じゃないと答えられないなという問題がありました。
試験中に表示を英語に切り替えられるため、怪しいと思ったら英語表記も確認したほうがよいです。
2年前に受けたMCP-532のときに比べて、PowerShellよりCLIの割合が多かったように思います。AzureがCLIの方を推奨し始めているからでしょうか。
あと、2年前には一切出なかったコンテナ関連も多く出題されて、時代の流れを感じました。