Google Cloudの認定資格であるGoogle Cloud CertifiedのAssociate Cloud EngineerとProfessional Cloud Architectを受験し、無事合格したので、実際の試験についてや受験前にやったことをまとめました。
Google Cloud Certifiedとは
Googleが提供しているGoogle Cloudの認定資格です。
ベータ版と開発中のものも合わせると、5つ(2018/12時点)の種類があります。
- Professional Cloud Architect
- Associate Cloud Engineer
- Professional Data Engineer
- Professional Cloud Developer (ベータ版)
- G Suite (開発中)
今回受験したProfessional Cloud ArchitectとAssociate Cloud Engineerの概要は下記のとおりです。
Professional Cloud Architect
Professional Cloud Architect とは、Google Cloud の技術を組織が活用するために必要なクラウド アーキテクチャと Google Cloud Platform に関する専門的な知識を有することを認められ、ビジネス目標を実現するために、スケーラブルで高可用性を備え、堅牢でかつ安全な動的ソリューションを設計、開発、管理できる者をいいます。
Associate Cloud Engineer
Associate Cloud Engineer は、アプリケーションのデプロイ、オペレーションのモニタリング、エンタープライズ ソリューションの管理を行います。Google Cloud 上の Google マネージド サービスまたはセルフマネージド サービスを利用するデプロイ済みソリューションを管理するために、Google Cloud Console とコマンドライン インターフェースを使用して一般的なプラットフォームベースのタスクを実行できます。
Professional Cloud ArchitectとAssociate Cloud Engineerの違い
Professional Cloud Architectの内容は、Associate Cloud Engineer + ケーススタディという感じなので、正直なところProfessional Cloud Architectに合格すれば、Associate Cloud Engineerは必要ないかと思います。
私はProfessional Cloud Architectに合格する自信がなかったので、最初にAssociate Cloud Engineerを受験しました。
今までのスキル
受験前の私のスキルです。
- GCPの基本的なサービスは以前業務でも使っていた
- App Engine
- Compute Engine
- Kubernetes Engine
- Datastore
- Cloud SQL
- Cloud Storage
- プライベートで何かつくるときは大体App EngineかFirebaseを使う
- 最近は業務でAWSばかり触っている
受験前にやったこと
CourseraでGCPのコースを受講
CourseraでArchitecting with Google Cloud Platform 日本語版専門講座を受講しました。
Google Cloud CertifiedがあるのもCourseraで知りました。
受講期間
約1ヶ月半で講座の全てのコースを修了しました。
料金
月額課金制です。
Architecting with Google Cloud Platform 日本語版専門講座は¥5,400/月になります。
そのときはキャンペーン中だったので、最初の1ヶ月は無料で、最終的にかかった料金は¥5,400でした。
CourseraはGCPの他にもたくさんの講座がありますが、講座によって金額が変わると思います。
実際の受講について
講座の内容は動画視聴、確認テスト、ハンズオンラボになります。
確認テストとハンズオンラボに合格しないと修了になりません。
私の場合は、通勤中に動画視聴、帰宅後にテストとハンズオンラボといった感じで受講しました。
ハンズオンラボはQwiklabsです。GCPのアカウントが各ラボごとに発行されるので、GCPの料金を気にせず講座内の様々なラボを実施することができました。
修了すると
オンラインのが発行されます。SNSで共有したり、PDFで印刷/ダウンロードができます。
模擬試験を実施
各試験に模擬試験が用意されているので、受験本番前にやってみると良いと思います。
私は模擬試験での正解率は6割程でした。
他の方の受験記録を確認
Qiitaでも受験について書いている方がいらっしゃいましたので、受験前に拝見しました。
- Google Cloud認定試験 Professional Cloud Architect 合格しました
- GCP認定資格Professional Cloud Architectを取得しました
- GOOGLE CLOUD CERTIFIED Professional Cloud Architect取得しました
実際の受験にあたって
受験するには
試験を受講するには、https://webassessor.com/googlecloudjp/index.html からアカウント登録をして、試験料の決済、試験日の選択、試験会場の選択を行う必要があります。
試験会場は複数選択でき、私はiSERVE 八重洲日本橋テストセンターで受験しました。
料金、試験時間など
Professional Cloud Architect | Associate Cloud Engineer | |
---|---|---|
試験時間 | 2時間 | 2時間 |
登録料 | 200 米ドル | 125 米ドル |
言語 | 日本語 | 日本語 |
有効期限 | 2年間 | 2年間 |
試験について
受験には2種類の身分証明書が必要になります。
試験問題は選択式です。
当たり前ですが、受験時には腕時計を含め、私物の持ち込みは不可です。
私は1時間程で全ての問題を解き、20-30分で見直しをしました。見直し大事です。
合否通知
試験終了後に、合格/不合格の速報が表示されます。
ただこれはあくまで速報で、正式な合格通知は後日メールで届きます。
私の場合は2日後にメールで合格通知が届きました。
具体的な点数などは一切教えてもらえません。
合格すると
Google Cloud認定グッズをもらえます。詳細は合格通知メールに記載されています。
Associate Cloud Engineerだとラップトップケース/マグカップ or 靴下、Professional Cloud Architectだと上着 or バックのいずれかを選択できました。
Professional Cloud Architectだとパーカーを頂いている方が多く、私もパーカーが欲しかったのですが、ありませんでした。。。
最終的にラップトップケース/マグカップとバックにしました。
所感
ひとまず合格できてほっとしています。受験料が高いので無駄にならなくて良かったです。
エンジニアだと資格よりも実務経験が重視されますが、エンジニア以外の方には資格があったほうが自分のスキルを理解してもらいやすいですし、実務経験がない業務に携わりたいときにも資格を持っていればアピールポイントにはなると思います。
資格取得も自分のスキルを伝える一つの手段になるのではないでしょうか。
今後も興味がある分野の資格は取得していきたいと思います。