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s3cmd --help 日本語訳

Last updated at Posted at 2019-07-16

業務で必要になったため、自分用に訳します。
s3cmdすら今更感がありますが、version 1.5.2準拠です(最新は2.0.2のよう)。
この内容で日本語訳を作っておきたいと思うレベルの英語力なので、なにか間違いがあればご指摘いただけると大変助かります。

前文

s3cmdは、Amazon S3ストレージ内のオブジェクトを管理するためのツールです。 「バケット」の作成と削除、そしてこれらのバケットの「オブジェクト」のアップロード、ダウンロード、削除を可能にします。

オプション

-h, --help

ヘルプを表示します。

--configure

対話型(再)設定ツールを起動します。 オプションで --configure s3://some-bucketを使用すると特定のバケットへのアクセスをテストします。

-c FILE, --config=FILE

設定をファイルから読み込みます。デフォルトのファイルパスは$HOME/.s3cfgです。

--dump-config

設定ファイルとコマンドラインオプションを解析した後、現在の設定をダンプします。

--access_key=ACCESS_KEY

AWSのアクセスキーを指定します。

--secret_key=SECRET_KEY

AWSのシークレットキーを指定します。

-n, --dry-run

アップロードまたはダウンロードする必要があるものだけを表示し、実際には実行しません。 バケットリストやその他の情報を取得するためにS3リクエストを実行する可能性があります(ファイル転送コマンドのみ)。

-s, --ssl

S3との通信にHTTPS接続を利用します。

--no-ssl

HTTPSを利用しません。(※デフォルト)

-e, --encrypt

S3へのアップロード前にファイルを暗号化します。

--no-encrypt

ファイルを暗号化しません。

-f, --force

上書きやその他の危険な操作を強制実行します。

--continue

getコマンド使用時、部分的にダウンロードされたファイルの取得を続行します(の場合のみ)。

--continue-put

部分的にアップロードされたファイルまたはマルチパートアップロード内パートのアップロードを続行します。 サイズとmd5が一致しないファイル/パートを再起動し、スキップします。

注:MD5チェックサムは、ファイルの等価性を(部分的に)チェックするために必ずしも十分ではありません。 ご自身の責任でこれを有効にしてください。

--upload-id=UPLOAD_ID

--continue-putと同様に既存のアップロードを続けたい場合や、複数の部分的なアップロードがある場合は、マルチパートアップロードのUPLOAD_IDを設定します。s3cmd multipart [URI]を使用して`、指定されたURIにどのUPLOAD_IDが関連付けられているかを確認します。

--skip-existing

getおよびsyncコマンド使用時、転送先に存在するファイルをスキップします。

-r, --recursive

再帰的アップロード、ダウンロード、削除を実行します。

--check-md5

syncコマンドでファイルを比較する際にMD5チェックサムを確認します。(※デフォルト)

--no-check-md5

syncコマンドでファイルを比較する際にMD5チェックサムを確認せず、ファイルサイズのみで比較します。転送速度が大幅に向上する可能性がありますが、変更されたファイルを見逃すこともあります。

-P, --acl-public

だれでも読み取り可能になるようにACLを付与してオブジェクトを保存します。

--acl-private

あなただけがアクセスを許可されているデフォルトのACLを付与してオブジェクトを保存します。

--acl-grant=PERMISSION:EMAIL or USER_CANONICAL_ID

指定のamazonユーザーに権限を与えます。パーミッションはread, write, read_acp, write_acp, full_control, allのいずれかです。

--acl-revoke=PERMISSION:USER_CANONICAL_ID

指定のamazonユーザーに与えられた権限を取り消します。パーミッションはread, write, read_acp, write_acp, full_control, allのいずれかです。

-D NUM, --restore-days=NUM

restoreコマンド使用時、復元されたファイルを利用可能に保つ日数を指定します。

--delete-removed

syncコマンド使用時、対応するローカルファイルがないリモートオブジェクトを削除します。

--no-delete-removed

リモートオブジェクトを削除しません。

--delete-after

syncコマンド使用時、新規アップロード後に削除を実行します。

--delay-updates

syncコマンド使用時、更新されたすべてのファイルを最後に配置します。

--max-delete=NUM

delおよびsyncコマンド使用時、指定の数値NUMを超える数のファイルを削除しません。

--add-destination=ADDITIONAL_DESTINATIONS

最後の引数に加えて、並列アップロード用の追加の転送先を指定します。 繰り返す可能性があります。

--delete-after-fetch

getおよびsyncコマンド使用時、ローカルファイルにフェッチした後にリモートオブジェクトを削除します。

-p, --preserve

ファイルシステムの属性(モード、所有権、タイムスタンプ)を保持します。 syncコマンドのデフォルトです。

--no-preserve

ファイルシステムの属性を保持しません。

--exclude=GLOB

GLOBに一致するファイル名とパスは同期から除外されます。

--exclude-from=FILE

--excludeのGLOBをファイルから読み込みます。

--rexclude=REGEXP

REGEXP(正規表現)に一致するファイル名とパスは同期から除外されます。

--rexclude-from=FILE

--rexcludeのREGEXPをファイルから読み込みます。

--include=GLOB

以前に--(r)exclude(-from)パターンの1つによって除外されていたとしても、GLOBに一致するファイル名とパスが同期に含まれます。

--include-from=FILE

--includeのGLOBをファイルから読み込みます。

--rinclude=REGEXP

--includeと同じですが、GLOBの代わりにREGEXP(正規表現)を使用します。

--rinclude-from=FILE

--rincludeのREGEXPをファイルから読み込みます。

--ignore-failed-copy

キーが見つからず失敗した場合でも、終了しません。

--files-from=FILE

FILEからソースファイル名のリストを読みます。 標準入力から読み込むには - を使用してください。

--region=REGION, --bucket-location=REGION

バケットを作成するリージョンを指定します。

--reduced-redundancy, --rr

putcpmvコマンド使用時、'低冗長化' でオブジェクトを保存します。GBあたりの価格が下がります。

--no-reduced-redundancy, --no-rr

putcpmvコマンド使用時、'低冗長化' せずにオブジェクトを保存します。GBあたりの価格が高くなります。

--access-logging-target-prefix=LOG_TARGET_PREFIX

cfmodifyおよびaccesslogコマンド使用時、アクセスログのターゲットプレフィックス(S3 URI)を指定します。

--no-access-logging

cfmodifyおよびaccesslogコマンド使用時、アクセスログ出力を無効にします。

--default-mime-type=DEFAULT_MIME_TYPE

格納されているオブジェクトのデフォルトのMIMEタイプを指定します。 アプリケーションのデフォルトはbinary/octet-streamです。

-M, --guess-mime-type

拡張子またはMIME magicでファイルのMIMEタイプを推測します。 -default-mime-typeオプションで指定されているデフォルトのMIMEタイプにフォールバックします。

--no-guess-mime-type

MIMEタイプを推測せず、代わりにデフォルトのタイプを使用します。

--no-mime-magic

MIMEタイプを推測するときに、mime magicを使用しません。

-m MIME/TYPE, --mime-type=MIME/TYPE

MIMEタイプを強制します。 --default-mime-type--guess-mime-typeの両方をオーバーライドします。

--add-header=NAME:VALUE

アップロード要求に指定されたHTTPヘッダーを追加します。 複数回使用できます。 例えば、このオプションを使用して 'Expires'または 'Cache-Control'ヘッダー(あるいはその両方)を設定します。

--remove-header=NAME

modifyコマンド使用時、指定されたHTTPヘッダを削除します。 複数回使用できます。 たとえば、このオプションを使用して 'Expires 'または 'Cache-Control 'ヘッダー(あるいはその両方)を削除します。

--server-side-encryption

putsynccpmodifyコマンド使用時、オブジェクトを配置する際にサーバー側の暗号化を使用するように指定します。

--encoding=ENCODING

自動検出された端末とファイルシステムのエンコーディング(文字セット)をENCODINGで上書きします。

--add-encoding-exts=EXTENSIONs

S3へのアップロード時に、[css, js, html]などコンマ区切りの拡張子にエンコードを追加します。

--verbatim

コマンドラインで指定されているS3名を使用してください。 前処理やエンコードなどは行われません。注意して使用してください。

--disable-multipart

--multipart-chunk-size-mbで指定されたファイルサイズより大きいファイルはマルチパートアップロードを無効にします。

--multipart-chunk-size-mb=SIZE

マルチパートアップロードの各チャンクのサイズを指定します。 SIZEより大きいファイルはマルチスレッド - マルチパートとして自動的にアップロードされ、小さいファイルは従来の方法でアップロードされます。 SIZEはメガバイト単位で、デフォルトのチャンクサイズは15MB、最小許容チャンクサイズは5MB、最大は5GBです。

--list-md5

lsコマンド使用時、バケットリストにMD5チェックサムを含めます。

-H, --human-readable-sizes

判読可能な形式でサイズを表示します(例:1234→1kB)。

--ws-index=WEBSITE_INDEX

ws-createコマンド使用時、index-documentを指定します。

--ws-error=WEBSITE_ERROR

ws-createコマンド使用時、error-documentを指定します。

--expiry-date=EXPIRY_DATE

expireコマンド使用時、有効期限ルールがいつ有効になるかを示します。

--expiry-days=EXPIRY_DAYS

expireコマンド使用時、オブジェクトの作成から有効期限ルールが有効になるまでの日数を示します。

--expiry-prefix=EXPIRY_PREFIX

expireコマンド使用時、有効期限ルールが適用されるプレフィックスを使用して1つ以上のオブジェクトを識別します。

--progress

進行状況メーターを表示します(TTYのデフォルト)。

--no-progress

進行状況メーターを表示しません(TTYでない場合のデフォルト)。

--enable

cfmodifyコマンド使用時、特定のCloudFrontディストリビューションを有効にします。

--disable

cfmodifyコマンド使用時、特定のCloudFrontディストリビューションを無効にします。

--cf-invalidate

CloudFrontにアップロードされたファイルを無効にします。 [cfinval]コマンドも参照してください。

--cf-invalidate-default-index

Custom OriginおよびS3静的Webサイトを使用している場合は、デフォルトのインデックスファイルを無効にします。

--cf-no-invalidate-default-index-root

Custom OriginおよびS3静的Webサイトを使用している場合は、デフォルトのインデックスファイルへのパスを無効にしません。

--cf-add-cname=CNAME

cfcreateおよびcfmodifyコマンド使用時、指定されたCNAMEをCloudFrontディストリビューションに追加します。

--cf-remove-cname=CNAME

cfmodifyコマンド使用時、指定されたCNAMEをCloudFrontディストリビューションから削除します。

--cf-comment=COMMENT

cfcreateおよびcfmodifyコマンド使用時、CloudFrontディストリビューションにCOMMENTを設定します。

--cf-default-root-object=DEFAULT_ROOT_OBJECT

cfcreateおよびcfmodifyコマンド使用時、URLにオブジェクトが指定されていない場合に返されるデフォルトのルートオブジェクトを相対パスで設定します。

(例:/default/index.html または s3://bucket/default/index.html → default/index.html)

-v, --verbose

詳細出力を有効にします。

-d, --debug

デバッグ出力を有効にします。

--version

s3cmdのバージョンを表示します。

-F, --follow-symlinks

通常のファイルであるかのようにシンボリックリンクに対応します。

--cache-file=FILE

ローカルソースのMD5チェックサムを含むキャッシュファイルを指定します。

-q, --quiet

標準出力へ出力せずに実行します。

--ca-certs=CA_CERTS_FILE

システムデフォルトの代わりに使用するSSL CA証明書ファイルへのパスを指定します。

--check-certificate

SSL証明書の有効性を確認します。

--no-check-certificate

SSL証明書の有効性を確認しません。

--signature-v2

新しい署名方法の代わりにAWS Signatureバージョン2を使用します。 まだAWS Signature v4を搭載していないS3ライクなシステムに役立ちます。

コマンド

バケットを作成する

s3cmd mb s3://BUCKET

バケットを削除する

s3cmd rb s3://BUCKET

バケットまたはオブジェクトを一覧表示する

s3cmd ls [s3://BUCKET[/PREFIX]]

すべてのバケットのすべてのオブジェクトを一覧表示する

s3cmd la

バケットにファイルをアップロードする

s3cmd put FILE [FILE...] s3://BUCKET[/PREFIX]

バケットからファイルをダウンロードする

s3cmd get s3://BUCKET/OBJECT LOCAL_FILE

バケットからファイルを削除する

s3cmd del s3://BUCKET/OBJECT
s3cmd rm s3://BUCKET/OBJECT	# del のエイリアス

アーカイブからファイルを復元する

s3cmd restore s3://BUCKET/OBJECT

ディレクトリツリーをS3と同期する

オプションで上書きされない限り、sizeとmd5チェックサムを使用してファイルの鮮度をチェックします。

s3cmd sync LOCAL_DIR s3://BUCKET[/PREFIX] or s3://BUCKET[/PREFIX] LOCAL_DIR

バケットの使用量を確認する

s3cmd du [s3://BUCKET[/PREFIX]]

バケットやファイルに関する情報を取得する

s3cmd info s3://BUCKET[/OBJECT]

バケット間でオブジェクトをコピーする

s3cmd cp s3://BUCKET1/OBJECT1 s3://BUCKET2[/OBJECT2]

オブジェクトのメタデータを変更する

s3cmd modify s3://BUCKET1/OBJECT

バケット間でオブジェクトを移動する

s3cmd mv s3://BUCKET1/OBJECT1 s3://BUCKET2[/OBJECT2]

バケットやファイルのアクセスコントロールリスト (ACL)を変更する

s3cmd setacl s3://BUCKET[/OBJECT]

バケットポリシーを変更する

s3cmd setpolicy FILE s3://BUCKET

マルチパートアップロードを表示する

s3cmd multipart s3://BUCKET [Id]

マルチパートアップロードを中止する

s3cmd abortmp s3://BUCKET/OBJECT Id

マルチパートアップロードのパートを一覧表示する

s3cmd listmp s3://BUCKET/OBJECT Id

バケットのアクセスログ出力を有効化または無効化する

s3cmd accesslog s3://BUCKET

秘密鍵を使って任意の文字列に署名する

s3cmd sign STRING-TO-SIGN

有効期限付きの限定公開アクセスを提供するためにS3 URLに署名する

s3cmd signurl s3://BUCKET/OBJECT <expiry_epoch|+expiry_offset>

バケット内の無効なファイル名を修正する

s3cmd fixbucket s3://BUCKET[/PREFIX]

バケットからウェブサイトを作成する

s3cmd ws-create s3://BUCKET

ウェブサイトを削除する

s3cmd ws-delete s3://BUCKET

ウェブサイトの情報を表示する

s3cmd ws-info s3://BUCKET

バケットの有効期限ルールを設定または削除する

s3cmd expire s3://BUCKET

バケットのライフサイクルポリシーを設定する

s3cmd setlifecycle s3://BUCKET

バケットのライフサイクルポリシーを削除する

s3cmd dellifecycle s3://BUCKET

CloudFrontディストリビューションを一覧表示する

s3cmd cflist

CloudFrontディストリビューションのパラメータを表示する

s3cmd cfinfo [cf://DIST_ID]

CloudFrontディストリビューションを作成する

s3cmd cfcreate s3://BUCKET

CloudFrontディストリビューションを削除する

s3cmd cfdelete cf://DIST_ID

CloudFrontディストリビューションのパラメータを変更する

s3cmd cfmodify cf://DIST_ID

CloudFrontの無効リクエストのステータスを表示する

s3cmd cfinvalinfo cf://DIST_ID[/INVAL_ID]
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