Gemini CLI × Zapier MCP セットアップと活用ガイド 🚀
概要
- Gemini CLI を使い、ターミナルから自然言語で外部サービス連携を実現。
- Zapierの Model Context Protocol (MCP) サーバーを介して、アクションツールを呼び出せるようにします。
- 本記事では Zapier MCP サーバーの作成〜Gemini CLIへの設定〜実際の操作までを解説します。
前提条件
- Gemini CLI はインストール済(割愛)。
- Zapierアカウントを用意。
1. Zapier MCP サーバーの作成
-
Zapierにログインし、Zapier MCP ダッシュボードへアクセス (mcp.zapier.com)
※ 通常の zapier.com とは違うURLです。 -
+ New MCP Server をクリックし、クライアントとして「Other」または「Gemini CLI」を選択
-
サーバー名を入力し作成。Connect タブの Copy URL で Server URL を取得
# コピーされた形式例
https://mcp.zapier.com/mcp/あなたのID
2. ツール (Action) の登録
- configureタブ + Add tool をクリックし、目的のアプリやアクション(例:Gmail, Calendar, Slackなど)を選択し、Zapier側でアカウント認証を許可
- 必須項目・任意項目を設定し、「AI に生成させる」設定が可能。滅茶苦茶丁寧な説明が書いてあるので安心して下さい。
3. settings.json
の設定
以下いずれかに settings.json
に追加したり作成したりしてください。
- ユーザーレベル:
~/.gemini/settings.json
- プロジェクト単位:プロジェクト直下の
.gemini/settings.json
{
"mcpServers": {
"zapier": {
"command": "npx",
"args": [
"mcp-remote",
"さっきコピーしたServerURLをここにペースト",
"--transport",
"http-only"
],
"trust": true
}
}
}
Server URL を変更忘れずに
Server URL は外部に漏れないように注意!!
4. 接続確認と基本操作
接続確認
$ gemini
> /mcp
- このコマンドで Zapier MCP サーバーへの接続状態と、登録したツール一覧が表示されます
実際の例
/mcp
Google カレンダーに「明日 15:00〜16:00」でミーティングを追加してください
→ Zapier 経由でカレンダーにイベントが追加されます。
5. 補足ポイントまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
認証 | アクションごとにZapier側でOAuth認証が必要。 |
権限制御 | ダッシュボードでツールごとにON/OFF切替可能 |
レート制限 | 無料枠で 80 回/時、160 回/日、300 回/月の制限あり |
エラー確認 | CLIの出力とZapierの履歴タブでデバッグ可能。 |
✅ まとめ
- ZapierでMCPサーバー作成 → サーバーURLを取得
- Gemini CLIの
settings.json
に設定 -
/mcp
で接続確認 - 自然言語で外部アクションを実行するだけ
Gemini CLI × Zapier MCPにより、「会話→外部サービス連携」がコマンド操作だけで完結し、開発効率と操作性が格段に向上します。
🎉 これだけでこんなことができる!
「明日15時からミーティング入れて」で → Googleカレンダーに即反映
「来週の水曜にリマインダー送って」で → GmailやSlackに通知
「この内容スプレッドシートに追加して」で → Google Sheetsに追記
→ しかも全部“チャットで話すだけ”で完了!