前回は、電車の中でOculusQuestをかぶってゲームなどをするとどうなるかを実験した。
新幹線に乗る機会が訪れたので、今回は新幹線でどうなるかを実験した。
共通条件
実施した内容で共通する条件は、以下になる。
- 新幹線で着座した状態
- 静止モードでプレイ
- プレイしたゲームは「Bait!」(釣りゲー)
実施内容
実施内容は以下になる。
- 窓の外の景色が把握できない場合
- 窓の外の景色が把握できる場合
実施結果
窓の外の景色が把握できない場合
追加条件は以下になる。
- 進行方向を向いている
- 窓はブラインドを完全に下げている
結果は、途中でトラッキングが失われた。
速度に影響されているようで、速度が落ちると、自分が勝手に前に進んだ。
一定速度ではある程度安定していたが、新幹線の振動が分かるくらい、VR内の物が小さく振動していた。
ゆるやかなカーブは影響ないようだが、カーブ時に速度が落ちるとズレる。
窓の外の景色が把握できる場合
追加条件は以下になる。
- 窓を向いている
- 視界の大半が外の景色(移動している状況)
結果は、トラッキングし続けて、ホーム画面に移らなかった。
まとめ
OculusQuestは新幹線に向いてなさそうだった。
OculusGoの場合は、カーブなどで少しずつズレていくだけで済んだが、OculusQuestはトラッキングが失われて、プレイ自体が中断されてしまう。
3DoFモードが出てくれば、解消されそうだが、現状では旅のお供はOculusGoの方が良さそう。
次は3DoFモードが出たら、今回の問題が解消されるのか試してみたい。