先日社内で忘年会したときに実施した「羊男ゲーム」というワードウルフをベースにしたゲームについてご紹介します。
最近社内で「エンジニアにとってコミュニケーション能力は重要だ」的な建前で、AmongUsなどの対話形式で進めるゲームをみんなでやりたいという意見が上がっていました。
そうしたなかで今年の忘年会の幹事を私が務めることとなり、できればベテランから若手までが共通の話題を通じて盛り上がれるアクテビティを取り入れたいと考え、企画したのが「羊男ゲーム」になります!
既存の対話形式のゲームの難点
もともとは人狼ゲームやワードウルフなどの手軽にできそうな対話形式のゲームを実施しようと考えていたのですが、以下の都合からゲームを自作する必要があると判断しました。
- ゲームに使える時間には限りがある
- ゲームに景品を用意する都合上、人狼などの特殊な役割があると、プレイヤー間の公平性が損なわれる
コンセプト
羊男ゲームは、ワードウルフにチーム戦形式でプレイできるような修正を加え、プレイヤーの役割の公平性を保ちながらプレイできるゲームになっています。
※ワードウルフのルールをご存じないかたは、こちらをご参照ください。
ゲーム名の「羊男」は、私が最近読んだ村上春樹の羊をめぐる冒険に出てくる同名のキャラクターから取っています。人狼の対になる言葉で真っ先に思い浮かんだ言葉だったのでこの名前にしました。
ルール
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ワードウルフの要領でゲームマスターがゲームのお題とそのお題に沿ったワード、ゲームの制限時間を伝えてゲームをスタートします
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プレイヤーは自分と同じワードのプレイヤーを探したり、他のプレイヤーの仲間のふりをしながらゲームを進めていきます
割り振られたワードをカミングアウトする行為はNGです
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制限時間を過ぎたら、プレイヤーはゲームマスター宛てに同じワードが割り振られていると思う人物の名前を投票(DM)し、ゲームマスターは以下の配点に従って点数を計算します
- 同じ単語が割り振られた人物に投票したプレイヤーには5点
- 投票を受けたプレイヤーは投票者の数×3点
例)
4人プレイで同じワードの人物に投票し、他の2人の人物から投票をされたプレイヤーの得点
→ 5点 + 6点(3点×2人) = 合計11点
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計算した点数をもとに順位付けをして、上位入賞者には景品を贈呈します
- 今回は上位3人に景品を贈呈しました
実際にプレイした環境
- 参加人数:17人(うちゲームマスター1人)
- 割り振り:
テーブルが大体4人ずつで区切られていたので、4人1組でテーブルごとにお題を割り振って実施
テーブルA
お題 | ワード① | ワード② |
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今年の紅白出場歌手 | MISIA | 椎名林檎 |
テーブルB
お題 | ワード① | ワード② |
---|---|---|
スポーツブランド | ニューバランス | アンダーアーマー |
テーブルC
お題 | ワード① | ワード② |
---|---|---|
人気ゲームシリーズ | ドラゴンクエスト | モンスターハンター |
テーブルD
お題 | ワード① | ワード② |
---|---|---|
国民的アニメ | ちびまる子ちゃん | サザエさん |
採点結果(上位3人の点数)
- 1位:14点(テーブルAのプレイヤー)
- 2位タイ:11点(テーブルBとCから1人ずつ)
成績上位は普段から多くの方々とコミュニケーションをとる機会の多いキャリア10年以上のベテランエンジニアに独占されました。
感想
- どのテーブルでも若手からベテランまでゲームをしながらコミュニケーションを取れていたので、企画としては成功だったと捉えています
- ワードウルフに比べて他のワードが何かを予想する場面が多いことから、お題に沿ったワードの組み合わせにより繊細さが求められるように感じました
もしこちらのゲームに興味を持っていただけた方がいらっしゃったら、このページの内容をもとに自分なりのアレンジなどをして楽しんでもらえれば幸いです!