MacでDjangoとPostgresqlを接続する
MacOSでDjangoプロジェクトでPostgreSQLを使用するための設定とインストール方法について説明します。
1. PostgreSQLのインストール
Homebrewのインストール
Homebrewがインストールされていない場合、以下のコマンドをターミナルで実行してインストールします。
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
PostgreSQLのインストール
Homebrewを使ってPostgreSQLをインストールします。
brew install postgresql
2. PostgreSQLの起動と設定
PostgreSQLの起動
PostgreSQLサービスを起動します。
brew services start postgresql
データベースとユーザーの作成
以下のコマンドを使ってPostgreSQLに接続します。
psql postgres
次に、以下のSQLコマンドを実行して、データベースとユーザーを作成します。
CREATE DATABASE mydatabase;
CREATE USER myuser WITH PASSWORD 'mypassword';
ALTER ROLE myuser SET client_encoding TO 'utf8';
ALTER ROLE myuser SET default_transaction_isolation TO 'read committed';
ALTER ROLE myuser SET timezone TO 'UTC';
GRANT ALL PRIVILEGES ON DATABASE mydatabase TO myuser;
mydatabase
、myuser
、およびmypassword
は任意の名前に変更してください。
3. Djangoプロジェクトの設定
PostgreSQL用のパッケージのインストール
DjangoがPostgreSQLに接続できるようにするために、psycopg2
パッケージをインストールします。
pip install psycopg2-binary
settings.py
の編集
Djangoプロジェクトのsettings.py
ファイルを開き、データベース設定を以下のように変更します。
DATABASES = {
'default': {
'ENGINE': 'django.db.backends.postgresql',
'NAME': 'mydatabase',
'USER': 'myuser',
'PASSWORD': 'mypassword',
'HOST': 'localhost',
'PORT': '5432',
}
}
4. マイグレーションの実行
データベースの設定が完了したら、マイグレーションを実行してDjangoのデータベーススキーマを作成します。
python manage.py migrate
これでDjangoプロジェクトがPostgreSQLを使用するように設定されました。python manage.py runserver
を実行して、正常に動作することを確認してください。
5. トラブルシューティング
もし何らかのエラーが発生した場合、以下の点を確認してください。
- PostgreSQLが正しく起動しているか:
brew services list
で確認できます。 - データベース名、ユーザー名、パスワードが正しいか:
psql
にログインして確認できます。 -
psycopg2-binary
パッケージが正しくインストールされているか:pip list
で確認できます。
これでMacOS上でDjangoプロジェクトをPostgreSQLと連携させるための設定は完了です。
6. HomebrewでインストールしたPostgreSQLのバックグランド実行を停止する
brew services stop postgresql
これにより、PostgreSQLサービスが停止し、バックグラウンドでの実行が切られます。