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複数のgithubアカウントをノンストレスで運用する方法(脱ssh鍵設定)(git credential helperの活用)

Last updated at Posted at 2020-04-13

はじめに

githubは公式でも言っているように、基本的に1人1アカウントで運用することが推奨されています。
しかし、様々な事情で複数のGithub Accountを利用している人も多いのではないでしょうか。
そんな時に困るのが、git commandを使用する時の認証だと思います。

実際にググってみると、以下のような回避方法がありました。

  1. ssh keyを登録して、ssh configを設定して切り分ける方法(一番王道)
  2. 1つのリポジトリだけであれば、 https://username:password@github.com/xxx/xxx でcloneする方法(リポジトリ一つならこれが圧倒的に楽)
  3. .netrc を切り替えて使う方法 (sshの設定しなくていいけど、手動切り替え)

しかし、sshの鍵登録するのもいやだし、すべてのremote設定を git:// にするのも面倒。 go mod もノンストレスで動いて欲しいし、httpsでやりたいけど、毎回手動で切り替えもしたくないとずっと悩んでいました。

そこで少し調べてみると、 git-credential-helper を使えば、うまいこといくんじゃないかと思い、なんとかうまくいきそうだったので、共有します。

git-credential-substitute

image.png

  • 今回 git-credential を利用するにあたって、 git-credential-substitute というものを自作しました。
  • git credential helperを使って、organization単位でのgit認証情報を切り替えます。
  • substitute は linuxの su (substitute user) を意識して名付けました

機能

  • 各githubユーザのクレデンシャルを保存し、organization情報をもとに、適切なクレデンシャルを使用する
  • どのorganizationにも該当しない場合は、デフォルトのクレデンシャルを使用します。
  • gitディレクトリにある場合は、originの組織情報を元にクレデンシャルを判断して使用します。

注意点

  • この git-helper-substituteosxkeychain と一緒には使えません。この osxkeychain の設定をすべて無効にする必要があります。
  • こちらのツールは、push cloneなどの remote repository (githubなど) の認証を切り替える方法です。コミットユーザの切り替えはできませんので、そちらは @ryuta69 さんが書いてくださった コメント を参考にしてください。

設定方法

  • git-credential-substituteのインストール
macOS
brew tap sadayuki-matsuno/git-credential-substitute
brew install git-credential-substitute
golang
go get -u github.com/sadayuki-matsuno/git-credential-substitute

goの環境がある人は上記のコマンドでok。ない人は release からダウンロードが必要

  • $HOME/.git-secret.json の作成
$HOME/.git-secret.json
{
  "another-organization": {
    "username": "another-github-username",
    "password": "xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx"
  },
  "default": {
    "username": "sadayuki-matsuno",
    "password": "xxxxxxxxxxxxxxxx"
  }
}

passwordはpersonal token推奨
オーガニゼーションと認証情報のjsonを作成、defaultはデフォルトで利用される認証情報。

  • git-credential-substitute が実行できることを確認
git-credential-substitute

It's working fine.

これが実行できない場合は、PATHの問題の可能性があるので、実行できるように設定する

  • git-credential-helper の確認
git config --show-origin --get credential.helper
  • git-credential-helper の設定変更
git config --global credential.helper substitute

  • git-credential-healper の値が変わっていることを確認する
git config --show-origin --get credential.helper

file:$HOME/.gitconfig    substitute
git config --system --show-origin --get credential.helper

globalとsystemにgitconfigの設定があるので、どちらもチェックして、 osxkeychain がないことを確認する。ある場合は、設定を削除する

  • sysytemに設定されている git-credential-helper を削除 (osxkeychainが設定されている時に実行)
git config --system --unset credential.helper

使い方

  • git clone
    • 現在のディレクトリを使ってクレデンシャル情報を判断するので、git cloneをする際にはorganization名のディレクトリを最初に作成し、そのディレクトリの中で git clone します。
mkdir `${organization_name}`
cd `${organization_name}`
git clone https://github.com/${organization_name}/xxxx
  • その他のgit command
    • git ディレクトリ内でgit commandを利用する場合は、自動的にoriginのorganizationを使って認証情報を決定します。

最後に

認証情報を暗号化するとか、remote origin以外にpushするのにどうするかとかまだまだ課題はありますが、
一旦個人的にはとても満足しています。是非使ってみていただいて、意見や、PRいただけると嬉しいです。

windowsは試して無いですが、mac, linuxは動くはずです。

image.png
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