GitHub ActionsでPostgreSQLの最大接続数を設定する

経緯

今まで通ってたGHAのテストが突然落ちるようになりました。
ローカルでは問題なく通るのに、GHAのワークフローだと落ちる。
Actionsタブからログを確認すると、どうやら最大接続数が足りなくなり、論理データベースを立ち上げるインテグレーションテストが失敗しているようでした。

この記事では、GHAのワークフローでPostgreSQLの最大接続数(max_connection)を設定する方法を記します。

解決方法

前提

もともとのPostgresの設定は以下です。

# ...
jobs:
  test:
    name: Test
    runs-on: ubuntu-latest
    services:
      postgres:
        image:
          postgres: 12
        env:
          POSTGRES_USER: postgres
          POSTGRES_PASSWORD: password
          POSTGRES_DB: postgres
        ports:
          - 5432:5432
    steps:
# ...

steps を追記

DockerコンテナにSSH接続して、PostgresSQLの設定ファイルを編集します。

# ...
jobs:
  test:
    name: Test
    runs-on: ubuntu-latest
    services:
      postgres:
        image: postgres: 12
        env:
          POSTGRES_USER: postgres
          POSTGRES_PASSWORD: password
          POSTGRES_DB: postgres
        # [追加]
        options: >-
          --name my_postgres
        ports:
          - 5432:5432
    # [追加]
    steps:
      - name: Increase max connections
      - run: |
         docker exec -i my_postgres_container bash << EOF
           sed -i -e 's/max_connections = 100/max_connections = 1000/' /var/lib/postgresql/data/postgresql.conf
         EOF
# ...

最大接続数はデフォルトでは100に設定されていますが設定ファイルを直接書き換えて1000に増やしています。

更に変更を反映させるために、コンテナを再起動させます。

    steps:
      - name: Increase max connections
      - run: |
         docker exec -i my_postgres_container bash << EOF
           sed -i -e 's/max_connections = 100/max_connections = 1000/' /var/lib/postgresql/data/postgresql.conf
         EOF
        # [追加]
         docker restart --time 0 my_postgres
         sleep 5

docker restartでコンテナを一度をkillする際、デフォルトでは10秒待つ設定になっているので --time 0 を指定しています。
sleep 5 はコンテナが起動するのを待つためです。

おわりに

これで最大接続数を増加させる設定は完了です。
しかし、これが最適なやり方なのかはわかりません。もっとスマートなやり方があったら教えてほしいです🙁