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もう逃げない。基礎から学ぶDocker入門 / Dockerの基本操作(イメージの作成, コンテナの起動, 停止, 削除)(2/9)

Last updated at Posted at 2021-09-23

はじめに

今まで、全然理解できていなくて逃げてたDockerに関して、しっかり理解していこうと思います。

コレまで、便利なんだろうなと思いながらも、逃げてました。

なので、開発環境では使いこなせるスキルにまでは理解したいと思います。

あと、暗記してたDockerコマンドを1つ1つ理解していきます。

以下のような順番で勉強していきます。

Dockerのイメージとコンテナの基本操作

アプリケーションを作成して、Dockerで実行する基本的な流れは大まかに以下になります

IMG_AF56A8F04EEB-1.jpeg

  • アプリケーションコードの用意
  • Dockerfileの用意
  • 上記2つをDockerイメージの雛形として、Dockerイメージを作成
  • Dockerイメージからコンテナを作成し、起動

この流れに沿って、やっていきます。

アプリケーションコードの用意

RubyでWebサーバを用意して、TOPページにアクセスしたらHelloと出力するやつを作ります。

worikng directory

practice_docker
├ Dockerfile
└ main.rb

Ruby で簡易的なwebサーバーを作成する

require 'webrick'

# サーバーの初期設定
server = WEBrick::HTTPServer.new(
  DocumentRoot: './',
  BindAddress: '0.0.0.0',
  Port: 8000
)

# TopページアクセスしたらHelloを返す設定
server.mount_proc('/') do |req, res|
  res.body = 'hello'
end

# サーバーの起動
server.start

簡易的な内容なのでツッコミ不要です。

Dockerファイルの用意

詳しくは説明しますが、Dockerファイルとはイメージの雛形になり、それを作ります。

Dockerファイルには主に以下の内容を書いていきます。

  • ベースとなるイメージ
  • ライブラリ
  • アプリケーションコード

この内容を元に、イメージを作成します。

FROM ruby:2.7

RUN mkdir /var/www
COPY main.rb /var/www

CMD ["ruby", "/var/www/main.rb"]
  • FROMは rubyのバージョンは2.7と指定
  • RUNは コマンドの実行、実際にRUNの右側に書いてあるのは読んで字の如くですね
  • COPYmain.rb/var/wwwに置くよ、という内容
  • CMDは Dockerイメージを作成・起動した時の実行するコマンドの指定
    • 今回は、実態ファイルmain.rbを実行せよという意味です

イメージの作成

これで、アプリケーションコードと、Dockerファイルというイメージを作成するための下準備が整いました。

ここからは、イメージを作成していきましょう。

基本的なコマンドはdocker image buildです。

docker image build -t sample/webrick:latest .

オプションの -t は今回、sample/webrick:latestという名前をつけますという意味

名前はなんでもいい/今回はwebrick使うので安易な名前だけどwebrickとした/最新バージョンなのでlatest
sample/webrick:latest

参考

.はカレントディレクトリのDockerファイルを参照するということをやってます

それでは、イメージを作成していきましょう。

(base) ~/P/practice_docker ❯❯❯ docker image build -t sample/webrick:latest .

[+] Building 67.6s (8/8) FINISHED
 => [internal] load build definition from Dockerfile                                                                                                                                                       0.1s
 => => transferring dockerfile: 131B                                                                                                                                                                       0.0s
 => [internal] load .dockerignore                                                                                                                                                                          0.0s
 => => transferring context: 2B                                                                                                                                                                            0.0s
 => [internal] load metadata for docker.io/library/ruby:2.7                                                                                                                                                3.3s
 => [1/3] FROM docker.io/library/ruby:2.7@sha256:29cb031943ce6279ad88af96a29f2843fc37e33c705b6d511e23326e8cad1592                                                                                         63.1s
 => => resolve docker.io/library/ruby:2.7@sha256:29cb031943ce6279ad88af96a29f2843fc37e33c705b6d511e23326e8cad1592                                                                                          0.0s
 => => sha256:d2d425f2fea63cf7390882a28ba32f877d2e19dd38592e978cc7643ed388afb9 7.29kB / 7.29kB                                                                                                             0.0s
 => => sha256:2756ef5f69a5190f4308619e0f446d95f5515eef4a814dbad0bcebbbbc7b25a8 5.15MB / 5.15MB                                                                                                             3.2s
 => => sha256:29cb031943ce6279ad88af96a29f2843fc37e33c705b6d511e23326e8cad1592 1.86kB / 1.86kB                                                                                                             0.0s
 => => sha256:27602366229f69bdfad44d27db27a85d6da4ae3a2a43dbabe8b0dd9eb9f41267 2.00kB / 2.00kB                                                                                                             0.0s
 => => sha256:955615a668ce169f8a1443fc6b6e6215f43fe0babfb4790712a2d3171f34d366 54.93MB / 54.93MB                                                                                                          17.1s
 => => sha256:911ea9f2bd51e53a455297e0631e18a72a86d7e2c8e1807176e80f991bde5d64 10.87MB / 10.87MB                                                                                                           6.1s
 => => sha256:27b0a22ee906271a6ce9ddd1754fdd7d3b59078e0b57b6cc054c7ed7ac301587 54.57MB / 54.57MB                                                                                                          22.9s
 => => sha256:8584d51a9262f9a3a436dea09ba40fa50f85802018f9bd299eee1bf538481077 196.45MB / 196.45MB                                                                                                        33.6s
 => => sha256:4cc0225b12dba7873a1c73379908bbb2c66514129663f6e5f022ee4dff6ba799 198B / 198B                                                                                                                17.6s
 => => sha256:96ae2b648fae87777d3b8700a23b9bb506fbf0bf8bc7642857a31a3df9898194 14.51MB / 14.51MB                                                                                                          22.7s
 => => extracting sha256:955615a668ce169f8a1443fc6b6e6215f43fe0babfb4790712a2d3171f34d366                                                                                                                 11.6s
 => => sha256:07a5886d0a5ff026d91e07f7670ba6398fe6a266b301a5ebf1a7a40f78bebf76 173B / 173B                                                                                                                23.9s
 => => extracting sha256:2756ef5f69a5190f4308619e0f446d95f5515eef4a814dbad0bcebbbbc7b25a8                                                                                                                  2.1s
 => => extracting sha256:911ea9f2bd51e53a455297e0631e18a72a86d7e2c8e1807176e80f991bde5d64                                                                                                                  0.6s
 => => extracting sha256:27b0a22ee906271a6ce9ddd1754fdd7d3b59078e0b57b6cc054c7ed7ac301587                                                                                                                  6.3s
 => => extracting sha256:8584d51a9262f9a3a436dea09ba40fa50f85802018f9bd299eee1bf538481077                                                                                                                 19.4s
 => => extracting sha256:4cc0225b12dba7873a1c73379908bbb2c66514129663f6e5f022ee4dff6ba799                                                                                                                  0.0s
 => => extracting sha256:96ae2b648fae87777d3b8700a23b9bb506fbf0bf8bc7642857a31a3df9898194                                                                                                                  1.5s
 => => extracting sha256:07a5886d0a5ff026d91e07f7670ba6398fe6a266b301a5ebf1a7a40f78bebf76                                                                                                                  0.0s
 => [internal] load build context                                                                                                                                                                          0.0s
 => => transferring context: 338B                                                                                                                                                                          0.0s
 => [2/3] RUN mkdir /var/www                                                                                                                                                                               0.7s
 => [3/3] COPY main.rb /var/www                                                                                                                                                                            0.1s
 => exporting to image                                                                                                                                                                                     0.1s
 => => exporting layers                                                                                                                                                                                    0.0s
 => => writing image sha256:a1136785b9176e2a25e7a3a206745ce19cdd5d6c97ae7f53884f7fa5181428e6                                                                                                               0.0s
 => => naming to docker.io/sample/webrick:latest

イメージが作れたことの確認コマンドは以下

docker image ls

REPOSITORY       TAG       IMAGE ID       CREATED         SIZE
sample/webrick   latest    a1136785b917   2 minutes ago   864MB
hello-world      latest    d1165f221234   6 months ago    13.3kB

今存在しているイメージのリストが出力されました。

ちゃんと名前つけたsample/webrickがありましたね。

うまくイメージが作成できたっぽいですね。

イメージからコンテナを作成し、起動させる

イメージ作成できたので、今度はイメージからコンテナを作成をして、起動させます。

基本的なコマンドはdocker container runです。

docker container run -p 8000:8000 --name webrick sample/webrick:latest

作成と起動をセットでやりました。

-pはportの指定です。

-p 8000:8000はローカルの8000番ポートを、dockerの8000番ポートに接続させています。

ポートはアプリケーションの宛先的なやつですね。

dockerは、1つの独立した環境なので、外部のローカルPCから何かする場合は、お互いのポート番号の指定が必要になります。

左側は、なんでもいいのですが、

右側のdockerのポートはmain.rbでサーバの設定でport: 8000を指定したので右側は8000を指定する必要があります。

--name xxxコンテナに名前をつけています。コンテナに名前をつけると、後々、操作する時に楽なので名前をつけています。

最後はイメージ名の指定です。

なんのイメージからコンテナを作成するかの指定です。

今回のイメージはsample/webrick:latestですね。

docker container run -p 8000:8000 --name webrick sample/webrick:latest

[2021-09-23 14:18:48] INFO  WEBrick 1.6.1
[2021-09-23 14:18:48] INFO  ruby 2.7.4 (2021-07-07) [x86_64-linux]
[2021-09-23 14:18:48] INFO  WEBrick::HTTPServer#start: pid=1 port=8000

おそらくコンテナが立ち上がった(サーバが立ち上がった)ぽい。

今回は、webサーバ作成したので port: 8000 にアクセスして確かめましょう。

requestのbodyにhello的な文言仕込んだのでそれが出力されればOKです。

http://localhost:8000/

で、ブラウザから hello と出力されればOKです。

:thumbsup:

コンテナの停止

起動中のコンテナを確認します。

docker container ls  
                                                                                                                                                    
CONTAINER ID   IMAGE                   COMMAND                  CREATED         STATUS          PORTS                                       NAMES
1536301bd55d   sample/webrick:latest   "ruby /var/www/main.…"   8 minutes ago   Up 13 seconds   0.0.0.0:8000->8000/tcp, :::8000->8000/tcp   webrick

おそらく、sample/webrick:latestのサーバが立ち上がってるというか、コンテナ(プロセス)が実行中だと思うので、それをctrl + cで起動中のプロセスを停止できます。

もしくは、以下のコマンドで停止できます。

docker container stop webrick

今度は、docker container lsしても具体的なコンテナは出てきませんね。

コンテナの削除

以下のコマンドでコンテナの削除ができます。

docker container rm webrick

消えましたね。

以上です。

アウトプット100本ノック実施中

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