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もう逃げない。基礎から学ぶDocker入門 / Dockerの基本操作(ログの出力, コンテナの中でプロセスを実行する方法, 使用していない Docker オブジェクトの削除)(3/9)

Last updated at Posted at 2021-09-24

はじめに

今まで、全然理解できていなくて逃げてたDockerに関して、しっかり理解していこうと思います。

コレまで、便利なんだろうなと思いながらも、逃げてました。

なので、開発環境では使いこなせるスキルにまでは理解したいと思います。

あと、暗記してたDockerコマンドを1つ1つ理解していきます。

以下のような順番で勉強していきます。

Dockerの基本操作

よく使うであろうコマンド操作を覚えていきます。

  • ログの出力(docker container logs
  • 指定したコンテナの中でプロセスを実行する方法(docker container exec
  • 使用していない Docker オブジェクトの削除(docker system prune

ログの出力

ログを出力させたいので、再度、dockerコンテナを起動させます。

docker container run -d -p 8000:8000 --name webrick sample/webrick:latest                                                                                                   

dac0475130a1f393026dc81ca6d0ea0207ac1c1268f499c6a77880ec38fc5207

前回にはないオプション(-d)が追加されましたね。

これは、デタッチドモードと言って、バックグラウンドでcontainerを立ち上げるオプションです。

なぜこれをするかというと、バックグラウンドでcontainerを立ち上げると、画面が出力結果で支配されるので(docker container run はデフォでフォアグラウンドモード)。

フォアグラウンドモード( -d を指定しないデフォルト )では、 docker run はコンテナの中でプロセスを開始でき、操作画面上(コンソール)にプロセスの標準入力、標準出力、標準エラーを取り付け(アタッチ)できます。

ここで、http://localhost:8000/にアクセスしてから、以下のログ出力コマンドを実行してみましょう。

docker container logs webrick

[2021-09-24 05:03:04] INFO  WEBrick 1.6.1
[2021-09-24 05:03:04] INFO  ruby 2.7.4 (2021-07-07) [x86_64-linux]
[2021-09-24 05:03:04] INFO  WEBrick::HTTPServer#start: pid=1 port=8000
172.17.0.1 - - [24/Sep/2021:05:10:40 UTC] "GET / HTTP/1.1" 200 5
- -> /
172.17.0.1 - - [24/Sep/2021:05:10:41 UTC] "GET /favicon.ico HTTP/1.1" 200 5
http://localhost:8000/ -> /favicon.ico

こんな感じです。

指定したコンテナの中でプロセスを実行する方法

指定したコンテナの中でプロセスを実行するためのコマンドdocker execを見ていきます。

これは、実行中のdockerコンテナに対して、別のコマンドを実行したいときに役立ちます。

僕自身も実務でよく使いますこれ(よくわからず使ってました :angel:)。

docker container exec webrick ruby -v

# docker container exec コンテナ名 実際のコマンド

ruby 2.7.4p191 (2021-07-07 revision a21a3b7d23) [x86_64-linux]

今回は、コンテナ(webrick)にあるrubyのバージョンを出力しているだけです。

実務ではよく以下のコマンドを実行していました。

docker exec -it {container code} sh

-i: Keep STDIN open even if not attached

標準入力を開き続けるという意味です。

-t: Allocate a pseudo-TTY
疑似ttyを割り当てる。

TTYは、TeleTYpewriter の略。

tty【コマンド】とは、コンピュータさんに対する命令文(コマンド)のひとつであり、接続端末のデバイスファイル名を表示するときに使うUnix系のコマンド

ということは、-itは、dockerコンテナ内で標準入力を開き続け、そこを操作出来るようにする。

実行コマンドはshなので、dockerコンテナ内でシェルを起動するという意味なのでしょうね。

docker container ls

CONTAINER ID   IMAGE                   COMMAND                  CREATED          STATUS          PORTS                                       NAMES
dac0475130a1   sample/webrick:latest   "ruby /var/www/main.…"   44 minutes ago   Up 44 minutes   0.0.0.0:8000->8000/tcp, :::8000->8000/tcp   webrick

なので、以下は同じ結果になりました。

docker exec -it dac0475130a1 sh
docker container exec -it dac0475130a1 sh
docker exec -it webrick sh
docker container exec -it webrick sh

使用していない Docker オブジェクトの削除

dockerに慣れてくるのはいいのですが、そうなると、今度は、使わないイメージとかコンテナが肥大化することがよくあるそうです。

ハードディスクの容量を圧迫してしまいますので、消す方法も覚えます。

そのコマンドが以下です。

docker system prune -a

-aは全てのコンテナに対して実行するというやつです。

実際の結果が以下。

docker system prune -a

WARNING! This will remove:
  - all stopped containers
  - all networks not used by at least one container
  - all images without at least one container associated to them
  - all build cache

Are you sure you want to continue? [y/N] y
Deleted Containers:
dac0475130a1f393026dc81ca6d0ea0207ac1c1268f499c6a77880ec38fc5207

Deleted Images:
untagged: sample/webrick:latest
deleted: sha256:a1136785b9176e2a25e7a3a206745ce19cdd5d6c97ae7f53884f7fa5181428e6
deleted: sha256:d589299c6217c3ba7913e0f3fefddcc091d8dd48aab45f6f666403b2e2b44f11
deleted: sha256:8b98db69df51d82145bc4497b07e4033d3c702d5e0fbb05f185511d07c7161d9
deleted: sha256:4ef38426686a8db4b3a4e91cc80fef26c9ff0806740f90bd98673372a4534676
deleted: sha256:bea8a1d9e6d2ee9e446eeeb648847a6f0b6bb8acf7418f56b1ca8fd96dd1b5f6
deleted: sha256:090b8395b21d6777699d86674baa55fa14a6ef8a29e03dfc3460ad216de6f05f
deleted: sha256:044896171174fe4b8e57958fe9540883daedae0bfc4858023469aaa238bd2388
deleted: sha256:7c8e6d275c16b312f3a9fbd14dac058e0925c3071c61f85c14dd85d070567aa2
deleted: sha256:dde6172a7948c5a7c96cc46703d13946bfd47b726decc1acf48abeda64f32ac4
deleted: sha256:f11c0e4e16dc4cc8c0ffac9ac15db9a7c5091f16a86d53cab55306be2d4891a8
deleted: sha256:799760671c382bd2492346f4c36ee4033cf917400be4354c8b096ecef88df34b

Total reclaimed space: 863.7MB

container name sample/webrickが消えたことがわかりますね!

ハードディスクから863.7MBの容量が空いたこともわかりますね。

これが、使わないイメージ・コンテナの削除の方法です。

以上です。

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