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新卒入社1年目社員が Java コミュニティに飛び込んでみたら世界が広がった話

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はじめに

自己紹介

名前:
緑川 諒 (みどりかわ りょう)

所属:
日本 IBM にて、テクニカルセールス (技術営業) をしています。
担当製品は、主に Java (Java EE / Jakarta EE) で開発された業務アプリケーションを実行・管理するアプリケーションサーバー (WebSphere Application Server / WebSphere Liberty) です。

入社年月:
2025年4月 (2025年7月から現在 OJT) の新卒入社1年目です。

特に私がカバーしている技術領域:
アプリケーションサーバー
Java
Java EE / Jakarta EE

本記事について

本記事は、新卒入社1年目の筆者が Java コミュニティに参加して感じたことを、リアルな視点でまとめたものです。

構成は以下の通りです:

  • Java コミュニティに参加したきっかけ
  • 参加した 2 つの Java イベントの概要と感想
  • 日本の Java コミュニティ「JJUG」と「JWUG」の紹介
  • コミュニティ参加を通じて得たことと今後の目標

Java コミュニティに参加するきっかけ

新卒1年目で、主に Java で開発されたアプリケーションを管理するアプリケーションサーバーの製品をテクニカルセールス (技術営業) という役割で担当することになりました。そこで、アプリケーションサーバーについて学んでいくうちに、もっと Java の理解を深めたいということで、先輩社員にお誘いいただき参加することとなりました。

JakartaOne 2025 Japan への参加

イベント概要

イベント名:
JakartaOne 2025 Japan

開催日:
2025年7月30日 (水)

開催場所:
日本マイクロソフト株式会社(品川)

概要:
JakartaOne 2025 Japan は、開発者とビジネスリーダーを対象に、日本語で実施するオフラインイベントです。 最新および今後のJakarta EE技術動向をキャッチし、また、企業向けJavaアプリケーション・クラウドネイティブJavaアプリケーションに関する先進技術が得られます。
(イベント HP はこちら

感想

初めて参加した Java コミュニティ関連のイベントでした。今回、本イベントに参加して、Jakarta EE の情報をキャッチアップすることができ、とても有意義な時間にすることができました。理解できない部分も多くありましたが、それらを理解できるようにしなければならないので、Javaに関連する学習のモチベーションがとても上がりました。また、イベント後の懇親会では、Javaに携わっている様々な方と交流することができました。今後もこのような Java コミュニティのイベントに参加していきたいです。

イベントが開催された約1ヶ月後に、JakartaOne 2025 Japan / イベント参加レポートを執筆しました (リンク先はこちらです。合わせてご覧いただけると幸いです) 。

PXL_20250730_054920357.jpeg
写真1. JakartaOne 2025 Japan 会場の様子

JJUGナイトセミナー (10月27日 (月) 開催) への参加

イベント概要

イベント名:
JJUGナイトセミナー「Jakarta EEの始め方と新機能」10/27 (月) 開催

開催日:
2025年10月27日 (月)

開催場所:
レッドハット株式会社(恵比寿)

概要:
Java EEからJakarta EEに変わってからなかなか新しい仕様のリリースがされず停滞していましたが、Jakarta EE 10に合わせて盛り上がり始め、最近新しいバージョンのJakarta EE 11もリリースされました。また、さらに来年にはJakarta EE 12もリリースされる予定になっています。
今回はそういったJakarta EEの今についてお話しいただきます。
普段サーバーサイドJavaを使っているもののJakarta EEにはあまり縁がなくそういえばJava EEがどうなったかなーとか気になった方から、普段からJakarta EEに触れている方まで是非是非皆様ご参加ください!
(イベント HP はこちら)

感想

登壇者が、Jakarta EE の始め方のデモを実施しました。こんなにも簡単に Jakarta EE を始めることができるのかと目から鱗でした。今は誰でも簡単にオープンソースの技術を使ってアプリケーションを作れる時代です。生成 AI でコード生成アシスタントなども充実しています。そんな環境にある中で、私自身も経験として、何らかのアプリケーションを作ってみたいというモチベーションが湧きました。

IMG_0056.jpeg
写真2. JJUG ナイトセミナー会場の様子

日本の Java コミュニティについて

JJUG (Japan Java User Group)

Java は世界中で使われているプログラミング言語ですが、日本にも活発なコミュニティがあります。その代表格が JJUG (Japan Java User Group) です。JJUG のHPへのリンク先はこちらです。

JJUG とは

JJUGは、日本最大級のJavaユーザーコミュニティで、Javaに関わるエンジニアや開発者、学生、ビジネスパーソンなど、誰でも参加できるオープンなグループです。活動の目的は、Javaに関する知識共有・情報交換・ネットワーキングです。Java初心者からベテランまで、幅広い層が集まっています。

主な活動内容
  • JJUG ナイトセミナー
    毎月開催されるオンラインまたはオフラインの勉強会。最新の Java 技術やフレームワーク、クラウド、Jakarta EE など、幅広いテーマを扱います。登壇者はコミュニティメンバーや企業のエキスパートで、質疑応答も活発です。

  • JJUG CCC (Cross Community Conference)
    年に1回開催される日本最大級の Java カンファレンス。国内外の著名な Java エキスパートが登壇し、最新トレンドや実践的なノウハウを学べます。初心者向けセッションもあるので、初参加でも安心です。

参加するメリット
  • Java の最新情報をキャッチアップできる
    Javaの進化は速いが、コミュニティに参加することで、Jakarta EE や Spring 、クラウドネイティブ Java などの最新動向を効率よく学べます。

  • 仲間ができる
    Java を使っている人は社内だけでなく、業界全体にたくさんいます。コミュニティに参加することで、同じ興味を持つ仲間とつながり、キャリアの幅も広がります。

  • アウトプットの場がある
    LT (ライトニングトーク) やブログ執筆など、自分の学びを発信する機会が豊富です。登壇経験を積むことで、自信やスキルアップにもつながります。

参加方法

JJUG 公式 HP ページ(こちら)からイベント情報の取得や参加登録が可能です。

JWUG (Japan WebSphere User Group)

JWUG の HP へのリンク先はこちらです。

JWUG とは

JWUG は、IBM TechXchange コミュニティ内にある日本の WebSphere ユーザーグループです。WebSphere は IBM が 1998 年にリリースしたアプリケーションサーバー製品で、企業システムの基盤として長年利用されてきました。現在では、クラウドネイティブやコンテナ対応など、最新の技術トレンドに合わせて進化を続けています。JWUG は、WebSphere およびその周辺技術に関する情報共有・知識交換・ネットワーキングを目的としたオープンなコミュニティです。エンジニア、開発者、運用担当者、学生、ビジネスパーソンなど、誰でも参加できます。

主な活動内容
  • 最新情報のブログ公開
    製品アップデート、技術解説、事例紹介など、WebSphere に関する最新情報を定期的に発信します。

  • セミナー・勉強会の開催
    オンライン・オフラインでのセミナーを通じて、Liberty、Jakarta EE、クラウドネイティブ、コンテナ化など、幅広いテーマを扱います。登壇者はコミュニティメンバーや IBM エキスパートで、質疑応答も活発です。

  • コミュニティ交流
    定期的にオフラインイベントを開催しており、メンバー同士の情報交換やネットワーキングの場を提供します。

参加するメリット
  • WebSphere とそれに関連する技術の最新情報をキャッチアップできる
    WebSphere はクラウドやコンテナ対応など進化が速いですが、コミュニティに参加することで効果的に学べます。

  • 仲間ができる
    WebSphere を使っている人は業界全体に多数います。コミュニティ参加で同じ興味を持つ仲間とつながり、キャリアの幅も広がります。

  • アウトプットの場がある
    ブログ執筆やセミナー登壇など、自分の知識を発信する機会があります。登壇経験を積むことでスキルアップにもつながります。

参加方法

JWUG の公式ページにある 「Join now」ボタン からメンバー登録が可能です。登録すると、ブログ記事公開やセミナー開催の通知を受け取れます。

参加してよかったこと / 今後やりたいこと

参加してよかったこと

  • 最新情報をキャッチアップすることができた
  • 同じく Java に関わっている社外の方々と仲間になることができた
  • Java について学ぶモチベーションが上がった

今後やりたいこと

  • 今後も定期的にイベントに参加して、 Java に継続して関わり、イベントで登壇者になれるように知識と技術を身につけること
  • 来年の JJUG CCC へ参加すること (今年は諸事情で参加できなかった)

Java コミュニティは敷居が低く、どなたでも参加できます。ご興味がある方は、是非、Java コミュニティにご参加ください!

P.S. 実は、年末に Java コミュニティの若手4名で忘年会をする予定です。若手からどのように Java コミュニティを盛り上げていくかも話し合う場にできればと思っています。

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