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【IBMSecurityVerify】AWS IAMとISVをSAML連携してAWSマネジメントコンソールへSAML認証でログインする

Last updated at Posted at 2023-12-01

はじめに

IBM Security VerifyとAWS Identity and Access Management(IAM)とSAML連携させて、AWSマネジメントコンソールにログインする際にIdPであるISVを経由してログインさせます。

記事の内容は2023年12月1日時点のものになります。

連携手順

AWS側の設定

AWS IAM ユーザ作成

AWSマネジメントコンソールへログインし、ひだり上の検索ボックスに「IAM」と入力しIAMダッシュボードを開きます。
スクリーンショット 2023-12-01 150518.png
アクセス管理>ユーザー へ移動して「ユーザの作成」をクリックし、ユーザを追加する。
ユーザ名はこの後ISVで登録するユーザ名と値を揃えておきます(メールアドレス等)。
ユーザへのポリシーは手っ取り早く検証したかったため「ReadOnlyAccess」をアタッチしました。
スクリーンショット 2023-12-01 151225.png

AWS IAM Idプロバイダの作成

アクセス管理 > IDプロバイダ へ移動し、「プロバイダを追加」をクリック。
スクリーンショット 2023-12-01 100900.png
プロバイダのタイプ→SAML
プロバイダ名→任意の名前
メタデータドキュメント→ISVから予めダウンロードしたメタデータファイルをアップロード
「プロバイダを追加」をクリック。
スクリーンショット 2023-12-01 101309.png

AWS IAM ロールの作成

アクセス管理 > ロール 「ロールを作成」をクリック
スクリーンショット 2023-12-01 101718.png
信頼されたエンティティは、「SAML2.0フェデレーション」を選択。
SAML2.0ベースのプロバイダーは、前ステップで作成したIdプロバイダを選択。
スクリーンショット 2023-12-01 102125.png
ロールに対する許可ポリシーを追加します。ユーザへ与える権限と同じものを選択。
スクリーンショット 2023-12-01 102932.png
ロール名に任意の名前を入れて、ロールを作成します。
スクリーンショット 2023-12-01 103335.png
ロールが作成されました。
スクリーンショット 2023-12-01 103354.png

IBM Security Verify側の設定

ISV アプリケーション追加

ISVのトップ画面のアプリケーション > アプリケーションの追加を選択。
検索窓に「amazon」で検索すると「Amazon Web Services(IAM)」が出てきますので、これを選択します。
※以前は「Amazon Web Services(AWS)」でしたが変わったようです。
スクリーンショット 2023-12-01 110116.png

「aws」で検索すると下画面のように「AWS IAM Identity Center」がヒットします。今回こちらは使いませんのでご注意ください。

スクリーンショット 2023-12-01 160501.png
サインオンタブを編集します。赤枠で示した、SAMLサブジェクトと属性マッピングの2つ目の箇所はソースを合わせておきます。

青枠の部分は属性値をカスタムする必要があります。いったん今の状態で保存し、後ほど編集します。

スクリーンショット 2023-12-01 111338 - コピー.png

ISVに設定するAWS向け属性値マッピングについて

属性名 属性ソース
https://aws.amazon.com/SAML/Attributes/Role 自分で作成したカスタム属性名
https://aws.amazon.com/SAML/Attributes/RoleSessionName Prefferd_username

ISV アプリケーション追加後の編集

ディレクトリー > 属性 へ移動して、「属性の追加」をクリック。
スクリーンショット 2023-12-01 111936.png
型と可用性では、「固定値」を選択。
スクリーンショット 2023-12-01 112109.png
属性名は任意で名前をつけます。
スクリーンショット 2023-12-01 112039.png
ソースおよび値には、属性値に以下の文字列を入力します。

arn:aws:iam::<AWSのアカウントID>:role/<作成したロールの名前>,arn:aws:iam::<AWSのアカウントID>:saml-provider/<作成したIdプロバイダ名>

データ型はストリング。
スクリーンショット 2023-12-01 112258.png
アプリケーションの設定を編集します。

先程の青枠の箇所で指定していた属性ソースを、追加で作成した属性ソースに置き換えます。

スクリーンショット 2023-12-01 112333 - コピー.png
ISV側の設定で、アプリケーション毎にアクセス権限を割り当てている場合は今回作成したユーザの追加を忘れずに行います。
スクリーンショット 2023-12-01 113809 - コピー.png

SAML認証でログインできるかテスト

ISVのログインを突破すると・・・
スクリーンショット 2023-12-01 164035 - コピー - コピー.png
AWSマネジメントコンソール画面へ遷移できました。

トップ画面の右上部に「ロール名/ユーザー名@アカウントID」が表記されています。

スクリーンショット 2023-12-01 164057 - コピー.png
以上です。

参考

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