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【Qiita電子工作部】ニトリのLED時計をハックしてNTP時計にしてみる(筐体分解編)

Last updated at Posted at 2021-02-14

ニトリLED時計ホルツMを破壊する

元記事はこちら(リンク)。この記事は元ネタからの派生記事となります。

ニトリLED時計 ホルツMを分解する。

ホルツMを分解しようと思いました。が、なかなか筐体を木枠から取り出せません。
一晩放置して考えました。やはり、筐体プラスチックを割ることにしました。
一回、割ってしまえば、接着剤で固定されているのか、ツメで引っかかっているのか、その他なのかわかるので、次の整えた改造を行うための破壊ということにしておきます。(2000円もったいない。。)

破壊前の写真を貼っておきます。

木枠に押し込まれている黒い筐体を引っこ抜けるかと思っていましたが、どうも、何かに引っかかっているか、接着されているかでびくともしません。
13A2C946-557D-41F9-BCE9-1899D0DDE8F1_1_105_c.jpeg
ん?なぜかわからないが、説明書に記載のないネジで閉められている蓋があります。

13A2C946-557D-41F9-BCE9-1899D0DDE8F1_1_105_c.jpeg
蓋を開けると、CR2032ボタン電池を入れるスペースが現れました!!なにこれ?本当に説明書に記載がない。時刻保持用のバックアップ電池と思われます。となると、本体のマイコンは3Vで駆動しているのかもしれません。

13A2C946-557D-41F9-BCE9-1899D0DDE8F1_1_105_c.jpeg

CR2032ボタン電池を入れてみました。
LEDは光らず、時計は沈黙しています。よくわかりませんが、RTCデータ保持用のバックアップ電池と思われます。

ニトリ時計の筐体を破壊しました。(2021-02-21)

写真を貼っておきます。ご参考になさってください。

結論的には、

  • 木枠と思っていたのはMDF材だった。
  • 木枠と筐体プラスチックは、グルーガンでよく用いられる熱軟化性の樹脂で接着されていた。
  • マイコンは「IC1」と基板に白字でプリントされていたが、黒い樹脂で封入されおり、型番は確認出来なかった。→どなたかご存知なら教えて下さいー。
  • 本体基板とLED基板はフラットケーブルで接続されていた。
  • 7セグLEDは4個ある。たぶん、高輝度タイプ。LED基板ポートは12個あった。
  • 基板には次の文字が書いてあった。
    • 「Ver.1 2017-11-16 S639-3(NEW)」(本体基板)
    • 「Ver.3 2015-4-13 S640-2」(LED基板)
  • メイン基板とLED表示用サブ基板を接続しているフラットケーブル端子を調べると、LEDはダイナミック点灯している模様。(しらんけど)調べたところ、アノードコモンの7セグLEDでした。次の記事で詳細を書きたいと思います。

ニトリLED時計ホルツM破壊後の写真など

とりあえず、見たまんまを書いてみます。

nitori led clcok M
恐る恐る、端っこを壊してみる。プラスチック筐体からの出っ張りは約6ミリであることが判明しました。
nitori led clcok M
MDF材枠とプラスチック筐体の隙間にマイナスドライバーを突き刺して、無理やりこじ開けました。
熱軟化性樹脂で接着されていることが分かりました。
nitori led clcok M
メイン基板(マイコン、温度センサー、ブザー、マイク?)とサブ基板(7セグ赤色LED)はフラットケーブルで繋がれていました。
nitori led clcok M
7セグ赤色LED基板には「S640-2 Ver.3 2015-4-13」とプリントされていました。
nitori led clcok M
メイン基板には、「Ver.1 2017-11-16 S639-3(NEW)」とプリントされていました。赤い線がプラス、黒い線がGNDに繋がっていました。基板中心にあるのはIC1で、樹脂で封入されている様です。右上の銀色の筒はRTC(リアルタイムクロック)用水晶発振子と思われます。
今回、このメイン基板をESP32マイコンモジュールで置き換えるので、詳細に調べるのは止めておきます。
nitori led clcok M
メイン基板にはんだ付けされたフラットケーブルポートの拡大図。右から左に向かって1〜12番の番号を振られていました。
チップ抵抗がフラットケーブルの前に配置されています。これはLEDへの電流を制限する抵抗です。
1番、8番、9番、12番にチップ抵抗が無いように見えます。ポートから基板の内側を見ると、3端子の「M6」チップ部品に接続されていました。このチップ部品はトランジスタだと思われます。バイポーラトランジスタかもしれません。LED基板解析に役に立ちそうな写真です。たぶんコモン端子なんでしょうねぇ。ダイナミック点灯する際にこの端子を高速でON,OFFしなければいけないかも。
nitori led clcok M
MDF材枠をきれいに削って、フラットケーブルをメイン基板から取り外しました。
nitori led clcok M
メイン基板は手のひらサイズ。
nitori led clcok M
念の為、ノートに簡単な記録を書きました。今回、メイン基板の解析はしません。
基板左にある白円+銀色円のデバイスは圧電素子マイクと思われます。基板のMIC+、MIC-端子に接続されていました。振動(音声の振動含む)を検知して時計のLEDを一時的にONにするセンサーとして使われているのかもしれません。圧電素子は振動センサーとして使うことが出来るのかな。3軸加速度センサーを使わなくてもいいかもしれません。
nitori led clcok M
赤黒線をプラスチック筐体から切り離して、メイン基板の裏側を見てみました。
こちらには、タクトスイッチ3個と温度センサー(基板左側の黒い頭に二本足)と目覚ましブザー(黒い円筒)とCR2032ボタン電池端子がマウントされていました。

これが2000円で買えるのですねー

ニトリLED時計の基板は中国の深センあたりで製造されているのでしょうか?ちょっと調べてみよう。
とりあえず、中身を確認しました。
次は、LED基板をESP-WROOM-32モジュール[1]と接続して、ニトリLED基板用のLED表示ドライバを作成しようと考えています。
ブレッドボードを使って仮組みしてみましょうか。

LED基板を解析しました。
派生元の記事に戻る


[1]

[2021-02-21]
ESP32の開発元のEspressif(エスプレッシフ)は上海に所在地があったような。
中国の上海に拠点を置く企業Espressif Systems
ファブレス企業なのですね。半導体の設計だけをして、製造はどこでやっているのでしょうか。
ESP32-C3というRISC-V MCUが発売されたようです。気になります。


[2021-02-18]
まだまだ、筐体破壊に着手できてません。
今週から現場に出勤しているので、通勤時間が発生し、時間に余裕がなくなったので、
帰ってきたら晩ごはん食べて、風呂入って、寝るしかできません。
寝る前にプログラム書いたり考えたりすると睡眠の質がかなり低下するので、21時からスマホ、PC、Mac、TVなど、一切見ないようにしてます。
→睡眠の質がアップして幸福感もアップしました。
→不眠や抑うつ感でイマイチやる気が出ない人は、「スマホ脳 アンデシュ・ハンセン (著)」を読まれてはいかがでしょうか。スマホが脳に及ぼす影響を、詳しいエビデンスを踏まえて書かれているので、その日の晩から睡眠習慣を改善出来ると思います。(スマホを枕元に置くなんて怖くて出来なくなるよ。)
「あなたはもう、すぐ眠れるようになる。。」


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