要らないメールは受け取らない
お題「メールにまつわる実装や運用で得られたノウハウ・苦労話をシェアしよう!」
で投稿されている中に「以下に相手に届けるか」が結構あるなか、
いかに要らないメールを受け取らないかについて、です。
前提
具体的なサービス名は伏せますが、とある国内のサービスを利用して
ウィルスチェック・迷惑メールチェック等をしている中で
デフォルトのままでは抜けてくるメールや隔離までは判定されたけど
大半が要らないメールだったので
しっかりと破棄までするために行っている事を書きたいと思います。
フィルター
以下の順序でチェックします。
- ウィルスチェック
- 添付ファイル(ブラックリスト)
- ドメイン認証(強制Reject)
- DMARCチェック
- ホワイトドメイン
- 迷惑メールチェック
- 偽社長フィルター
1. ウィルスチェック
添付ファイルのウィルスチェックをして、見つかったらメールを破棄します。
これは特に言うこともありませんね、勿論チェックエンジンは非公開です。
2.添付ファイル(ブラックリスト)
実行ファイル形式が添付してあった場合はメールを破棄します。
ここは正直結構緩いです、添付ファイルはまだ代替手段を導入できていないので
どうしても制限が難しいところ。
3. ドメイン認証(強制Reject)
これが結構効果を出している設定。
次段のDMARCチェックは素直にポリシーを適用するので
2026年6月現在の状況では、残念ながらrejectは少ないです。
「DMRAC設定しないと受信しないぞ」と言っているgmail.comすらポリシーはrejectではありません。
しかし、実態として著名なメールサービスのドメインを名乗った迷惑メールはかなりの量が届きます。
そしてこれらのメールはSPF,DKIM,DMARCの検証で引っかかります。
有名どころのドメインをリストに入れて、DMARCのポリシー設定に関わらずreject扱いして
SPF,DKIM,DMARCの検証に失敗したら破棄します。
4. DMARCチェック
これは素直にDMARCチェックをしてポリシー通りに処理し破棄 か隔離します。
5. ホワイトドメイン
次段の迷惑メールフィルターに引っかかってしまうと
人のチェックを入れて通過させるまでタイムラグがあるため、
一部のドメインは迷惑メールフィルターを通さずに受信を許可します。
というのも、海外取引先が多いからか単に相手の書き方の癖が悪いのか、
一部の相手は高確率で正規メールが迷惑メール判定をされてしまうので、そういった相手は通すようにしています。
6. 迷惑メールチェック
メールの内容をチェックして迷惑メール判定を行い、そのレベルによって破棄か隔離を行います。
7. 偽社長フィルター
話題の社長名などを名乗ってLINEだのを使わせようとしてくるメールを破棄するためのフィルター。
サービスにこの機能があるわけではありませんが、キーワードフィルター等を駆使して組み込んでいます。
上段の迷惑メールフィルターでも一部引っかかってくれますが、
基本文面が短いせいかすり抜けがあるので、自社に合わせて構築したフィルターでチェックし破棄します。
これらのフィルター群でほとんどの結果が破棄になるようにしています。
隔離だと人の手でチェックを行うのでとにかく手間です。
効果
受信者全員に聞いているわけではないので、はっきりした効果は出せていませんが
少なくとも自分と会社公開窓口宛ではかなり効果があります、
隔離されたメールの確認作業は1通/週以下です。
営業メールは届きますが、これをどこまでブロックするのかは悩みどころ。
フィルターに引っかかった分は具体的把握できるので、それを見てみると
フィルターされた合計は全体の25%、その中で各フィルターの割合
1.ウィルスチェック 0.05%
最近はそもそもメールに添付して送ってくるような攻撃は少ないらしいので。
2.添付ファイル(ブラックリスト) 0%
一応用意しているけどさすがにそんなの送ってくることはほぼないらしい。
3.ドメイン認証(強制Reject)+5.DMARCチェック 40.5%
自ドメインを名乗ってそれぞれ自ドメインアカウント情報搾取目的みたいのが一気に届いて破棄された
みたいの以外、DMARCチェックのほぼすべてが隔離なのが残念。
世界の皆がDMARCポリシーをrejectにしてくれたら半分近く迷惑メールが消えてくれる。
6.迷惑メールチェック+7.偽社長フィルター 59.4%
フィルター君頑張ってる。
最後に
ドメイン認証で結構引っかかっているので、大手こそ早くポリシーを変えていただきたいところ。
ドメイン認証は送信先が自ドメインを信用するかという点が大きく言われていますが
自ドメインのポリシーをrejectにした結果、
自ドメイン偽装でアカウント情報搾取目的と思われるメールが全てブロックされた実績があるなど
自分たちにも効果があります。