背景
JIS配列 MacBookの内蔵キーボードでUS配列を実現するってのは案外需要が多いと思います.私も以下の方法を使ってUS配列として認識させ,キートップもUS版に交換していました.
それがMacOS 14 Sonomaにアップデートしたら設定が吹き飛び設定項目自体も消滅していて使えなくなってしまいました...
ネットに情報もなく,Karabinerで全部mappingするしかないか...と途方に暮れていましたが, 設定を延々彷徨いやっと代替の設定を発見したので備忘録としてここに記そうかと思います.
先人:https://qiita.com/yohm/items/75ff8d8b159375c83b1f
設定方法
ANSI等を選ぶのではなく,JIS配列上にいい感じにUS配列っぽく配置できる国の言語を入力ソースとして設定します.
今回はオーストラリア(Australian)を使用します.
他の言語でも良いですが,#やらのシフト記号(?)の配置が異なる場合が多いのでその点に注意が必要です.
まず,システム設定 -> キーボード設定 -> 入力ソース欄(Text Input) -> 編集(Edit) へ移動.
英語入力
英語入力では既存の入力のレイアウト変更がなぜかできないので新しく設定して古いものを後から消します.
- +を選択
- 左の選択欄から英語(English)を選択
- 右の選択欄からオーストラリア(Australian)を選択 (添付の写真の状態.JIS上に上手いことUSキー配列風な配置にボタンがアサインされているのがわかります.)
- 古い英語入力を選択して-ボタンで削除
かな入力
- 全入力ソース(All Input Sources)欄からかな入力を選択
- ローマ字レイアウト(Romaji Layout)にAustralianを選択
あとがき
結論としてANSIとかJISとかの配列を直接指定できる概念が内蔵キーボード向けとしては消えているっぽいです.(外付け向けには残っているかも)
ユーザにファイルを意識させない!とたわごとを吐いていたAppleはさすがです.
ただ最初からJIS配列をにいい感じ使えるマッピングにしてくれているのでその点は良い ですね.
*以前の方法だとUSには存在しない「ろ」の場所のキーが認識されなくなったりしていました.今回の方法を使うとチルダが割り当てられます.
せっかくなので最後に私の最強の配列を自慢して締めたいと思います.
シンプルなキートップ + 超絶便利な英字/かなキーが共存できる最強配列です.
US配列のShift+Spaceで言語を切替えるやり方って,私の場合だと今どっちかわからなくて「あ,元々かな入力だった..」と何度も切替える羽目になるんですが,英字/かなキーがあれば押したら確実に目的の入力言語にスイッチできるのでストレスフリーなんですよね.
みんなもUS配列キートップをアリエクで買って最強レイアウトを手に入れろ!