はじめに
ChatGPTをPlusプランにしたことで、Codex(CLI版のAIコーディング支援ツール)を利用できるようになりました。
日々の業務メモをNotionで管理しているので、「Codex CLIからNotionページを自動作成できないかな?」と思い、Notion MCP(Model Context Protocol)を試してみました。
Notion MCPとは
Notion MCPについては、公式ドキュメントに詳しくまとめられています。
MCP(Model Context Protocol)は、ChatGPTやCodexのようなAIエージェントが外部サービスに接続して操作できる仕組みです。
これを使えば、AIがNotionのページを作成したり、既存のデータを読み取ったりできます。
Codex CLIからNotion MCPへ接続
公式ドキュメントの「Stdio MCP」を利用します。
設定は以下の通りです。
{
"mcpServers": {
"notionMCP": {
"command": "npx",
"args": ["-y", "mcp-remote", "https://mcp.notion.com/mcp"]
}
}
}
これをCodexの設定ファイルに追加します。
~/.codex/config.toml
[mcp_servers.notion]
command = "npx"
args = ["-y", "mcp-remote", "https://mcp.notion.com/mcp"]
設定後、Codexを起動するとNotion MCPが有効になります。
動作確認:Notionに自動で仕事メモを作成
Codexのカスタムコマンドを作成してみます。
以下の内容で ~/.codex/prompts/notion-daily.md を用意しました。
notion mcpを利用して以下を実行してください。
1. 仕事メモ/[現在の年月] 以下に今日の日付ファイルを作成
2. 以下の内容を順に聞き、その内容を作成したファイルに反映させてください
- 今日したこと
- 今日の課題は
- 今日の成果
- 次回出勤日にすること
3. 直近の日付ファイルのTodoの内容を表示し、足したいこと、削除したいことを確認してください
Codexで実行してみる
/prompts:notion-daily を実行します。
Codexが順番に質問を投げかけてくれるので、答えていくだけです。
回答を終えると、Notionにページが自動作成されます。
ChatGPTからNotionを使う方法(おまけ)
Notion MCPは、ChatGPTの「接続」機能からも利用できます。
これを使うと、ChatGPTにNotionの内容を直接検索・要約してもらうことが可能です。
設定手順
- ChatGPTで「設定 > 接続」を開く
- 「Notion MCP」を選択
- ChatGPTに接続を許可
接続が完了したら、Deep ResearchからNotionの情報を検索できます。
私は毎日Notionに仕事の記録を残しているのですが、ChatGPTで「最近のメモをまとめて」とお願いすると、13分ほどで要約を生成してくれました。
おわりに
MCPを利用することで、CodexやChatGPTからさまざまな外部サービスを操作できるようになります。
Notion以外にもGitHub、Google Drive、SlackなどのMCPが順次提供されているため、AIを活用した自動化の第一歩としてもおすすめです。







