計算式プラグインで、翌月・年度計算などの日付計算が簡単にできます。
計算式プラグイン Ver.31 で、日付項目の計算式に日付・日時項目を直接指定できるようになりましたので、日付計算例をまとめてみました。
日付計算の編集画面例
「日付」項目を元に、いろいろな日付計算を行っています。
日付計算のプラグイン設定
JavaScript カスタマイズで必須の kintone API イベント(画面表示・項目値変更など)を意識することなく、日付の計算式を記述できます。
計算式には、関数と項目のフィールドコードを指定します。
日付の計算式
- 日付A:日付
- 日付項目に「日付」と同じ値を設定する場合、項目をそのまま指定できます。
- 数値:日付
- 数値項目に「日付」を指定すると、日付が秒単位に換算されます。
- 年:DATE_FORMAT(日付,"YYYY")
- 月:DATE_FORMAT(日付,"M")
- 日:DATE_FORMAT(日付,"D")
- 年月日:DATE_FORMAT(日付,"YYYY年M月D日")
DATE_ADD 関数で、計算
- 前日:DATE_ADD(日付,-1,"day")
- 翌月:DATE_ADD(日付,1,"day")
- 前月:DATE_ADD(日付,-1,"month")
- 翌月:DATE_ADD(日付,1,"month")
- 前年:DATE_ADD(日付,-1,"year")
- 翌年:DATE_ADD(日付,1,"year")
月末・年末等
- 月初:DATE_FORMAT(日付,"YYYY-MM-01")
- 月末:DATE_ENDOF(日付,"month")
- 翌月末:DATE_ENDOF(DATE_ADD(日付,1,"month"),"month")
- 翌々月末:DATE_ENDOF(DATE_ADD(日付,2,"month"),"month")
- 年初:DATE_FORMAT(日付,"YYYY-01-01")
- 年末:DATE_ENDOF(日付,"year")
年度計算も関数の組合せでOK ※「年度始め」に月を指定
- 年度:DATE_ADD(日付,1-年度始め,"month","YYYY")
- 年度初日:DATE_ADD(日付,1-年度始め,"month","YYYY-")&
RIGHT("0"&年度始め,2)&"-01" - 年度末日:DATE_ADD(DATE_ADD(日付,13-年度始め,"month","YYYY-")&RIGHT("0"&年度始め,2)&"-01",-1,"day")
テーブル内項目の日付計算
日付Tに、数値Tと年月区分で日付計算する例です。
値の変更や行追加時も自動的に、計算されます。
※ 2020/01/30 に、+1月すると、2020/02/29 と2月の月末として計算されます。
テーブル内項目の計算式設定例
日付計算:DATE_ADD(日付T,数値T,SWITCH(年月日区分,"年","year","月","month","day"))
※ SWITCH 関数で、"年", "月", "日"を "year", "month", "day" に変換しています。
あとがき
kintone で、日付計算しようとするとかなり面倒ですが、計算式プラグインで簡単に指定できます。