1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

rex0220 リーサスプラグイン

Last updated at Posted at 2023-12-28

kintone アプリに RESAS API のデータを取得するプラグインです。

概要

RESAS API の呼び出し用のパラメータを指定して、応答内容を csv 形式に変換します。
人口構成などのAPIは、都道府県別の指定が必要ですが、プラグインの指定でまとめて全国のデータを取得できます。
JSON の階層構造だと、kintone で扱いにくいので、項目名をつけて csv 形式に変換します。
csv ファイルから kintone アプリを作成して、データをグラフ化できます。
csv なので、kintone にこだわらなくても Excel でグラフ化してもいいですね。
地域経済分析システム(RESAS:リーサス)

resasプラグイン1.png

編集画面

RESAS API で、データ取得と csv データのダウンロードができます。
都道府県を指定する API では、チェックボックスで都道府県を選択してまとめてデータを取得できます。

2023-12-27_23h52_39.png

詳細画面

csv データのダウンロードができます。

2023-12-28_00h10_30.png

一覧画面

2023-12-27_23h56_14.png

人口ピラミッドデータから作成したアプリ例

2023-12-28_01h14_13.png

操作例

2023-12-28_01h22_19.gif

RESAS API の JSON を csv に変換

JSON の階層構造だと、kintone で扱いにくいので、csv 形式に変換し、さらにヘッダ部を漢字で意味が分かりやすくします。

2023-12-28_00h02_47.png

RESAS API アプリの作成

RESAS API アプリのテンプレートファイルから、アプリを作成します。
RESAS 用のスペースを作成して管理するとわかりやすいと思います。

リーサスプラグイン設定画面

RESAS API KEY を設定します。
RESAS APIキーは、RESAS に利用登録していただくことで、発行されます。

2023-12-27_23h58_20.png

RESAS API アプリにレコードを追加

レコードを追加して、API アクセス用の設定を行います。

都道府県一覧の例

  • 都道府県一覧のページでアクセス先とパラメータを確認します。
  • タイトルは、ダウンロード時のファイル名になります。
  • URL は、GET のパスをそのまま指定します。
    • api/v1/prefectures
  • リクエスト欄は、パラメータが無ければ未入力のまま。
  • ヘッダ変換をチェックすると、ヘッダ部の項目名を日本語に変換します。
    • 基本的な項目名をプラグインで自動変換します。
    • プラグインで項目名の変換対象外のものは、ヘッダ変換データで変換できます。
  • データ取得ボタンをクリックすると、都道府県一覧のデータを応答欄に取得します。
  • ダウンロードボタンをクリックすると、csv ファイルをダウンロードします。

2023-12-28_01h39_33.png

人口構成の例

  • 人口構成のページでアクセス先とパラメータを確認します。
  • タイトルは、ダウンロード時のファイル名になります。
  • URL は、GET のパスをそのまま指定します。
    • api/v1/population/composition/perYear
  • リクエスト欄は、都道府県コード(prefCode)と市区町村コード(cityCode)を& で区切って指定
    • prefCode=$1&cityCode=-
      • prefCode=$1:都道府県コード
        • $1 を指定すると都道府県のチェックボックスの選択肢でループ処理します。
      • cityCode=-
        • 「すべての市区町村」を選択する場合は「-」
  • ヘッダ変換をチェックすると、ヘッダ部の項目名を日本語に変換します。
  • 付加情報
    • リクエストに、prefCode 指定する場合に、選択した都道府県コード、都道府県等を付加します。
    • 地方区分コードと地方区分:都道府県を 1~8 区分で分け、集計時のキーとして指定できます。
      • 1:'北海道', 2:'東北', 3:'関東', 4:'中部', 5:'近畿', 6:'中国', 7:'四国', 8:'九州沖縄'
  • データ取得ボタンをクリックすると、都道府県一覧のデータを応答欄に取得します。
  • ダウンロードボタンをクリックすると、csv ファイルをダウンロードします。

2023-12-28_09h37_03.png

csv からアプリを作成

  • 文字コードにUTF-8 (Unicode) を指定します。

2023-12-28_10h00_07.png

  • 項目のフィールドタイプは、都道府県等が選択しやすいようにドロップダウンを指定

2023-12-28_10h01_57.png

  • アプリ作成後に、項目設定を変更
    • 数値を桁区切りにし、フィールドコードを項目名に合わせるなど、適時行います

2023-12-28_10h07_14.png

グラフの作成

  • 都道府県別人口推移グラフ データ件数が多いので、年で絞り込みしています。
    2023-12-28_10h45_42.png

  • 地方区分別人口推移グラフ
    2023-12-28_10h46_40.png

人口ピラミッドの例

人口ピラミッドのAPIは、リクエストで応答内容に、左と右に同じような配列を返します。

  • 人口ピラミッドのページでアクセス先とパラメータを確認します。
  • タイトルは、ダウンロード時のファイル名になります。
  • URL は、GET のパスをそのまま指定します。
    • api/v1/population/composition/pyramid
  • リクエスト欄は、都道府県コード(prefCode)と市区町村コード(cityCode)、年度1(yearLeft)、年度2(yearRight)を& で区切って指定
    • prefCode=$1&cityCode=-&yearLeft=2015&yearRight=2020
      • prefCode=$1:都道府県コード
        • $1 を指定すると都道府県のチェックボックスの選択肢でループ処理します。
      • cityCode=-
        • 「すべての市区町村」を選択する場合は「-」
      • yearLeft=2015:年度1
      • yearRight=2020:年度2
  • データ区分: 取得するデータを指定します。
    • yearLeft,yearRight
    • データ区分を指定しないで「データ取得」ボタンをクリックすると、応答には内容がセットされませんが、オブジェクト欄に指定できるデータ区分"yearLeft,yearRight" が表示されます。
    • データ区分に取得するデータを指定すると、応答には内容がセットされます。
    • API によっては、まったく異なる構造のデータがありますので、適時指定してください。
  • ヘッダ変換をチェックすると、ヘッダ部の項目名を日本語に変換します。
    • 「ヘッダ変換設定」ボタンをクリックすると、英語ラベルの部分がヘッダ変換データにセットされますので、項目ごとに日本語のラベルを割り当ててください。
  • 付加情報
    • リクエストに、prefCode 指定する場合に、選択した都道府県コード、都道府県等を付加します。
    • 地方区分コードと地方区分:都道府県を 1~8 区分で分け、集計時のキーとして指定できます。
      • 1:'北海道', 2:'東北', 3:'関東', 4:'中部', 5:'近畿', 6:'中国', 7:'四国', 8:'九州沖縄'
  • データ取得ボタンをクリックすると、都道府県一覧のデータを応答欄に取得します。
  • ダウンロードボタンをクリックすると、csv ファイルをダウンロードします。

2023-12-28_18h02_08.png

人口ピラミッドのAPI 応答内容

yearLeft と yearRight が応答されます。

2023-12-28_18h13_59.png

人口ピラミッドの csv 変換結果

yearLeft と yearRight を合わせて、csv 変換します。

2023-12-28_18h16_17.png

csv からアプリを作成

  • 文字コードにUTF-8 (Unicode) を指定します。
  • アプリ作成後に、項目設定を変更
    • 数値を桁区切りにし、フィールドコードを項目名に合わせるなど、適時行います

グラフの作成

yearLeft(2015) と yearRight(2020) のデータがありますので、2020 年のデータでグラフを作成します。

2023-12-28_18h27_12.png

就職者数・進学者数の推移の例

就職者数・進学者数の推移は、パラメータの数が多く、組合せのパターンが多い特徴があります。
オプション($2)のカンマ区切りまたはスペース区切りで、\$2 をループ処理します。 、

  • 就職者数・進学者数の推移
    のページでアクセス先とパラメータを確認します。
  • タイトルは、ダウンロード時のファイル名になります。
  • URL は、GET のパスをそのまま指定します。
    • api/v1/employEducation/localjobAcademic/toTransition
  • リクエスト欄は、都道府県コード(prefecture_cd)等を& で区切って指定
    • prefecture_cd=\$1&displayMethod=0&matter=\$2&classification=1&displayType=10&gender=0
      • prefCode=$1:都道府県コード
        • $1 を指定すると都道府県のチェックボックスの選択肢でループ処理します。
      • displayMethod=0:表示方法 0:実数, 1:就職率・進学率
      • matter=\$2:表示内容:オプション($2)で、値を指定するとループ処理します。
        • 0:地元就職, 1:流出, 2:流入, 3:純流入
      • classification: 表示分類 1:進学、2:就職
      • displayType:表示区分 10:すべての進学, 11:大学進学, 12:短期大学進学, 20:就職
      • gender:性別 0:総数, 1:男性, 2:女性
  • オプション($2)
    • 0,1,2,3
  • 応答内容
    • label: 対象の県名
    • prefCode: 対象の県名コード
    • matter: 年度
    • value: 1 年度分の推移

2023-12-28_23h41_03.png

就職者数・進学者数の推移グラフ

0:地元就職, 1:流出, 2:流入, 3:純流入

  • 全国
    2023-12-29_00h04_29.png

  • 大阪
    2023-12-29_00h07_19.png

  • 秋田
    2023-12-29_00h11_24.png

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?