先日PHPファウンデーションが発足しましたが、その後どうなったでしょうか。
以下は、2021年1月の経過報告、The PHP Foundation Update, January 2022の日本語訳です。
著者のRoman Pronskiy( Twitter / GitHub / Webサイト )はJetBrainsのえらい人です。
The PHP Foundation Update, January 2022
<?php echo 'Hello world!';
2021年11月に、PHPファウンデーションが正式に発足し、幸いなことにコミュニティから多大な支持を得ることができました。
この活動を支えてくださっている全ての方に感謝します。
我々は毎月活動を報告していく予定ですが、今回がその最初の記事となります。
The first round of applications is now closed
スポンサード開発者枠の一次募集を締め切りました。
募集開始以降、多くの開発者から寄付の申し込みがありましたが、中にはぜひともスポンサード開発者になりたいという者も多数ありました。
現在、応募者の方々と詳細を検討していますが、正しく運用するためには適切な契約書類が必要になります。
JetBrainsの法務部とOpenCollectiveのスタッフが、必要な書類作成を手伝ってくれています。
1月中には準備を完了し、書類にサインを終える予定です。
その後、第一次スポンサード開発者のリストを発表します。
How we're making decisions
いままでにミーティングを3回実施し、喫緊の課題について議論しました。
各会議と意思決定プロセスは全てGitHubに収められています。
今のところ詳細は伏せていますが、タイミングが来たときには公開するつもりです。
今後数か月は隔週でミーティングを続け、ファウンデーションのガバナンス、ルール、規則などの作成に取り組んでいく予定です。
Shout out to our sponsors
スポンサーの皆さまへの感謝。
PHPファウンデーションに寄付してくださった皆様、本当にありがとうございました。
設立当初からのスポンサーであるJetBrains・Automattic・Acquia・Zend・Craft CMS・Laravel・Symfony・Tideways・PrestaShop・Private Packagistに加え、さらに多くのスポンサーが参加してくれました。
10000ドル以上の支援をいただいた、以下の企業には特に感謝します。
・RAKUS
・Livesport s.r.o.
・OP.GG
・Polcode
・Shopware
・BASE, Inc.
・Aternos GmbH
・Digital Scholar
・Ardennes-étape
PHPファウンデーションは、みんなのものです。
本日の報告は以上です。
最新情報を得たいならば@ThePHPFをフォローしてください。
💖🐘
感想
PHPファウンデーションは、これまで50万ドル近くを調達することに成功しました。
青息吐息なプロジェクトも多い中、幸先の良いスタートを切れたようです。
これが今後も継続していければ、PHPはますます良いサイクルに入れるでしょう。
そして成功したモデルとして、他のOSSプロジェクトのフラグシップとなれるとよいですね。
逆に言うとたった5千万なんで、フルタイム開発者をほんの数人しか雇えないとも言えます。
GAFAあたりが全く参加してないのもアレですね。
本文で募集を締め切ったと言っているのは開発者であり、通常の寄付についてはいつでも受け付けています。
日頃お世話になっているあなたも、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
私も参加しようと思ったのですが、何故かカードが拒否されるんですよね。
なんで。
わからん(限度額ではない)