はじめに
この記事では、GoogleGeminiのマイグレーション能力がどの程度なのか、
ざっくり検証したものになります。
使用言語などは、以下のとおりです。
環境 | 詳細 |
---|---|
Gemini | Gemini Advanced |
現行 | Excel VBA |
マイグレーション先 | Google Spreadsheet(GAS) |
作業内容
現行のExcelVBAをGeminiさんに食わして、
GoogleSpreadsheet&GASソースに変換させました。
→Geminiさんへの食わせ方はこちらを参照ください
プロンプトは以下だけです。
今からアップロードするExcel VBAから、spreadsheet gasを作りたいです。
driveのリンクを貼るので、変換をお願いします。
検証
Geminiさんから、ソースまるごとお答えいただいたのですが、
さすがにそのままでは動きませんでした。
ただし、ちょっと手を加えただけで、すんなりと動いたのでかなり衝撃を受けました。
以下、主となる関数を対象に、
Gemini変換ソースと、実際に手を加えて動いたソースの差分を見ていきたいと思います。
77行という簡単な関数ですが、
手を加えた箇所は1か所のみ。
rangeプロパティ?が抜けていたので、意図したセル範囲がとれていませんでした。
他には修正箇所がないので、すごい精度で変換してくれたのがわかります。
GASとの親和性があるのかもしれませんが、Geminiマジやばいです。
おわりに
これを見てしまうと、マイグレーションという案件は消えてしまう、
もしくは消えなくて、要する工数は1割以下に圧縮されるんだろうなー、
という危機感と、新たなビジネスの可能性という期待感を強く感じました。
基本的なアルゴリズムの理解さえあれば、
誰でもプロンプトエンジニアとして最前線で活躍できるはずです。
仕事の探し方、受け方、エンジニアの探し方、アウトプットの評価など、
試行錯誤になると思いますが、検証しながらモデルケースを固めていかなきゃなーと感じました。
こちらからは以上です。