fukuoka.ex代表のpiacereです
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つい先日10/10、待望のPhoenix 1.4.0-rc.0がリリースされました、やっほー![]()
革新的なアップデートが幾つも盛り込まれたPhoenix 1.4の紹介とインストール、動作確認を数回に分けて試してみようと思います
なお、Phoenixは、ElixirのWebフレームワークです
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Phoenix 1.4のアップデート内容
Phoenixメインコミッター、Chris McCordさんの「ElixirConf 2018」登壇動画で紹介されていた機能は、こんな感じです
https://www.youtube.com/watch?v=Z2DU0qLfPIY

とうとうCowboy 2系がPhoenixで使えるようになる、というのが、最も注目するアップデートと思います
Cowboy 1系と比べた性能比較は、3倍程度スピードアップするようなので、よりサクサク動く期待大ですね
また、HTTP/2による性能向上も試してみたいところです
「Telemetry」は、動的関数呼出のライブラリを標準機能化する感じですかね
既存処理をフックするライブラリやDIっぽい実装が、これからガンガン進みそうな予感です
「LiveView」という、サーバサイド主体のフロントリアルタイムレンダリングの機能は、けっこう注目しています
Vue.jsのようなフロントサイドとどう使い分けるか、とか、フロント側の状態をAPI通信無でアクセスできるメリットをどう活用するか、といったネタ、盛り沢山です
上記動画の41分過ぎ頃の挙動をぜひ見ていただきたいのですが、フロントアニメーションの制御を、サーバーサイドから行うこの技術は、Elixir/Phoenixという文脈を超えた、エポックメイキングな存在になるのでは無いかと捉えています
それと、登壇では出ていないフィーチャですが、フロントモジュール管理ツールが、BrunchからWebpackに変更されているのも、地味に大きく変更されたポイントです
Phoenix 1.4.0-rc.0に含まれているアップデート
elixir forumにアップされているアップデート一覧は、こんな感じです(もし内容が間違ってたらお知らせくださいませ)
| アップデート | 登壇と同じ? |
|---|---|
| HTTP2 with Cowboy 2 | ○ |
| Local SSL development | × NEW |
| Faster Development Compilation | ○ |
| New Development 404 Page | × NEW |
| UserSocket connection info | ?(Overhauled Transport Layerの範疇?) |
| Deprecated Transport macro | ?(Overhauled Transport Layerの範疇?) |
| New Presence JavaScript API | ?(Improved Presence APIと異なる?) |
| webpack | × |
終わり
次回は、Phoenix 1.4.0-rc.0のインストールについて書きます
その後、追って、Phoenix 1.4.0-rc.0の上記リストの動作確認を試していこうと思います





