本記事では、Macから Windows App を使って、Windows 11搭載のMini PCに リモートデスクトップ接続する手順をまとめます。
使用するMini PCは GMKtec G3S(Intel N95 / 4コア4スレッド) です。
目次
目的
端末必携制度の導入により Windows 11 環境が必要になった人向けに、Mac をメインにしながら Windows 環境を用意する選択肢(新規購入・Mini PC のリモート利用・仮想化)を整理し、用途に合った選び方の目安を共有する。
Mini PC
- 製品名:GMKtec G3S(Intel N95 / 4コア4スレッド)
- 構成:DDR4 16GB / 512GB SSD / Windows 11 Pro
- その他:設定に必要なものとして、有線マウス・キーボード・モニター があると安心です。上の写真のポートを見て、手元の機器が接続できるか確認して揃えるのをおすすめします。HDMIケーブルは付属しているので、新しく買う必要はないです。
(モニターは HDMI が挿せればいいので、テレビでもいけるはずです。)
楽天(GMKtec公式ストア)
Amazon商品ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/B0GD67S58J?ref=ppx_yo2ov_dt_b_fed_asin_title
追記(2026/02/19)
同じ「N95 / 16GB / 512GB / Windows 11 Pro」構成のミニPCは、タイミングによっては Amazonや楽天で在庫切れ・入荷待ち(予約) になっていることがあります。購入を検討している場合は、セール期間や在庫状況により価格が変動しやすい点に注意してください。アマゾンではセール時約3万5000円でした。
スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| OS | Windows 11 Pro |
| CPU | Intel N95(第12世代)最大3.4GHz |
| コア/スレッド | 4コア / 4スレッド |
| メモリ | DDR4 16GB |
| ストレージ | 512GB SSD |
| 無線 | Wi-Fi 5 / Bluetooth 5.0 |
| 拡張 | M.2 2242 |
| 画面出力 | 2画面出力 |
| 付属 | VESA付き |
| 大きさ | 手の平に乗る程度 |
手順1:設定前の準備
-
Mini PCに周辺機器を接続する
Mini PC に マウス・キーボード・モニター を接続し、初期設定を行ってください。
※マウスがなくても Tab キーで操作できますが、かなりやりづらいので マウスは用意するのがおすすめです。
なお、モニターは HDMI入力があるテレビでも代用可能です。 -
電源(給電ケーブル)を接続して起動する
付属の電源ケーブルを接続すると起動します。 -
Windows の初期設定を進める
初期設定は一般的な Windows PC と同じ手順で進められます。 -
初期設定完了後、デスクトップが表示される
設定が完了すると、いつもの Windows 画面(デスクトップ)が表示されます。

手順2:IPアドレスの確認
※Wi-Fi は接続済みとして進めます。
-
左下の Windows ロゴ(または Start キー)をクリック
-
検索バーに
cmdかterminalを入力 -
Command Prompt(コマンドプロンプト) を開く
-
結果の中にある
Wireless LAN adapter Wi-FiのIPv4 Addressに、接続している Wi-Fi の IPアドレス(例:192.168.x.x) が表示されます。
これは Mac(Windows App)から接続するときの「接続先」 になるので、メモしておいてください。 -
ついでに
whoamiを入力して Enter。
結果のPC名\user_nameの user_name(ユーザー名) もメモしておいてください。
手順3:リモートデスクトップの設定(Windows側)
- Windows のロゴをクリック
- 検索バーに
Settings(設定)を入力 - 設定を開く
- 検索バーに
リモート デスクトップ(Remote Desktop)と入力 - デフォルトは Off だと思うので、スイッチを On にする
手順4:その他の準備(Windows側)
-
ファイアウォールでリモートデスクトップを許可
Windows キーでwifiと入力し、Wi-Fi の設定画面を開く -
接続中の Wi-Fi をクリック
-
「ファイアウォールとセキュリティ設定の構成(Configure firewall and security settings)」を開く

-
「ファイアウォールによるアプリケーションの許可」をクリック
-
Change settingsをクリックして編集可能にし、リモートデスクトップ関連の項目にチェックを入れる(画像の状態に合わせる)

-
最後に OK をクリック
手順5:Macから操作する設定(Mac側)
ここからは Mac 側の操作です。
-
App Store から Windows App をダウンロード
-
起動して右上の + をクリック
-
Add PCを選択 -
接続で
Error code: 0x204が出ることがあります。
その場合は Mini PC を再起動すると接続できるようになっていることがあります。
それでもダメなら、少し待ってから Wi-Fi の On/Off を試してください。
※この時 IPアドレスが変わる 可能性があるので、うまくいかない場合は手順2で IP を再確認するのがおすすめです。
(Mac と Mini PC は 同じ Wi-Fi に接続されている必要があります) -
接続できると認証が求められます。
-
この時 Credentials の許可を求められますが、許可して大丈夫です。
Always trust '~' when connecting to '~'のところに☑️を入れると自動的に認証するようになります。その後にcontinueをクリック。
-
うまく繋がれば Mac から操作が可能になります。
繋がった直後は操作性が悪いことがありますが、Mini PC 側を再起動すると自動アップデートが進むことが多いです。 -
アップデート完了後は、キーボード入力・音声・画面表示が Mac 側で快適に使えるようになっているはずです。
まとめ
Mini PC(例:GMKtec G3S)メリット・デメリット
メリット
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| コスト | 同じスペックのPCと比べても価格が安い(セール時に差が出やすい) |
| 運用 | 気に入っているハード(Mac等)を使いながら、Windowsは別機で用意できる |
| 拡張 | 必要な時にメモリ/SSDなどを増設できる(※製品によって可否あり) |
| 設置 | 場所をとらない |
| 省電力 | 消費電力が低めで運用コストが抑えやすい |
| 用途分離 | Windows専用機として切り分けできる(仕事用/検証用など) |
デメリット
| カテゴリ | 内容 |
|---|---|
| 初期準備 | 初期設定のために用意するものがノートPCより多い(モニター/キーボード/マウス等) |
| ネットワーク | Wi-Fi設定に手間がある(初回は有線LANがあると楽な場合も) |
| 携帯性 | 携帯するならAC/DC対応バッテリーが必要 |
| 発熱 | 発熱が気になる人もいる(設置場所・負荷で変わる) |
| 性能 | 高負荷用途(動画編集/重い開発等)には向きにくい場合がある |
| リモート | リモート前提だとネット品質に左右される(遅延/切断/同一LAN要件など) |
| 電源設定 | スリープ/省電力設定で接続できないことがある(スリープ無効など調整が必要な場合) |
一度 Wi-Fi に接続して設定まで終われば、以降は 電源を入れるだけで運用できます。
心配な場合は Ethernetケーブル を用意しておくと安心です。大学のPC室などで使うLANケーブルがこれに該当します。
目安としては LANケーブルが200円前後、有線LANが挿せないMacの場合は USB-LAN変換アダプタが1500円前後で購入できます。
(有線LANでの設定手順も、別記事でまとめる予定です)
他の投稿
前回:【MacBook Airユーザー向け】BYODでWindows 11指定になったときの解決策(投稿前の導入)
次回:Mini PCを大学に持って行って問題はないか?






