一部の人のとっては、(私にとっても)待ちに待った機能が最近IBM Cloudの仮想サーバーに追加されました。タイトルにあるSuspended Billing(サーバー停止時の課金の停止)です。クラウドにあるサーバーのパワーをオフ(電源オフ)にすればその時間は課金されないというものです。他のクラウドサービスではあったのでIBM Cloudに追加されてよかったです。検証環境とかでいろんなサーバーにいろんなソフトなどを検証している人にとってはとてもウェルカムな機能かと思います。私もちょっと検証してはテンプレートイメージを作成してサーバーキャンセル、次に検証するときにイメージテンプレートからデプロイしたりしていたので今後たくさん使えそうです。
なおIBMからの発表はこちらです。
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/virtual-servers-suspended-billing/
とても便利な機能ですがいくつか気を付けておきたいポイントがありますが、上のページには書いていないのですが電源オフするときのポータルサイトですが、旧SoftLayerサイトでは電源オフにしても課金はされるようです。現状IBM Cloudのポータルは3つほどありますが
https://control.softlayer.com/ (旧Softlayerポータル)
https://console.bluemix.net/ (旧Bluemixポータル) Suspend Billing OK
https://cloud.ibm.com/ (最新の統合ポータル) Suspend Billing OK
下の2つで課金の停止を確かめられました。ちなみに個人的には bluemix.netではサーバー作成時にサーバーの名前が自由に決められなかったりするので cloud.ibm.comの方がいいと思ってます。
それと
-電源オフは上記ポータルから行う。
-ストレージはサーバーを電源オフにしても課金され続ける
という点も気をつけてください。
さて確認方法ですが以下のようにやりました。
まずポータルサイトで仮想サーバーをオーダーします。
サーバーがデプロイされたらメニューから管理--> 請求および使用量を選んでください。
そこで Billing Itemを選んでください。
今デプロイしたサーバーの料金が出てきます。この料金は今デプロイしたサーバーを次の締め日まで使った時の料金です。この時点で残り17日ぐらいだったのですが上のサーバーの時間料金を17日分するとこれぐらいになります。次にこのサーバーの電源をオフにしてみます。
もう一度Billing Item をみてみましょう。
料金が下がりましたね。
しかしオーダーしたサーバーは1時間4.5円、でも出てる料金は全然大きいですね。改めてウェブサイトの条件を見ると。
そうですストレージの料金はサーバーを電源オフしても課金されるのですね。
では上記条件に気をつけて使ってみてください。