移動販売とは
私はとあるスーパーで、移動販売や無人店舗の新規開拓を担当しています。
地方では人口減少を背景に、コンビニや個人商店が閉店する事例が増え、
身近な買物場所を失う方が、年々増えているそうです。
高齢の方の、体力低下・免許返納も相まって、買物難民は増加の一途を辿っています。
そんな中、ご自宅前まで伺い、商品を販売する「移動販売」が好評を頂いています。
車にぎっしり詰まった商品の中から、欲しいもの選び、自分でお会計する。
通販ではなく「自分で商品を見て選び 自分で買いたい」と話すお客さまはとても多い。
便利さの裏側で、運行ルートの策定には、いつも運営側の悩みの種です。
近い順番に回ると効率的ですが、「月曜日は夕方家にいない」などニーズは多種多様です。
どの地点に何時に行くか
地域のお客さまからは毎日のように「〇〇の家の前も来て!」と新たなご要望を頂きますが、
そのすべてに対応するわけにはいきません。
販売車両は、1日6~8時間の移動時間の内、どこの地点をどのタイミングで回ればよいか
どのようなルートにすれば、新たな販売拠点を増やせるか、常に実験・検証しています。
分析の一環として 毎日手書きの「運行日報」を付け、
①どの地点に ②いつ到着して ③何分間販売して出発したのか を毎日記録。
しかし販売は一分一秒を争います。
ポイント着くと何人ものお客さまが**「早く商品見せて~!!」と大盛況。**
ずっと販売していたいですが、次のポイントの予定時刻に間に合わせるために
「ごめん、もう次の場所にいくらから今日は終わるね」と泣く泣く店じまい。
そんな中、地点・到着時間・出発時間を毎回手書きで書く時間はもったいない。
今回はこの作業の一部を自動化することにしてみました。
登録地点に入った時・出た時の記録がLINE上で残る
IFTTTを使い、あらかじめ登録された地点に入った時・出た時がLINEで残るよう設定。
位置情報取得・LINE通知まで、スマホを一切触らず、全自動完結させることができました。
LINE側は、現在のマップイメージ図などを自動送信してくれる機能もありましたが、
毎日 ①地点名②時間 が分かればいいだけなので、シンプルな構成にしました。
現場のドライバー・管理者に紹介してみました
<ドライバー>
地点ごとに「〇〇頃時に行きます」とあらかじめ伝えてあり、絶対に遅れる訳に行かず、
** 緊張感とバタバタがものすごいので「手書き箇所がちょっとでも減る」はとても嬉しい。**
特に地点に入った時、もうすでに「早く買物させて~」とお客さまが待ってくれている。
雨の日などは特に1秒でも早く商品を見せてあげたいので、手書きが減ると嬉しい。
販売中は本当に忙しいので、将来的にお店の総務担当者さんもグループに入れて、
自分以外の人が記録してくれるようになれば嬉しい。だめかな?(笑)
<現場管理者社員> 複数のドライバーをマネジメント ルート改廃も担当
ほんの一部の人だが、販売日報に嘘を書き、実際はさぼっていた事例があるので、
手書から楽になるだけではく、ドライバーへの程よい緊張感も生まれると思う。
早く全地点登録してほしい。(IFTTT無料枠では5つまでしかできない)
ドライバーには一か所でも多く回り、一秒でも長く販売してほしいので、今回を皮切りに
日報のその他の項目も自動、手書きではない方法に切り替えてほしい。
日報以外でも「お客さまからの注文」もすべて手書きで受け付けている。
ここを自動化・もしくはLINEなどで簡単に受け付けられるようにしてほしい。
こちらの記事なども参考に、更なる自動化に向け、技術実装してきたいと思っています。
参考:健康管理チェックをExcelからGoogleフォームとGmailで毎日チェック通知できる機能
その他参考にした記事一覧はこちら
最後まで読んでくれてありがとう!!