長年エンジニアに伴走してきた「エンジニアのための生涯年収UPエージェント」が「嘘のないマッチング」を追求する理由と、体験者たちの声

AI技術の急速な進化をはじめ、エンジニアを取り巻く市場環境が激変する中で、「今のスキルのままで生き残れるのか」「将来、AIに職を奪われるのではないか」という漠然とした不安を抱えるエンジニアもいるのではないでしょうか。

そのような変化の激しい時代において、エンジニア一人ひとりに深く寄り添うキャリア支援を提供しているのが、バレットグループ株式会社が提供する転職支援サービス「エンジニアのための生涯年収UPエージェント(以下、生涯年収UPエージェント)」です。

本記事では、キャリアプランナーの牛木さんと、実際にサービスを通じて理想のキャリアに向けた次のステージへ進まれた2名のエンジニアにお話を伺いました。目先の待遇にとらわれず、未来の理想から逆算して「将来の資産になる経験」を選び取った決断の裏側とは。変化を恐れず、主体的にキャリアを切り拓くためのヒントを探ります。

プロフィール

牛木 章裕(うしき あきひろ)
バレットグループ株式会社
生涯年収UPエージェント
キャリアプランナー マネジャー
バレットグループに新卒入社後、約8年間のSES営業、フリーランスエージェント責任者の経験を経て、2025年2月に現在のキャリア開発事業部に異動。現在は、エンジニアのキャリア形成に深く伴走してきた経験を活かして、企業の採用活動と求職者の転職を両軸で支援する。
柴山 賢人(しばやま けんと)
インフラエンジニア
アミューズメント業界の正社員から、将来性を見据えIT業界へ転身。専門学校で基礎を学び、29歳でインフラエンジニアとしてキャリアをスタート。監視・運用保守からSESでのサーバー構築まで、インフラ領域で一貫して経験を積んだ上でご転職。現在は、AWSエンジニア兼インフラエンジニアとして活動中。
鷲野 圭一(わしの けいいち)
開発エンジニア
商品開発への関心からゼロイチを実現できるIT業界を志し、独学を経て、SES企業へ転職。案件選択の自由度を活かし、ReactやTypeScriptを中心に約3年間のWeb開発経験を積んだ上で、2026年4月からは開発エンジニアとして、転職先企業に参画予定。

エンジニア一人ひとりに丁寧に寄り添うキャリアプランナーたち

―― まずは「生涯年収UPエージェント」を運営するバレットグループについて教えてください。

牛木:2013年の設立当初から、2本の事業軸で展開しています。現在はカンパニー制をとり、Web広告事業を中心とするDMC(Digital Marketing Company)と、私が所属している、システム開発中心のSDC(System Development Company)の2つのカンパニーがあります。

このSDCにも4つの機能があり、具体的にはお客さまに技術力を提供するSES、受託開発、広告系のtoB(法人)向け自社サービスの開発と運営、そして私たちが担当するキャリア開発に分かれています。設立当初からSESや受託開発を行っており、これまで3万人以上のエンジニアの方々と面談してきた実績があるからこそ、そこで培ってきたエンジニアの夢を実現するキャリア形成術や豊富なネットワークを活かして、「生涯年収UPエージェント」を展開しています。

―― 転職支援は、後発事業なのですね。

牛木:はい。そもそも転職支援を行う形で立ち上がった会社では無い点が、他の転職支援会社さまと違うと捉えています。つまり、バックボーンにきちんとIT業界やIT企業、エンジニアの知識を持った上で企業や求職者の方とお話する点が、他社さまにはない特徴です。

―― たしかに、エンジニア特化などではない一般的な転職支援サービスのキャリアコンサルタントの方と話すと、エンジニア特有の悩みや事情、業界背景などを知らないためコミュニケーションが大変だという話をよく耳にしますね。

牛木:実際、私たちのサービスをご利用いただく方からは、エンジニアへの解像度が低いゆえに大量の求人を送られて困った経験や、とにかく数多くの面接を受けるようにと言われて辟易した、などの声が多く寄せられています。私たちの場合は、しっかりと精査した上でご紹介するので、1回のご相談につき5〜6社程度のご紹介にとどまります。

―― どのような方が相談に来られるのでしょうか?

牛木:ざっくりとした表現にはなりますが、漠然とした悩みをお持ちのいわゆる「モヤモヤしている方」は多いですね。例えば30歳手前でやりたいことは現職でできているけれど、このままで良いのかなとか。30歳を超えて年収も上げていきたい中で、この状況で良いのか、などです。「キャリアの健康診断」のような形で来ていただく場合が多いですね。ちょうど本日ご一緒している鷲野さんは、そのモヤモヤゾーンにいらっしゃったかなと思います。

―― 「生涯年収UPエージェント」では、具体的にどのようなサポートを受けることができるのでしょうか?

牛木:先ほどもお伝えしたとおり、弊社はもともと自分たちの開発/エンジニアリング経験をきっかけに「生涯年収UPエージェント」を立ち上げたので、エンジニア一人ひとりに丁寧に寄り添うことを意識しています。そこで、深度ある自己分析が必要だと判断した方には、エンジニア特化型のキャリアコーチングサービスをご提供しています。具体的には、ストレングスファインダーベースの独自ツールを使った自己分析のご支援や、エンジニアを取り巻く市場環境や転職環境に関する最新情報のご提供、画面共有しながら一緒に作っていく将来のキャリアロードマップなど、一人ひとりのスキル・経験・志向に合わせて、 オリジナルのカリキュラムをカスタマイズしています。

―― コーチングサービスは一般的に費用が発生すると思うのですが、「生涯年収UPエージェント」の場合はいかがでしょうか?

牛木:複数日にまたがる正規コースを受けたい場合は別途有料版もありますが、転職支援を前提にご相談いただいている方には、付帯サービスの一環として無料でご利用いただけます。僕たちキャリアプランナーが、キャリア相談や転職支援において必要と判断した場合に提供しています。

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希望していたリーダー職での転職に成功

―― 続いて、実際に「生涯年収UPエージェント」を通じて転職に成功されたおふたりにもお話を伺います。まずは柴山さんの現在のお仕事内容と、簡単なご経歴を教えてください。

柴山:現在は、今年の1月に転職した企業にインフラエンジニアとして所属しております。前職とその前もSES会社に所属しており、サーバーやインフラ周りの仕事を続けてきました。もともとはITとは異なるアミューズメント業界で働いていたのですが、あまり明るい未来がないと感じていました。その後専門学校に行って勉強し、エンジニアへとキャリアチェンジをしました。

―― どのような経緯でバレットグループへの相談に至ったのでしょうか?転職時のお悩みを含め、ざっくばらんに教えてください。

柴山:前の会社では、インフラエンジニアとしてやりたいことは行えていましたが、キャリアとしてリーダークラスを目指したいと考えると、なかなか難しい状況でした。そのようなキャリアステップは用意されていたのですが、組織の成長に対して人数が多く、どうすればリーダーになれるかという具体的な道筋が不明確な状態に漠然とした不安を抱えていました。「それなら転職して、より広いチャンスがあるところに行った方が良いのでは」と考え、元々接点を持たせていただいていた、「生涯年収UPエージェント」さんへの相談に至りました。

―― 様々な転職エージェントサービスがある中で、なぜ、「生涯年収UPエージェント」に決められたのでしょうか?

柴山:実は、「生涯年収UPエージェント」との最初の出会いは「麻雀イベント」だったんです。

―― 麻雀イベント、ですか?

柴山:バレットグループでは、 Mリーガーの浅井堂岐さんをはじめとしたプロ雀士の方がエンジニアとして所属していまして、その流れもあってか、定期的にエンジニア向けの麻雀イベントが開催されています。イベントのおまけとしてキャリア相談ができるというものでしたね。私自身、麻雀が好きなので参加したのですが、そこで知り合った「生涯年収UPエージェント」のキャリアプランナーがとても信頼できる方でして。しかも大学の先輩でもあったことからご縁を感じ、お世話になることに決めました。

―― 転職にあたって、相談して良かったと感じたポイントを教えてください。

柴山:転職面接の対策ですかね。元々SES企業にいたので、案件の面談自体は慣れていたんです。SESの案件面談では、自分ができることなど技術的に自分がどのように貢献できるかなどの説明をします。

ですが、転職面接は全くの別ものだとアドバイスを受けて、「自分ができること」よりも、今後目指したいことや積みたいキャリアなど人生を軸にした会話で伝える必要があると教えていただきました。このような気づきがあるか無いかで、随分とコミュニケーションが変わったと感じています。

―― 今までとは違った面談・面接の仕方ということで、難しくなかったですか?

柴山:難しかったですね。SESの案件面談の場合は事前にカンペなどを準備して臨んでいましたが、転職面接ではそうもいきませんし、「今できること」よりも「今後について」を伝える必要があり、なかなか喋り慣れていない内容なので、不安もありました。

キャリアプランナーに何度も面接練習をしてもらい、「もっと自分が思ったことを伝えたほうが良い」などのアドバイスをいただきながら自分のなりたい像を深掘りして、自分の中でも固めた上で、逆算して面接に挑むようになりました。

―― 転職を決められた決定要因は何だったのでしょうか?

柴山:今後のキャリアを考えてリーダー経験を含めてチャンスが広そうだった点に加えて、成長できる環境が揃っていることも大きかったです。実は他にも2社から内定をいただいていたのですが、1社は自分の基準に満たなかったので辞退し、もう1社と現職で悩んでいました。

最初は、給与面での自分への評価や資格取得時の奨励金などの待遇面に魅力を感じて別の企業を検討していましたが、キャリアプランナーに相談したところ、今の自分の立場だと現職の方が合っているのではとアドバイスを受けました。

―― 具体的にどのような理由でしょうか?

柴山:迷った会社は、AWSの専門性が高い企業でした。AWSの知識・経験を求める人にはとても良い企業だと思いますが、一方で自分の場合は、AWS以外のこともやりたいと考えていました。現職であれば、AWSのスキルを伸ばす以外にもマルチクラウドの案件や、場合によってはオンプレの案件もあります。クライアント企業に対する受託案件もあれば、親会社の案件もありました。

このような「幅の広さ」を基盤にキャリア形成や挑戦ができるため、現職の方が良いのではないかと話をいただきました。目の前の待遇面よりも、より長期的な目線でのキャリア形成を考慮して、最終的に現職にジョインすることに決めました。今は早速、インフラエンジニアのリーダーとして案件に入っております。

―― 早速リーダーとして活躍されているんですね!牛木さんにも伺いたいのですが、リーダー未経験の方をリーダーとして抜擢するというのは、企業側として不安はないものでしょうか?

牛木:リーダーポジションに対するニーズは、これまでの経験値だけを見ているわけではなく、積極性も見ています。手を挙げて「リーダーになりたい」と表明することで、他の社員に良い影響を与えることができるため、案件を通じたお客さまへの貢献以外にも、組織を良くしてほしいと考える企業さまは特に積極的なリーダー志向の方を採用しています。

―― 「なりたい」と言っても、務まるかどうかの判断が難しい場合もあると思うのですが、その違いはどう感じますか?

牛木:確かに希望はあっても務まらない人もいますね。例えば、市場感と自身のスキルを照らし合わせずに「リモートが良い」「この技術だけをやりたい」のように、矢印が自分に向いている方は難しいかなと感じます。逆に、「組織できちんと貢献したい」「貢献した上でお給料を上げていきたい」など、組織的な視点があり視座が高い人などは向いているし、経験がなくても務まると思います。あとは、ビジョンや夢、軸があって、そこから逆算した時に、役職などをしっかりと上げないといけないと考えられる方は、非常に合っているのかなと思います。

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キャリアロードマップから逆算することで転職に成功

―― 続いて鷲野さんも、まずは現在のお仕事内容と、簡単なご経歴を教えてください。

鷲野:現在はSESの会社で開発エンジニアをしており、今後は柴山さんと同じ企業さまに転職する予定です。もともと非エンジニアでしたが、ゼロイチで生み出せる仕事をしたいと考えて一旦退職し、独学に近い形でプログラミングを勉強しました。ある程度できる手応えを掴んでから転職活動をしてSESの会社に入り、Web開発の経験を積みました。次第に、やりたいことや案件を自分で選びたいと思い、現職に転職しました。直近3年近くは、ReactやTypeScriptといった言語を中心に、経験を積んできました。

―― 転職のきっかけを教えてください。
鷲野:実は柴山さんとは今の会社の同僚で、麻雀が共通の趣味で仲良くさせてもらっていました。転職云々とは関係がなく、先ほどおっしゃっていた麻雀イベントがあるということで誘ってもらい、そこからキャリアプランナーとお話をする中で転職意識が芽生えていきました。

柴山:私が1回目の麻雀のイベントに参加して、2回目のイベントがあるということでプロの方とも打てるし、「来てみない?」と気軽に誘いました。

―― 鷲野さんが何か仕事でモヤモヤしていた、みたいな話はあったのでしょうか?

柴山:いいえ、特に聞いていなかったです。麻雀を楽しく打てる人、麻雀に誠実な方を誘った方がイベントとしても良いかなと思ったので、誘いました。

鷲野:柴山さんから麻雀のイベントに誘っていただいた時点では、正直転職については全く考えていなかったです。今もそうですけれど、フルリモートで働いていて、自分が得意にしているReactの案件に入れていて、やりたいことは現状できている状態だったので、仕事に対しては満足していました。しかし、イベント後に参加したキャリア相談会でお話を聞いて、自分がやりたいこと・将来どうなりたいかなどと、現状のギャップが大きいことを実感して、転職をしたいというよりは「転職をした方が良いかもしれない」と考え、能動的に動き出しました。

―― ギャップとは、具体的にどのようなことですか?

鷲野:今はReactなどフロントエンドに関しては自走して担当できていますが、将来家庭を持ったら余裕のある暮らしを送りたいとか、子どもができたらやりたい習い事をさせてあげたいなど、そのようなことを想像した時に、やはり相当稼ぎが必要になると感じました。

今の稼ぎでは到底それらを叶えられないので、キャリアアップが必要だと思ったのですが、もともと営業経験もあったので、コミュニケーションの部分で他のエンジニアよりも優位に立てる部分があるだろうと、マネジメント面を磨いていく方向性が自分に合っていると考えました。

マネジメントをするには今のスキルでは到底及ばないので、フロント以外にもバックエンドやインフラ側、さらには上流工程もしっかりと経験する必要があると感じ、現職とのギャップが明らかになっていきました。

―― 転職のサポートを受ける中で印象に残っていることを教えてください。

鷲野:まず、転職の必要性に気づかせてくれた点が大きかったです。「10年後の仕事とプライベート、それぞれの理想」を書き出し、そこから逆算して5年後、3年後どうなる必要があるのか、直近でどうする必要があるのかというのを定めていくシートを、牛木さんと話しながら書いていきました。その結果、先ほどお伝えしたような、フルスタックに向けた経験やマネジメント業務に従事できる会社に転職をする必要があると気づかせてもらいました。キャリアロードマップを一緒に作っていくサービスは、自分にとってはすごく大きかったですね。

牛木:いざお話をされたら、意外とモヤモヤされていたんだというのが分かりました。相性も良かったのだと思います。先ほどお伝えした通り、私たちは「キャリア開発、転職支援をします」と立ち上がった組織ではなく、これまでのナレッジを活かしてキャリア相談やコーチングをして、結果として転職をサポートさせていただくような形が多いです。そういう意味でも弊社の理念に沿った、良い転職のご支援ができたかなと思います。

鷲野:私が内定2社で迷っていた時も、先ほどお伝えしたような将来の夢を叶えるにはどちらが良いかを牛木さんと相談し、当初の軸をぶらさず、納得して決断することができました。将来の資産になる経験を優先すべきだという言葉に背中を押されましたし、非常にありがたかったです。

生涯年収UPエージェントが展開するYouTubeチャンネル「エンジニアの裏話」

―― 相談に行くと、転職を強く勧められるんじゃないかと不安に思う方も多いと思うのですが、そのあたりはいかがですか?

牛木: 相談というニーズは、あくまでも相談なのでとにかく「どうなりたいのか?」のヒアリングを大事にしています。そのあとはなりたい姿に向けてどうしたら達成できるのかの会話をするだけだと思っていて、例えば、5年後に家庭を持って1,000万円稼ぐことが目標だとしたら、そのためにはPMにならないといけない、役職も要るよね、と。そのためにはリーダーや小規模のPMを経験しないといけない、今の企業でできるのか否か、年齢を考えるとどうなのか、などと話します。その結果現職に残る方が良いキャリアの方もいれば、転職した方が良いキャリアの方もいます。そして最後はご本人が決めることなので、そのお気持ち次第ですね。相談だけで終わられる方もいらっしゃいますよ。

「嘘のないマッチング」を追求することが、結果的に一番大切

―― 普段、キャリア相談に対応される時にどういうことを特に意識されてらっしゃいますか?

牛木:私の場合、大きく2つあります。1つめは「ITエンジニアのプロとして導くこと」です。 数あるエージェントの中から、あえてITエンジニアに強い弊社を選んでくださる方は、私たちの専門性に期待されています。ですから、単に知識を教えるのではなく、業界の動向やITエンジニアのあるべき姿をプロの視点で示し、納得感を持って導く必要があると考えています。そのために、日々のインプットも欠かさないようにしています。

そして2つめは、「私自身が本気でそう思える提案をすること」です。 相談に来られた方全員に転職を勧めるわけではありません。キャリアを考えて「今は現職に留まるべき」と伝えることもあれば、フリーランスの方に「そのままの方が良い」と助言することもあります。逆に、今動かないとキャリアが厳しくなる方には、本気で危機感を伝えてロードマップを提示します。その結末を納得できるようにお話しさせていただいたり、お気持ちを聞いたりすることも意識していますね。なので、転職が不要だと思った方には、正直に「転職する必要はないんじゃないですか?」とお伝えすることもあります。

―― 会社としてのKPIとのバランスもあると思うのですが、そこについてはいかがですか?

牛木:私自身は、そこのバランスで悩むことはあまりないですね。求職者さまにも面接対策では「本音で、嘘をつかずに話してほしい」と伝えているのですが、その理由は少しでも嘘が混ざると必ずどこかでボロが出て、結局は内定に繋がらないからです。本人も企業も納得しない結果になっては意味がないんです。ですから、あくまでクリーンであること、そして双方が心から納得できる「嘘のないマッチング」を追求することが、結果的に一番大切だと思っています。

―― 今、AIの進化が非常に早く、コーディングエージェントがエンジニアの職を奪うのではないかという不安の声もあります。そのあたりは、どのようにお考えですか?

牛木:私個人の見解ですが、エンジニアという職種自体は、これからもずっと必要とされると思っています。ただ「どう生き残るか」という点では、AIが出したコードやインフラ構成を正しく判断し、レビューできる力、あるいは人をまとめる力がより重要になってくるのではないでしょうか。例えばレビューの際には、単に「動いているか」だけでなく、仕様に合っているか、フレームワークや言語の作法として正しいか、といった段階的な判断が求められます。基礎知識がないまま「AIが作ったから動くはずだ」と鵜呑みにするだけでは、結局二流止まりで、本当の意味で生き残るエンジニアにはなれません。どれだけAIが発達しても、エンジニアとしての深い知識と技術力は不可欠であり、職種そのものが淘汰されることはないと考えています。

今回のおふたりに関しても、AWSやネットワークやフロントエンドといった領域でしっかり技術力を高めてこられたのは非常に素晴らしいことです。ただ、今後のキャリアをより良くするための「伸びしろ」として、リーダー経験がまだ少ないという課題や、将来のなりたい姿からの大きなギャップがありました。エンジニアとして長く活躍し続けるために、今回はリーダーやPMに挑戦でき、自身のなりたい姿に着実に進める企業を選考先としてご提案しました。

―― 技術を土台にしつつ、領域を広げることが鍵なのですね。一方で、採用する企業側の市場動向には何か変化はありますか?

牛木:求人数自体は大きく減っていませんが、求められる役割に変化が出ています。大きな点としては、フロントエンドだけ、バックエンドだけといった単一領域の募集が減り、より「フルスタック」に対応できる、領域の垣根がないエンジニアを求める求人が増えています。ですから、「これしかやりたくない」というスタンスだと、これからの市場では厳しくなっていくでしょうね。

あともう一点、「内製化」の流れもあります。最近はSES企業であっても、エンジニアを1人ずつ派遣するのではなく、チーム単位で参画して顧客を支援したい会社が増えています。それに伴い、現場をまとめるPLやPMといったマネジメント層への意欲がある方を、積極的に採用したいという企業も増えているのが現状と捉えています。

―― 牛木さんの、バレットグループが好きなところも教えてください。

牛木:この会社に嫌いな人がいない点ですね。気持ちよく働ける、人間関係のストレスがないところが一番良いんじゃないかなと思っています。あとはベンチャーらしく目指しているものをしっかりと目指すし、手を挙げた者にはしっかりとチャンスが与えられます。この辺りが、バレットグループの好きなところですね。

―― ありがとうございます。それでは最後に、皆さんからQiita読者に向けてメッセージをお願いします。

柴山:前の会社では、案件の参画単価だけで評価が決まってしまう面があり、どうしても「今できること」をこなすのが優先で、新しい挑戦がしにくい環境でした。ですが、現状維持は結局維持でしかなくて、相対的に見れば成長も給料も止まってしまうんですよね。成長したいという気持ちがあるなら、どんどん外の世界にチャレンジしていくべきだと思います。現状を知るだけでも大きな一歩ですし、停滞するよりも成長を目指している方が、結果として自分自身も楽で、何よりも楽しいはずです。私は自分の成長を求めて、今の道を選びました。チャレンジしつづけることで得られる楽しさを、ぜひ多くの人に選んでほしいなと思います。

鷲野:柴山さんのお話に関連してお伝えすると、私は前職も必要なステップだったと感じています。武器が何もない状態から、一人前と言えるスキルを身につけるには非常に良い環境でした。ただ、そこで止まってしまうのはもったいない。1つの武器を手に入れた人こそ、次なる環境へ転職することは非常に有意義だと思います。その時、フラットな目線で相談できる「生涯年収UPエージェント」は、非常に頼もしい存在になると思います。

牛木:冒頭にもお伝えしました通り、転職意識が顕在化している方はもちろん、なんとなくモヤモヤを抱えている方とかにも気軽にご相談にきていただけると、すっきりしていただけるのではないかと思います。なので、少しでも将来に不安を抱えている方は、ぜひ僕に相談しにきてください!

編集後記

転職支援というビジネスの構造上、どうしてもKPIや成約数が優先されがちな側面は否定できません。しかし、「生涯年収UPエージェント」のクリーンに求職者・企業双方のニーズをマッチさせることこそ真の利であるというビジョンは、その一般的な力学に挑んでいるように感じました。柴山さんと鷲野さんが、目先の年収よりも「将来の資産になる経験」を選んだ決断は、エンジニアを取り巻く市場を熟知する牛木さんが誠実に向き合った結果生まれた、信頼の証だとも感じます。「嘘のないマッチング」という言葉が、単なる理想論ではない点が、素晴らしいと感じました。

取材/文:長岡 武司
撮影:平舘 平

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