2021年版 Qiitaのタグ投稿割合から見るエンジニア業界の動き
こんにちは、Qiita Zine編集部です。
「エンジニア関連の情報が集まるQiitaであれば、インターネットや本に載っていそうで載っていない情報もまとめることができるのではないか」と考えました。今後、様々な分析記事をQiita Zineに掲載していきます。
今回は、2015年から2021年のQiitaの人気タグの推移をもとにしたキーワード(タグ)のトレンド分析を行いました。
開発や採用など業務でトレンドを加味した判断や、コミュニケーションをとる際の一助になれば幸いです!
2015年~2021年 人気タグの推移
投稿割合が一番大きいのはPython。次いでAWS・初心者のタグが2020年から追い上げてきております(2021年実績)
2015年より安定的に投稿されているのは、JavaScript・Ruby・Railsの3タグです。
各タグ紹介
Python
簡潔な記述、直観的にプログラミングしやすくデータ分析・機械学習関連でも利用されることが多いため、高い投稿割合を維持し続けていると考えられます。
特に2020年から2021年にかけて投稿割合が5%も上がり、途中ではありますが2022年の投稿割合も10%を超えており、引き続き関心が集まっているタグです。
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AWS(Amazon Web Services)
Amazonが提供する200以上のクラウドコンピューティングサービス*¹の総称。
利用企業も大変多く、世界中に何百万という単位でアクティブなユーザーがおり同様のサービスの中では世界シェアNO1。
*¹ クラウドコンピューティングサービスとは?
インターネット経由でコンピューティング、データベース、ストレージなど様々なITリソースをオンデマンドで利用することができるサービス
参考資料
2021年度にLGTMが多かった記事
クラウドエンジニア(AWS)ロードマップ2021
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初心者
投稿割合の推移が一番大きいタグです。
皆さんも知見の無いことを調べる際は初心者のタグを入れて検索した事もあるのではないでしょうか。どの言語・フレームワークなどでも引用が出来るタグというのも要因かと思われます。
また、エンジニアを目ざす方が年々増えていることもあり、2022年の途中段階でもPythonの次に割合が多いタグとなっています。
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JavaScript
Webサービスだけではなくアプリ開発等にも幅広く利用される言語。
安定的な投稿割合をキープしており、React、Vue.jsなどのライブラリの影響で学習をするユーザーが増加。またTypeScriptの人気と需要の上昇により、JavaScriptの勉強を始めるユーザーは増え続けていると考えられます。
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Ruby
オブジェクト指向のスクリプト言語、PHP同様に多くのWebアプリケーションで用いられています。またコードを簡潔に記述することができ、直観的に理解しやすく柔軟性が高いという特徴をもっており世界的にもシェアが多い言語。
制作者が「まつもと ゆきひろ氏(通称:Matz)」であり、日本語のドキュメントが充実していることも人気の一助となっています。
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Ruby on Rails
上述のRubyを利用する際に、最も利用されるフレームワーク。
他のフレームワークよりも少ないコードで開発できるように設計されており、大手企業をはじめ多くのスタートアップ企業も利用しています。
多くのメジャーなサービスでも利用されておりQiitaもRuby on Railsで開発されているので、Qiitaにとっては、なくてはならないフレームワークでもあります。
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具体的にどう本物のエンジニアになるかというお話(バックエンドエンジニアのロードマップ付)
[初心者向け] RubyやRailsでリファクタリングに使えそうなイディオムとか便利メソッドとか
まとめ
タグの推移はいかがでしたでしょうか。
従来よりトレンドの移り変わりが早いと言われてきたIT業界ですが、コロナ禍の影響も相まって移り変わりがより一層早まるかもしれません。
2022年のデータが溜まりましたら、新しく記事を投稿するので是非ご覧ください!!
週次で人気のタグを見たい!という方はこちらから確認ください。