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第4回 Claude Code超入門:画面の見方とAIに「変えて」と頼む基本動作

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Last updated at Posted at 2026-11-02

本記事は連載 「非エンジニアでもわかる!AIと作るFX自動売買入門」 の1本です。

前回(第3回)「環境を整える② OANDA APIを動かす」では、OANDA APIを設定してClaude Codeに「ドル円のレートを取得して」と頼むだけでレートが取れる状態を作りました。

◀️ 前の記事:環境を整える② OANDA APIを動かす

今回は、Claude Code Desktopアプリの画面と、AIに頼むときの基本の型を先に押さえていきます。

画面のどこを見ればよいか、「作って」「変えて」はどう頼めばよいか、コードはどうやって動かしてもらえばよいか、などを一度整理しておくことで、第5回以降でbotを組み立てていくときに迷わずに開発を進めていけるようになります。


この記事のゴール

本記事を読み終えた時点で、以下ができる状態を目指します。

  1. Claude Code Desktopアプリの画面の各パーツの役割がわかる
  2. AIに「作って」「変えて」と頼む基本の型がわかる
  3. Claudeが確認してくる許可ダイアログの意味がわかり、正しく判断できる
  4. 生成されたコードをClaudeに実行してもらい、結果を確認できる
  5. 便利な「/コマンド」の使い方がわかる

事前準備

以下が完了していることを前提に進めます。

  1. 第2回でClaude Code Desktopのインストールとログインが済んでいる
  2. 第3回で oanda_bot フォルダに get_rate.py が作られている(ドル円のレートを取得するコードです。環境によっては get_price.py や get_usdjpy_rate.py などの違うファイル名でも保存されているケースも考えられます)

上記がまだお済みでない方は、先に第2回・第3回をご覧ください。


Claude Codeの画面を見てみよう

まずは、Claude Codeの画面を見ていきます。

Claude Code Desktopアプリを起動し、サイドバーの「Code」タブを開いてください。第3回まで進めていれば、次のような画面になっているはずです。

Claude Code Desktopアプリの画面全体。①左サイドバー、②メインペイン、③入力欄、④右下のモデル選択と応答量の設定が赤枠で示されている。

一見情報が多く見えますが、覚えておくべきパーツは大きく分けて4つだけです。

  1. 左サイドバー:プロジェクトの一覧
  2. メインペイン:Claudeとの会話
  3. 入力欄:Claudeに指示を送る場所
  4. 右下:モデル選択と応答量の設定

それぞれ順番に見ていきます。

なお、アプリケーションの見た目や構成は、アップデートされる場合があります。とはいえ、よほど大きな変更がない限りは、ここでの解説が通用すると考えられます。

左サイドバー:Codeタブとプロジェクト

画面の一番左にある縦長のエリアがサイドバーです。

上部には「ホーム」「Code」の切替タブがあります。(Windows版では「チャットとCowork」「Code」)

チャット中心で使いたいときは「ホーム」、コードを書かせたいときは「Code」を選ぶ、と覚えておけば問題ありません。本連載では常に「Code」タブを使います。

その下には、これまでに作業したプロジェクトが並んでいます。

第3回までを進めた方であれば、「oanda_bot」の配下に「FX自動売買bot開発」のような会話項目が入っていると思います(この名前も、環境によって異なる場合があります。なお、任意の名前に変更することもできます)。

左サイドバー。oanda_botの配下に「FX自動売買bot開発」という会話項目が表示されている。

この会話項目をクリックすると、前回の続きから作業を再開できます。

Claude Codeとの会話は自動的に保存されているので、アプリケーションを閉じても、パソコンを再起動しても続きから話せる仕組みです。

メインペイン:会話の流れ方

画面中央から右にかけての大きな領域が、Claudeとの会話が表示されるメインペインです。

メインペイン。自分のメッセージが右側に、Claudeの返事と作業内容が左側に表示されている。

自分が送ったメッセージは右側に、Claudeからの返事は左側に寄せた形式で表示されます。

Claudeが何か作業(コードを書く・ファイルを読む・コマンドを実行する)を行うと、その内容が会話の途中に埋め込まれる形で表示されます。

たとえば画像のように「作成済み get_rate.py」「Ran get_rate.py to fetch current USD/JPY rate」のような一行があれば、そこでファイル作成やコマンド実行が行われたという意味になります。

各行の右端にある「>」マークをクリックすると、その中身(実際に書かれたコード、実行されたコマンドの結果など)を展開して確認できます。コードや実行結果を細かく確認したいときにここを開く、と覚えておきましょう。

入力欄:Claudeに指示を送る場所

画面の下部に「/でコマンド」と薄く表示されている横長の欄が、Claudeに指示を送る入力欄です。

ここに日本語で頼みたいことを書いて、Enterキーを押すと送信されます。改行したいときは Shift + Enter を押してください。

長い指示や複数行にわたる指示も、この欄にそのまま貼り付けて送れます。

右下:モデル選択と応答量

入力欄のさらに右下に、小さく「Sonnet 5」「高」のような表示があります。これは、現在使っているAIモデルと、応答の詳しさの設定です。

クリックすると、使用するモデルを切り替えることができます。

モデル選択メニュー。Fable 5、Opus 5、Sonnet 5、Haiku 4.5が並び、Sonnet 5が選択されている。

第2回でも軽く触れましたが、モデルの位置づけは次の通りです。

  • Fable:最上位モデル。従量制で使用クレジットが必要
  • Opus:上位モデル。難しい判断や複雑な設計を任せたいときに使う
  • Sonnet:中位モデル。日常の開発作業のバランスが良く、本連載では基本的にこちらを使う
  • Haiku:下位モデル。軽い作業を素早く処理したいときに使う

本連載ではSonnetを基本にして、うまくいかないときにOpusに切り替える、という使い方を想定しています。

「高」の部分は、Claudeが1回の返答にどのくらい時間と思考量をかけるかの設定です。通常は「高」のままで問題ありません。


「/」コマンドで機能を呼び出す

入力欄の左端には、薄い文字で「/でコマンド」と表示されています。

Claude Codeには、/ を先頭につけて呼び出せる便利な機能がいくつか用意されています。

入力欄に「/」を入力すると表示されるコマンドの一覧。

慣れてくると作業効率がぐっと上がるので、代表的なものを押さえておきましょう。

覚えておくと便利な3つ

本連載を進めるうえで、特に使う場面が多いのが次の3つです。

  1. /clear:現在の会話をリセットする
  2. /compact:会話が長くなってきたときに、これまでのやり取りを要約して圧縮する
  3. /model:使うAIモデルを切り替える(右下のモデル名クリックと同じ動き)

たとえば、話題が大きく変わるときは /clear で会話をリセットすると、Claudeが余計な文脈を引きずらなくなります。

反対に、同じ話題を続けたいけれど会話が長くなってきた、というときは /compact を使うと、これまでのやり取りを短くまとめてから続きに進んでくれます。

この2つの使い分けは、後半の「うまくいかないときは」でも触れます。


AIに「作って」と頼む基本フロー

ここからは、実際にClaude Codeに何かを作ってもらう流れを見ていきます。

第3回では get_rate.py を作ってもらいましたが、そのときに使ったのと同じ型を、あらためて分解しておきましょう。

頼み方の型:3つの要素を意識する

Claude Codeへの依頼は、次の3つを含めると意図が伝わりやすくなります。

  • 何を作ってほしいか(例:ドル円のレートを取得するコード)
  • どこに置いてほしいか(例:oanda_botフォルダの中に)
  • どう動く形で書いてほしいか(例:デモ環境を使って、実行時にAPIキーを .env から読み込む)

この3つを1文にまとめると、次のような頼み方になります。

🧑 OANDA APIを使って、ドル円の現在レートを取得するPythonコードを、oanda_botフォルダに get_rate.py として作成してください。デモ環境を使い、実行時にAPIキーは ~/oanda_credentials/.env から読み込むようにしてください。

「何を・どこに・どう動く形で」を意識するだけで、意図しないコードが出てくる確率が大きく下がります。このあたりのコツは、今後の回でさらに詳しく掘り下げていきます。

実際に頼んでみる

試しに、簡単な動作確認用の依頼を出してみましょう。入力欄に、次のように送ってみてください。

🧑 oanda_botフォルダの中に、hello.py という名前で「Hello, OANDA!」と表示するだけのPythonコードを作ってください。

Claudeが「これから hello.py を作成します」といった返事とともに、実際にファイルを作り始めます。

hello.pyの作成を頼むと、Claudeがファイルを作成して実行し、「Hello, OANDA!」と表示された画面。

作業内容は会話の中にリアルタイムで表示されるので、「今Claudeが何をしているか」がひと目でわかります。

実行が完了したら、oanda_botフォルダの中に hello.py という名前のファイルが作られたか確認してください。

Claudeが確認してくる「許可ダイアログ」

作業の途中で、次のようなダイアログが表示されることがあります。

(こちらの画像は第3回の記事からの引用です。)

許可を求めるダイアログ。「拒否」「常に許可」「一度だけ許可」の3つのボタンが表示されている。

これは、Claudeが「ファイルを作る」「コマンドを実行する」「フォルダの中身を読む」といったパソコンに変化を与える操作を行うときに、必ず一度こちらに確認を取ってくる仕組みです。

第3回でも、Pythonのバージョン確認や pip install のときに何度か目にしたはずです。

ボタンは3つ用意されています。

  • 拒否:この操作をキャンセルする
  • 一度だけ許可:今回だけこの操作を許可する
  • 常に許可:以降、同じ種類の操作を毎回自動で許可する

内容に問題がなさそうであれば、「一度だけ許可」を選んで進めるのが基本です。

「一度だけ許可」と「常に許可」の使い分け

「常に許可」は便利ですが、選ぶ前に少し立ち止まってほしいボタンです。

一度「常に許可」を選ぶと、次回以降は確認なしで同じ操作が実行されるようになります。作業のたびに確認を挟まなくて済む反面、意図しない操作までスルーで通してしまうリスクがあります。

目安として、次のように使い分けることが推奨されます。

  • 一度だけ許可:初めて行う操作、内容をよく確認してから実行したい操作
  • 常に許可:oanda_botフォルダ内のファイル作成や読み書きなど、繰り返し発生することが明らかな安全な操作

拒否は、心当たりのない操作や、機密情報を含むフォルダにアクセスしようとしている場合に選んでください。

第3回で作った ~/oanda_credentials/ の中身にClaudeがアクセスしようとしてきたら、必ず拒否するようにしましょう。


AIに「変えて」と頼む基本フロー

コードを作ってもらったあとは、「ここを変えたい」「もう少し表示を工夫したい」といった修正を頼む場面が出てきます。

実は第3回の最後に、まさにこの修正を一度体験しています。

🧑 TimeをJSTでも表示できるようにしてくれますか?

これが「変えて」の一番シンプルな例です。

ここでは、その裏でClaude Codeが何をしていたのかを、あらためて分解して見ていきます。

修正指示の型:2つの要素を意識する

修正を頼むときは、次の2つがはっきりしていると伝わりやすくなります。

  1. どのファイル・どの部分を変えたいか
  2. どのように変えたいか(今の状態 → 変えたい状態)

たとえば、「get_rate.py のレート表示を、UTCだけでなくJSTでも表示するようにしてください」といった書き方です。

会話の流れですでにファイルが特定されている場合は、「1.」は省略しても伝わることが多いです。その場合でも「今の状態」と「変えたい状態」を一言添えると、行き違いが減ります。

実例:get_rate.py にJST表示を追加する

第3回で作った get_rate.py に、日本時間(JST)の表示を追加してみます。Claude Codeの入力欄に、次のように送ってください。

🧑 get_rate.py の実行結果に、UTC時刻だけでなくJST(日本時間)も表示するようにしてください。

Claudeがファイルを読み込み、どこを変更するかを提示したうえで修正を進めてくれます。

JST表示の追加を依頼したところ、Claudeが「すでに入っています」と回答した画面。

実行してみたところ、第3回の記事でこの修正はすでに適用済みなので「すでに入っています」との回答がきました。

ただ、今後Claudeに指示を出す際には、「どのファイル・どの部分を変えたいか」「どのように変えたいか」を意識した文章にするとアウトプットのずれが低減されます。

変更箇所(差分)の見方

差分を展開すると、変更前と変更後のコードが色分けで並んで表示されます。

  • 赤色:変更前(削除された行)
  • 緑色:変更後(追加された行)

コードの中身がわからなくても、「どのあたりに手が入ったか」だけは眺めておくと安心です。

get_rate.pyの差分表示。追加された行が緑色で示されている。

環境によって、コードが画像と同じにならないことが確認されています。実行結果として、日本時間(JST)の表示が追加されていればOKです。

なお、Claudeが変更した内容が意図と違った場合は、そのままの流れで「そこはこう変えて」と続けて伝えれば大丈夫です。会話の履歴を全部Claudeが覚えているので、都度説明し直す必要はありません。


出力されたコードを「自分で動かす」までの流れ

コードができたら、次はそれを動かして結果を確かめます。

Claude Codeの良いところは、この「実行して確かめる」まですべてClaude Codeの中で完結する点です。コードを自分でターミナルにコピペしたり、フォルダを開いて実行ボタンを押したりする必要はありません。

Claude Codeに「実行して」と頼む

先ほど修正した get_rate.py を実行してみましょう。入力欄に、次のように送ってください(※ファイル名は、ご自身の環境で作られた名前にしてください)。

🧑 get_rate.py を実行して、結果を教えてください。

Claudeがコマンドの実行許可を求めてくるので、「一度だけ許可」を選択します。数秒後、実行結果が会話に表示されます。

get_rate.pyを実行し、ドル円のレートとJST時刻が表示された画面。

「Ran get_rate.py to fetch current USD/JPY rate」のような一行が会話に追加されていれば、Claudeがコードを実行したというサインです。その一行の下に、実際に取得できたレートやJST時刻が表示されているはずです。

実行結果の確認と、追加でお願いする流れ

結果を確認して、気になる点があればそのまま追加で頼めます。たとえば、「小数点を2桁までにしたい」であれば、次のように送るだけです。

🧑 表示するレートの小数点を2桁までに丸めてください。

Claudeが修正 → 実行 → 結果表示までを一気に進めてくれます。

このように、Claude Code内で 依頼 → 生成 → 実行 → 確認 → 追加依頼 のサイクルを回していくのが、本連載での基本的な開発スタイルになります。

レートの小数点を2桁に丸めるよう依頼し、修正と実行まで完了した画面。

補足:裏ではPythonが動いている(理解しなくてOK)

Claudeが「実行しました」と表示するとき、内部的にはお使いのパソコンでPythonが起動し、コードが動いています。

第3回で設定した ~/oanda_credentials/.env もこのタイミングでPythonが読み込みますが、Claude自身はその中身を目にしません。

この仕組みそのものは覚える必要はありません。「Claudeに『実行して』と頼むと、裏でPythonが動いて結果だけ返ってくる」とだけ理解しておけば十分です。


うまくいかないときは

ここまでの流れでつまずいたときの対処をまとめます。

想定と違う応答が返ってきた

Claude Codeは、同じ指示でも毎回まったく同じ返答を返すわけではありません。

意図と違う動きになった場合は、そのまま会話の続きで「そこはこう変えて」「そうではなくて、〜という意味です」と伝えれば軌道修正できます。説明のやり直しを恐れずに、こまめに言葉で修正していくのがコツです。

もし何度言い直しても噛み合わない場合は、いったん /clear で会話をリセットして、指示を組み立て直すとうまくいくことがあります。

許可を間違えて拒否してしまった

許可ダイアログで誤って「拒否」を選んでしまった場合は、そのまま「さっきの操作をもう一度お願いします」と依頼すれば、Claudeが再度実行してくれます。

反対に、「常に許可」を選んだ操作を取り消したい場合でも、Claudeに依頼すれば適切にサポートしてくれます。

「常に許可」の解除方法を尋ねると、Claudeが設定ファイルを確認して該当する記録はないと回答した画面。

私の場合は「常に許可する」を選択したものはないと確認してくれました。

会話が長くなって重い・文脈がずれてきた

会話が長くなってくると、Claudeの返事に時間がかかったり、話題が微妙にずれてきたりすることがあります。そのときは、次の2つを使い分けてください。

  • 同じ話題を続けたい → /compact で会話を要約して圧縮する
  • 話題を切り替えたい → /clear で会話をリセットする

/compact は「これまでの流れは覚えたまま身軽になる」、/clear は「まっさらな状態から話し始める」というイメージです。

第3回で設定した ~/oanda_credentials/.env の存在や、oanda_botフォルダのルールなどはプロジェクトの設定として残るので、/clear してもゼロに戻るわけではありません。安心してリセットして大丈夫です。


まとめ

本記事では、Claude Code Desktopアプリの画面の見方と、AIに頼むときの基本の型を押さえました。ポイントを振り返ります。

  • 画面は「サイドバー」「メインペイン」「入力欄」「右下の設定」の4つで捉えると迷わない
  • /clear /compact /model の3つのコマンドは、はじめに覚えておくと便利
  • 「作って」は 何を・どこに・どう動く形で の3点セットで頼む
  • 「変えて」は 今の状態 → 変えたい状態 の差分で頼む
  • 許可ダイアログは「一度だけ許可」を基本にし、内容が安全と確信できるものだけ「常に許可」にする
  • コードの実行もClaudeに頼めば完結する(裏でPythonが動くだけで、こちらは結果を見るだけでよい)

この基本の型を体になじませておくと、これから第5回以降で少しずつ本格的なbotを作っていく際にも、迷わず手が動くようになります。

次回(第5回)は、AIに頼みやすい単位で開発を分割するコツ(プロンプト設計の基本)を扱います。「一気に全部作って」がなぜ失敗するのか、どのくらいの粒度で頼むとうまくいくのか、実例を交えながら見ていきます。


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