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[無料] AWS EC2 + RDS + Flask でWebアプリを作り HTTPS 化する [その8: ネームサーバー登録]

Last updated at Posted at 2020-12-14

その7 の続きです。取得したドメインとEC2のIPアドレスを紐付けます。

ホストゾーン作成

前回の最後でリダイレクト設定をしましたが、あれでは結局美しくなく、根本的な解決になっていませんでした。そこで今回は AWSのDNS(ドメインネームシステム)である Route 53 を利用してネームサーバーの登録をします。

これは前回の繰り返しですが、ここから先は課金が必要です。月0.5$なのでガチャ1回分よりは安いですが、完全無料でやりたいならここで引き返して下さい。剥き出しのIPアドレスでもWebアプリとしては機能します。ただ見た目が情けないだけで。

また、不特定多数に公開するようなWebアプリではなく、身内でデータベースを管理するためのインターフェースを作ったり、Line や FB などの API の Webhook として使うということも考えられます。その場合は無理してドメインを登録する必要もありません。ただ後者の場合はHTTPS化は必要になります。

AWS のサービスから Route 53 に入り、Create hosted zone をクリックします。
Screen Shot 2563-12-14 at 13.05.24.png
Domain name に その7 で取得したドメインを入力します。他の部分は変えなくても良いです、Create hosted zone* します。
Screen Shot 2563-12-14 at 13.07.32.png
すると、自動的にレコードが2つ作られると思います。今回は、このうち ns- で始まる4つのネームサーバーを freenom に登録します。
Screen Shot 2563-12-14 at 13.09.40.png

ネームサーバー登録

別タブを開いて freenom にログインします。

Services > My Domains > Manage Domain > Management Tools から、Nameservers を選択します。
Screen Shot 2563-12-14 at 13.17.17.png
ここに先ほどAWSで作ったホストゾーンのネームサーバーを4つともコピペします。
Screen Shot 2563-12-14 at 13.19.35.png

これはあくまで「hogehoge.ga にアクセスするときは、住所=IPアドレスをこのネームサーバーに照会して下さいね」という設定をしただけであり、これだけではWebアプリにアクセスできません。ここで Route 53 に戻って、EC2インスタンスとの紐付けをします。

Create Record を押すとこんな画面になります。この Record name でホスト名(ドメインの前にくる名前)を決めます。ここでは無難に www.hogehoge.ga としておきました。

その下の Value に、EC2インスタンスのIPアドレスを入力し、Create records します。
Screen Shot 2563-12-14 at 13.28.17.png
するとダッシュボードにこのように表示されます。
Screen Shot 2563-12-14 at 13.31.09.png
この状態で www.hogehoge.ga にアクセスしてみると...
Screen Shot 2563-12-14 at 13.34.00.png
はいできました。これで独自ドメインを利用したWebアプリが完成です。

ちなみにこの記事をアップした直後にこのホストゾーンは削除しましたので、現在は www.hogehoge.ga にアクセスしても残念ながら何も見られません。

このサイトはまだHTTPですので、画像のように Not Secure という警告が出ています。数年前からウェブサイトのHTTPS化が急に進んでおり、先述した Facebook Graph API の webhook なども HTTPS しか受け付けてくれません。その9 以降では、これを HTTPS化していきます。

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