実施環境
- macOS 10.14.x
- homebrewを利用
- Python3.x+pip 導入済
補足:bash4を前提にしていますが、各自利用している環境に合わせてPATHを追加するなどしてください。
インストール作業
Juliaのインストールにhomebrewを利用します。
homebrewの導入手順については本記事では割愛します。
また、すでにJuliaおよびJupyterを導入している場合は本項目をスキップしてください。
Juliaのインストール
brew update
brew cask install julia
2019/02/01現在では、v1.1.0
がインストールされました。
Jupyter Notebookのインストール
pip
を利用してjupyter
をインストールしてください。
pip3 install --upgrade pip
pip3 install jupyter
もしくは、Anaconda
を利用してる場合はインストールの必要がありません。
設定作業
JupyterではPython以外にもあらゆる言語の実行環境(カーネル)を利用することができます。
https://github.com/jupyter/jupyter/wiki/Jupyter-kernels
現在の環境で利用できるカーネルを確認するには、以下のコマンドを利用します。
$ jupyter kernelspec list
Available kernels:
python3 /path/to/jupyter/kernels/python3
Available kernelsにJuliaが存在しない場合、以下の手順を実行してカーネルを登録します。
$ julia
_
_ _ _(_)_ | Documentation: https://docs.julialang.org
(_) | (_) (_) |
_ _ _| |_ __ _ | Type "?" for help, "]?" for Pkg help.
| | | | | | |/ _` | |
| | |_| | | | (_| | | Version 1.1.0 (2019-01-21)
_/ |\__'_|_|_|\__'_| | Official https://julialang.org/ release
|__/ |
julia> (ここで "]" を押すとプロンプトが "(v1.1) pkg>" に切り替わります)
(v1.1) pkg> add IJulia
Cloning default registries into `~/.julia`
Cloning registry from "https://github.com/JuliaRegistries/General.git"
Added registry `General` to `~/.julia/registries/General`
Resolving package versions...
。。。(中略)。。。
Building IJulia ─→ `~/.julia/packages/IJulia/hogehoge/deps/build.log`
(v1.1) pkg> (Ctrl+Cで抜ける)
julia> exit()
Available kernelsにjuliaが存在すれば成功です。
$ jupyter kernelspec list
Available kernels:
julia-1.1 /path/to/jupyter/kernels/julia-1.1
python3 /path/to/jupyter/kernels/python3
起動してみる
※jupyter notebookの初回起動時はメッセージが出てくることがあります。
$ jupyter notebook
正常に起動したら、通常利用しているブラウザが立ち上がり、jupyter-notebookの画面が表示されます。
もしも自動的にジャンプしなかった場合は、以下のようにコンソールに表示されたURLをブラウザでコピペしてください。
[I HH:MM:SS.ZZZ NotebookApp] http://localhost:8888/?token=xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx