1
0

More than 5 years have passed since last update.

PostgreSQLの Planning Time のチューニング

Posted at

長大なSQLを書いていると

explain analyze
-- ... 100行以上の SQL

-- ... 100行以上の実行プラン


 Planning Time: 17.411 ms
 Execution Time: 1.675 ms

という感じになって、Execution Time より Plannning Time を高速化する必要が出てきた。
PostgreSQLは実行プランをキャッシュできないらしい。
https://use-the-index-luke.com/ja/sql/explain-plan/postgres/concrete-planning

この重いSQLだけ実行するコネクションプーリング用サーバーを置けばプリペアドステートメントでキャッシュできそうだけど、それはちょっとやりすぎである。

素直にPlanning Timeを高速化することを試す。

と言っても検索しても特に情報もなく、あれこれ試行錯誤して

explain analyze

-- ...

 Planning Time: 8.543 ms
 Execution Time: 1.680 ms

倍の早さになった。
ちょっとしたサンプルコードは無し。そもそもPlanning Timeが1msを超えるようなSQLはめっちゃ長いので簡単なサンプルというのは作れなさそう。

何をしたかというと、joinの条件をシンプルにした。
usingで重複を消すために列を追加したり、条件は無いよりはあった方がいいよね的にjoinの結合条件を複数指定していたんだけど、プライマリキーやユニークキーから複数の結合条件を選択できるようなjoinはやらない方が良いっぽい。
例えばアカウントIDとemailが共にユニークで、ログインテーブルとアカウントテーブルの結合はどちらでも出来る場合、無いよりはプランナに選択を任せよう的にjoin条件に二つとも指定するとPlanning Timeが遅くなるようだ。(いや、これぐらいの小さい選択ならどちらでも変わらないかもしれない)

27個のテーブルを結合してNested Loop が13階層ほどになってるが、Execution Timeは速い。
rows=1 loops=1 の結合が多いからだろうけど。

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0