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IBM Cloudで自分のアカウントが作成したリソースを他のIBM CloudのIDでも使えるようにする

Last updated at Posted at 2023-03-27

仮想化のマスキングをテストするとき必要だったのでメモです。

IBM Cloudで自分のアカウントが作成したリソースを他のIBM CloudのIDでも使えるように(共有)することが可能です。

今回はWatson Queryを使えるようにしてみます。

具体的にはidに対する許可を設定してアカウントにInvite(招待)するという手順になります。

1. 前準備:

1-1: 対象のWatson Queryを作成したアカウントでIBM Cloudコンソールにログイン

https://cloud.ibm.com/ に対象のWatson Queryを作成したアカウント(ここでは自分のアカウントと表現しています)でIBM Cloudコンソールにログインしてください。

1-2: 対象のWatson QueryのGUIDを取得

Watson Knowledge Catalogだと設定時リストからサービス名を選べばいいのですが、なぜかWatson QueryはGUIDの手打ちが必要でした。なので、あらかじめ取得しておきます。
以下取得手順です。
1-2-2: IBM Cloudのダッシュボードからリソース・リストを表示します。
image.png

1-2-2: データベースの中にあるアクセスさせたいWatson Queryの行のLink以外のどこかをクリックします。
image.png

1-2-3: 右側にGUIDの情報を含む詳細情報が出てきますので、GUIDをコピーしてどこかにペーストしておいてください。
image.png

2. ユーザーを招待

アクセスさせるユーザーIDを自分のアカウントに招待します。

2-1: 上部のメニュー「管理」>「アクセス(IAM)」を選択

image.png

2-2: 左のメニューから「ユーザー」を選択

image.png

2-3: 「ユーザーの招待」をクリック

image.png

2-4: 招待するE メール・アドレスを入力

招待するEメール・アドレス,つまりアクセスさせたいユーザのIBM CloudアカウントIDを入力します。
当然ですが有効なIBM CloudアカウントIDである必要があります。
image.png

2-5: アクセス・ポリシーを入力

2-5-1: 「アクセス・ポリシー」をクリックして、チェックを入れます。
image.png

2-5-2: ポリシーの作成
「サービス」の検索窓にWatson Queryと入れて、Watson Query を表示し、表示されたWatson Queryをクリックします。
image.png

Watson Queryにチェックが入るので「次へ」をクリックします。
image.png

「リソース」では以下を設定して、「次へ」をクリックします

  • 特定のリソースを選択
  • 属性タイプ: serviceInstance
  • オペレーター: string equals
  • 値: 1-2で取得したGUIDの値

image.png

「役割とアクション」データアクセスさせるだけ(見るだけ、設定変更しない、仮想化しない)であれば、以下の設定にします。チェックを入れたら「レビュー」をクリックします。

  • サービス・アクセス: Manager
  • プラットフォーム・アクセス: ビューアー

image.png

内容確認して「追加」をクリックします。
image.png

右側の「招待」をクリックします。
image.png

これで「ユーザーを招待」は完了です。

3. 招待されたユーザーがアカウントにJOINする

ここは招待されたユーザーID(アクセスさせるユーザーID) 側の処理になります。
招待されたユーザーID(アクセスさせるユーザーID)のメールアドレスに以下のようメールが送付されますので、Join nowをクリックします。
image.png

または招待されたユーザーIDでログインし、通知画面を表示させると
image.png
同じ内容の通知が来ていますので、Join nowをクリックします。
image.png

内容を確認して、「アカウントに参加」をクリックします
image.png

以下の画面が表示されたら完了です。
image.png

「ログイン」をクリックしてログインしてください。

4. 招待された側の確認

ここは招待されたユーザーID(アクセスさせるユーザーID) 側の処理になります。
上部メニューの「管理」の右側のVをクリックして、自分のアカウントの他に、招待されたアカウントが表示されていることを確認してください。
image.png

そのまま、招待されたアカウントをクリックします。これで招待されたアカウントに切り替わります。

リソースリストを確認して、アクセスを許可されたWatson Queryが表示されていることを確認してください。
image.png

招待されたアカウントのリソース(ここではWatson Query)にアクセスするときは、アカウントを切り替えることを忘れないようにしてください。

5. 招待した側の確認

ここでは対象のWatson Queryを作成したアカウント側の処理になります。Watson Queryを作成したアカウントでIBM Cloudコンソールにログインして実行してください。
https://cloud.ibm.com/iam/users にアクセスして、招待したユーザーがアクティブになっていることを確認してください。
image.png

以上です。
これで招待したアカウントがWatson Queryにアクセスできるようになりました!

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