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LIFULLAdvent Calendar 2024

Day 1

社内のQ&Aフォーラムに寄せられて嬉しかったこと Part3

Last updated at Posted at 2024-11-30

以前「GitHub Discussionsで社内のQ&Aフォーラムを開設する」でもご紹介した通り、LIFULLではGitHub Discussionsを使った社内向けのQ&Aフォーラムを有志で運営しています。

このフォーラムは「あるシステムについて誰か詳しい人に相談したい」とか「設計についてチーム外にも相談したい」とか、エンジニアリングで困ったことをなんでも聞ける窓口になることを目指しています。最近ではアーキテクトチームや QA チームなどの公式の窓口としても利用でき、質問の内容に応じて適切な部署や人がアサインされる体制も整い始めました。

去年も書いたように、生成AIブーム以降質問ペースは落ちていたのですが、ここ最近おもしろい使われ方をされるようになってきました。それをこの記事ではまとめてみようと思います。

社内の雰囲気もなんとなく伝わると思うので、そういう意味でも楽しんで読んでいただけると嬉しいです。

パブリックコメントの場として利用してもらった

長沢さん(CTO)から、「海外拠点のメンバーは必ずしも日本語が流暢ではない。彼らが情報のキャッチに苦戦しているので、Slackでの広報ルールをきちんと明文化して運営したいのでパブリックコメントを募集したい」という投稿がありました。

運用ルール

  • 全体に伝えたい広報はメンションしましょう
  • 広報はトランスレーションしましょう

と決めれば、LFTxメンバーもteam-engineerでやり取りされるすべてを翻訳する必要がなく、@channelや@here、もしくは UG に対してメンションのあった必要なもののみを意識すればいいと思うので、そのようなルールを確立して運用していきたい。

パブリックコメントを募集するので、意見があればいただきたいです。

今までもレガシーシステムの廃止確認などでは利用してもらえていたのですが、こうした建設的な用途で使ってもらえてるのは嬉しいです!

もちろん、他にも「共用リポジトリで使われているライブラリがメンテナンスされていない。今後は新規利用を停止して、将来縮退する方針を決めてもいいか」というような、技術的な議論の場としても利用されています。

横断的なドキュメントを投稿する場として利用されるようになった

昨年書いたように、このDiscussionsはkeelaiと呼ばれる内製AIに自動でドキュメントとして取り込まれています。

これで社内ドキュメントを集約する動きが出てきました。例えば次のような内容です。

クライアントサイドのコーディングに便利な資料やツール集 #919

他にいいやつあったらコメントください

全般
社内ツール

  • LIFULL HOME'S Frontend Recipes
    • よく使われるコンポーネントを集めたカタログ。コピペで爆速実装しよう!
  • lifull/lh-tailwind-config
    • ガイドラインに基づいた tailwind.config.js 設定。

ベトナム所属のメンバーから投稿してもらった

上記の情報集約の流れで、何度か日本だけでなく、ベトナム子会社(LFTV)のメンバーからも投稿がありました。英語で投稿してもらってます。

本当はLLMを利用したPlatform Engineeringにあるように、GitHub Actionsを使った自動翻訳にも将来的には期待してます。「特定のラベルをつけたときだけDiscussionsのやり取りを自動翻訳する」機能が欲しいのですが、Issuesは実現できたものの、APIで取得できる項目では足りてなくてDiscussionsは未対応だそうです。

気がつけば弊社もインターナショナルな感じになってきています。

今後の展望

昨年末は「生成AIにも質問できるから質問自体が減ってくるだろうな」と考えていて、実際減ってきているものの、「生成AIに取り込まれるドキュメントの手軽な集約先」や海外からの利用など、意外な展開もありました。

LIFULLではよりチームの多国籍化・多拠点化が進むはずなので、よりフォーラムで明示的に議論するような文化を作っていこうと思います。もしLIFULL社員が読んでいたら、その可能性を一緒に探っていって頂けると嬉しいです。

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