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クラウドネイティブPCを試してみよう④ ~構築編その1 デバイス登録~

Last updated at Posted at 2020-10-27

デバイス登録

前章でテナント・ライセンスの準備が完了したと思いますので、次にデバイスをIntuneに登録してみましょう。

1. Windows10
2. MacOS
3. iOS

1. Windows10

クラウド マネージド PC ウィザードの実行

まずはMicrosoft Endpoint Managerでクラウド マネージド PC ウィザードを実行します。
このウィザードはWindows10 PCをクラウドで管理するための基本的な、以下のポリシーを自動的に作成する便利なツールです。

・Microsoft推奨のデバイスセキュリティ設定(Windows 10 セキュリティ ベースライン ポリシー)
・Office365 Apps for Enterprise(旧称:Office365 ProPlus)の配布設定
・検証用ユーザーグループ

それでは、以下の手順で設定していきましょう。

  1. Microsoft Endpoint Manager に全体管理者でサインインします

  2. [クラウド マネージド PC を試す] をクリックします
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  3. [次へ] をクリックします
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  4. [ユーザーを選択] をクリックし、全体管理者アカウントを選択し、[次へ] をクリックします
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  5. [次へ] をクリックします
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  6. [展開] をクリックします。完了まで数分待ちます。
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  7. [最後の手順1] - [Azure ADを開く] をクリックします
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  8. "MDM ユーザー スコープ" で [一部] を選択し、手順6で作成された グループを指定し、[保存] をクリックします
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  9. [最後の手順2] - [Azure ADを開く] をクリックします
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  10. "ユーザーはデバイスを Azure AD に参加させることができます" で [選択済み] を選択し、手順6で作成された グループを指定し、[OK] をクリックします
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  11. "Azure AD 参加済みデバイスの追加のローカル管理者" で [選択済み] を選択し、全体管理者アカウントを指定し、[OK] をクリックし、[保存] をクリックします
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認証方式の切り替え(必要な場合のみ)

ADFSや3rd Partyの認証製品をフェデレーション認証で利用している場合など、Azure ADの認証方式がクラウド認証でない場合、Windows10デバイスの登録ができませんので、認証方式を切り替えます。
Staged Rolloutという機能を利用することにより、検証ユーザーのみ認証方式を切り替えることが可能ですので、以下の手順で設定します。

  1. Azure AD Connect管理画面 に全体管理者でサインインします

  2. [マネージド ユーザー サインインの段階的なロールアウトを有効にする ] をクリックします

  3. [パスワード ハッシュの同期] を [オン] に設定し、[グループの管理] をクリックします

  4. [グループの追加] をクリックし、検証ユーザーグループを追加します

Windows Hello for Businessの有効化(オプション)

次にWindowsにパスワードでなく、PIN(暗証番号)または生体認証(顔または指紋)でログインできるように、Windows Hello for Businessを有効化します。
この設定を行うことにより、デバイスへのログインが簡単になるだけでなく、パスワードがネットワークを流れなくなるため、セキュリティも向上するため、
ぜひご利用することをお勧めします。

  1. Microsoft Endpoint Manager admin center に全体管理者でサインインします

  2. [エンドポイント セキュリティ] - [セキュリティのベースライン] - [Windows 10 セキュリティ ベースライン] をクリックします

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  1. [プロファイル] - [Cloud-Managed PC MDM Security Baseline~] をクリックします
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  2. [プロパティ] - [構成設定] - [編集] をクリックします
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  3. [Windows Hello for Business] のタブを開き、以下の通り設定します
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  4. [レビューと保存] - [保存] をクリックします

Windows 10 デバイスの登録

Windows 10デバイスに管理者権限のあるアカウントでログインし、以下の手順でAzure ADに登録します。

  1. Windowsのスタートメニューから [設定] を開き、検索ボックスに「職場または学校へのアクセス」と入力し、表示された候補をクリックします。
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  2. [接続] ボタンをクリックします
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  3. [このデバイスをAzure Active Directoryに参加させる] をクリックします
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  4. Azure ADのアカウント(Office365にサインインするときのアカウント)を入力し、[次へ] をクリックします
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  5. パスワードを入力し、[次へ] をクリックします
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  6. [参加する] をクリックします
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  7. [完了] をクリックして画面を閉じます。
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デバイスにAzure ADアカウントでサインイン

これまでの手順で、デバイスがAzure ADに登録され、Azure ADのアカウントでデバイスにサインインできるようになりました。以下の手順で動作を確認してみましょう。

  1. Windowsのスタートメニューで ユーザーのアイコンをクリックし、 [サインアウト] をクリックします。
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  2. サインイン画面で、左下の [ほかのユーザー] をクリックし、Azure ADのアカウント・パスワードを入力しサインインします。
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<Windows Hello for Businessを有効にしている場合、以下の手順3~5の手順が必要となります。>

  1. 右下の [PINのセットアップ] をクリックします。環境によってはこの後に多要素認証を要求されるため、画面の指示に従って認証してください。
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  2. 任意のPINを入力し、 [OK] をクリックします。
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  3. PINの設定が完了したら、 [OK] をクリックします。
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  4. デスクトップが表示されたらEdgeを立ち上げ、https://portal.office.com にアクセスしてください。
    認証を求められることなく、シングルサインオンでアクセスが出来たかと思います。
    デバイスにログインする際にAzure ADの認証が既に完了しているため、このような動きとなります。
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2. MacOS

次に mac OS デバイスのでバースポリシーを作成し、デバイスを Intune MDM に登録してみましょう。

macOS デバイスの登録準備

  1. APNS 証明書の設定 が完了していることを確認します

macOS デバイスの登録

以降の手順は Intune MDM に登録する macOS デバイスで実施します。

  1. Company Portal Web にデバイスを利用するユーザーでサインインします

  2. "どの種類のデバイスを使用していますか?" で [Mac、MacBook、MackBook Pro、または MackBook Air] を選択して [選択] をクリックします
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  3. [デバイス] をクリックします
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  4. [ここをタップして使用しているデバイスを知らせるか、新しいデバイスを追加します] をクリックします
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  5. [ダウンロード] をクリックします
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  6. [許可] をクリックします
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  7. [インストール] をクリックします
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  8. 使用許諾契約を読み [続ける] をクリックします
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  9. [同意する] をクリックします
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  10. [インストール] をクリックします
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  11. ソフトウェアのインストールを許可するため、Touch ID を使用するかパスワードを入力します
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  12. "必要なデータに関する通知" で [OK] をクリックします
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  13. インストールが完了したら [閉じる] をクリックします
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  14. インストールされたポータル サイト アプリで [サインイン] をクリックし、デバイスを利用するユーザーでサインインします
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  15. [開始] をクリックします
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  16. [セットアップの開始] をクリックします
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  17. Intune が収集する情報、収集しない情報を確認して [続行] をクリックします
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  18. [プロファイルのダウンロード] をクリックします
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  19. [インストール] をクリックします
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  20. [続ける] をクリックします
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  21. [インストール] をクリックします
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  22. 管理者のパスワードを入力し、[OK] をクリックします
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  23. デバイス プロファイルの中から黄色い警告マークがつきの [Management Profile] を選択し [承認] をクリックします
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  24. 確認のダイアログで [承認] をクリックします
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  25. ステータスが緑の "承認済み" に変わります
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  26. プロファイル メニューを閉じ、"デバイス管理の確認" ステップで [続行] をクリックします

  27. [完了] をクリックします
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  28. ポータル サイト アプリに登録した macOS デバイスが表示されます
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3. iOS

次に iOS デバイスを Intune MDM に登録してみましょう。

iOS デバイスの登録準備

  1. APNS 証明書の設定 が完了していることを確認します

iOSデバイスの登録

  1. 登録するiOSデバイスで、App Storeを開きます
  2. 検索ボックスに「Intune」と入力して検索し、「Intune ポータル サイト」をインストールします
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  1. インストールしたアプリを立ち上げるとサインイン画面が表示されます
     Azure ADのアカウント(Office365にサインインするときのアカウント)を入力し、[次へ] をタップします
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  1. パスワードを入力し、[サインイン] をタップします
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  1. [開始] をタップします
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  1. [続行] をタップします
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  1. [続行] をタップします
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  1. [許可] をタップします
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  1. [閉じる] をタップします
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  1. 一旦ホーム画面に戻り、[設定] アプリを立ち上げ、[プロファイルがダウンロードされました] をタップします
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  1. [インストール] をタップします
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  1. デバイスのパスコードを入力します
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  1. [インストール] をタップします
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  1. [信頼] をタップします
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  1. [完了] をタップします
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  1. [インストール] をタップします
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  1. [今すぐ続行します] をタップします
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  1. デバイス設定の確認が開始します。完了するまでしばらく待ちます
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  1. [完了] をタップします。これで登録は完了です。
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