MindでデータベースSQLServer2022 クエリーしてみる（ステップ1.1）select文渡し

はじめに

この記事のお題はMindでデータベースSQLServer2022にクエリーしてみる（ステップ1.1）」です。ステップ1.1とはまだ最初のステップで足踏みを意味します。

CでデータベースSQLServer2022 クエリーしてみる（ステップ1.1）dll化select文渡しという記事で単純なODBC接続、SELECT実行・結果表示、切断の実装をDLLにした状態からSELECT文を引数渡しするようにしていますので、今回はそのエクスポート関数をMindから実行してみます。

この記事内容の作業環境

Windows11 Pro 22H2
CPU Intel(R) Core(TM) i3-5005U 2.00 GHz
Microsoft Visual Studio Community 2022 Version 17.4.4
Microsoft Visual C++ 2022
Mind Version 8.07 for Windows
SQL Server 16.0.1000.6 Express Edition
SQL Server Management Studio 19.2.56.2

お題のデータべース

データベース名 日本語プログラミング言語
テーブル構成はC（ステップ0.0）をご参照ください。

お題のソースコード

C

C側のソースコード、プロジェクト配置構成はC（ステップ0.5）とC（ステップ1.1）dll化select文渡しをご参照ください。

Mind

Mindのソースは下記のとおりです。

メイン

まずメインです。なるべくシンプルな雰囲気になるようにしています。Mind文字列のNULL終端はいちばんお手軽な方法のやつです。

mssqlodbc.src

メインとは
	SELECTは　　　文字列定数　「SELECT * FROM 言語名&00&」
	API初期処理しておき

	DB接続し
	SELECTで　SQL実行し
	DB切断し

	API破棄処理すること。

「API初期処理」と「API破棄処理」はCのDLLをロードして関数アドレスを取得する処理とDLLをアンロードする処理です。

API初期処理

mssqlodbc.src

API初期処理とは　（・　→　・）

　　　　「ODBCライブラリをロードする」を　一行表示し
　　　　ODBCライブラリをロードし　偽？　ならば 「ロード失敗」を　一行表示し　終り
　　　　 つぎに
　　　　「ロード成功」を　一行表示し

　　　　「関数アドレス群を取得」を　一行表示し
　　　　ODBC関数アドレス群を取得し　エラー？　ならば 「取得失敗」を　一行表示し　終り
　　　　 つぎに
　　　　「取得成功」を　一行表示する。

SQL実行

mssqlodbc.src

SQL実行とは
	execで　アドレス指定でＡＰＩ呼出１する。

その他のソースコードはMind（ステップ1.0）をご参照ください。

実行結果

それでは実行してみます。ほんとに動くのか！？

C:\pmind\sample>mssqlodbc.exe
ODBCライブラリをロードする
ロード成功
関数アドレス群を取得
取得成功
SQLAllocEnv --> 0
SQLAllocConnect --> 0
SQLConnect --> 1
SQLAllocStmt --> 0
SUCCESS OPEN
SQLText --> SQLExecDirect --> -1
SQLDisconnect --> 0
SQLFreeConnect --> 0
SQLFreeEnv --> 0
SUCCESS CLOSE
ODBCライブラリを破棄する

C:\pmind\sample>

動きませんでした！？　C側はSELECT文を認識していないようです。

mssqlodbc32.c

#define _EXPORTING

#include "mssqlodbc32.h"

__declspec(dllexport) void exec(wchar_t* select){
    setlocale(LC_ALL, "Japanese_Japan.932");
    printf("SQLText --> %ws\n", select);//☆この時点で文字列が出力されていない
    //照会する
    doSelect(henv, hdbc, hstmt, select);
    return;
}

おわりに

ごめんなさい。タイムアウトです。次回は問題解決を試みます。MindはANSI系のSJISかもしれないのでC側でワイド文字とか使っちゃいけないのかもしれません。