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【Chatworkシリーズ #1】なぜ2026年にまだChatworkを使い倒しているのか

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Last updated at Posted at 2026-03-10

Chatworkが好きだ。

……と書くと回し者みたいだけど、最初から好きだったわけじゃない。むしろ「なんでSlackじゃないんだよ」と思っていた側の人間だ。

Chatworkerになるつもりはなかった

俺はもともとSlack派だった。エンジニアなら当然だと思う。

ところが、仕事で関わることになった現場が、ことごとくChatworkだった。波動療法の協会、健康食品メーカーの事務局、セラピストの養成講座。ITとは縁遠い世界。そこで何が使われているか。Chatwork。

理由は単純で、「LINEの延長で使える」から。Slackのチャンネル設計もスレッド構造も、ここでは必要ない。社長が「了解」とだけ打てるツール。それがChatwork。

最初は「まあ仕方ないか」くらいの気持ちだった。

問題は、ルームが増えたことだ。5つ、10、15……気づけば17ルーム。毎日全部に目を通すのは無理がある。既読が溜まる。大事な連絡を見落とす。「あのメッセージ見ました?」と聞かれて冷や汗をかく。

自動化するしかなかった。

そこでChatwork APIのドキュメントを開いた。正直、期待していなかった。でも、思ったより揃っていた。メッセージ取得、送信、タスク管理、ファイル操作、Webhook。必要十分。

n8nで17ルームを毎晩21時に自動巡回するワークフローを組んだ。全メッセージをMarkdownに変換して保存する仕組み。これで「見落とし」は消えた。

ここからが沼だった。

APIを叩くのが面白くなってしまった。

GASで全エンドポイントを試した。Google Driveに原液を溜め始めた。ルームの参加者データを引っ張ってきて、「誰と誰が同じルームにいるか」で人間関係マップを自動生成した。vis.jsで36人、155本のエッジ。

そこで止まればよかったのに、Dify × GAS × Chatworkで問い合わせの回答案を自動提案するシステムまで作った。Claude CodeのMCPでChatworkを直接AIに読ませることもやった。

必要に迫られて始めたはずが、気づいたらChatwork APIを使い倒していた。

Slack、Discord全盛の時代だ。エンジニアはみんなそっちにいる。技術記事も山ほどある。コミュニティも活発。情報に困ることはない。

俺はそこにいない。Chatworkという修羅の道を歩いている。

2026年にChatworkの技術記事を書いているエンジニアなんて、絶滅危惧種だと思う。Qiitaで「Slack」タグの記事は数千本。「Chatwork」は——まあ、数えないでおこう。

でも、導入企業は97万社、登録IDは792万を超えている。国内ビジネスチャットの利用者数は5年連続No.1。数字だけ見れば、Slackより使われている。なのに技術記事はスカスカ。

792万人が使っているのに、APIで遊んでいるエンジニアがほとんどいない。

この空白に気づいたとき、なんだか嬉しくなった。

距離が近い、という強さ

使い倒して気づいたことがある。Chatworkは、ユーザーとプロダクトの距離が近い。

SlackやDiscordはグローバルプロダクトだ。機能要望を出しても、海の向こうのバックログに積まれて終わる。Chatworkは違う。日本の会社が、日本の中小企業のために作っている。予約送信もリアクション機能も、ユーザーの声から生まれたものが多い。

足りないものは、それを使って何か面白いものを作るエンジニアだけだ。

だから俺が書く。

このシリーズで書くこと

Chatworkerシリーズでは、俺が実際に作ったものを一つずつ晒していく。

  • Chatwork × n8nの自動巡回システム
  • ルームデータから人間関係マップを自動生成する仕組み
  • MCP × Claude Codeの連携
  • GASで全APIを叩いた記録

全部、動いているもの。スクリーンショットもコードも出す。

Slackでもなく、Discordでもなく、Chatworkで。


Chatworkで面白いことやってる人がいたら、ぜひ教えてほしい。たぶん仲間は少ない。


Chatworkシリーズ

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