Claude Codeの公式Changelogをリリースから最速で翻訳・解説しています。
v2.1.280 で Claude Opus 5.5 (claude-opus-5-5) が追加され、Opus の既定モデルになりました。同じ版で Pro と Team Standard プランの既定も Sonnet から Opus に変わり、モデルを指定していないセッションは Opus 5.5 で動きます。対象は v2.1.271〜v2.1.282 の 11 版です。
今回拾う変更
| 変更 | 版 |
|---|---|
| Opus 5.5 が既定の Opus に。1M コンテキスト、入力 $4 / 出力 $20 (1M トークンあたり) | v2.1.280 |
| auto mode の分類器がサーバー側に移る。分類器のオーバーヘッド分は課金対象外 | v2.1.273〜v2.1.282 |
TaskOutput ツールの廃止。taskOutputMaxChars が効かなくなった |
v2.1.277 |
| AGENTS.md の読み込み。CLAUDE.md が無いプロジェクトで代わりに読む | v2.1.277 |
| 送信即時キー。ctrl+enter で待ち行列のメッセージを割り込み送信 | v2.1.275 / v2.1.281 |
Opus 5.5 が既定モデルに入った
対象: モデルを明示せずに使っている人、Pro / Team Standard プランの人
1M コンテキストで、出力単価は $20 / 1M トークン。 changelog に載っている数字は次のとおりです。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| コンテキスト長 | 1M トークン |
| 入力 | $4 / 1M トークン |
| 出力 | $20 / 1M トークン |
| キャッシュ読み取り | $0.20 / 1M トークン |
同じ v2.1.280 で、Pro と Team Standard プランの既定モデルが Sonnet から Opus に切り替わりました。Max / Team Premium / Enterprise はもともと Opus が既定で、これで全プランの既定が Opus にそろいました。
/effort がモデルごとの設定になる前に保存した effort は、Opus 5.5 のような新しく出たモデルには引き継がれません。ユーザーがレベルを選ぶまで、新モデルは自身の既定値で動きます。
Opus 4.7 / Opus 4.8 / Fable 5 は、-p や Agent SDK、effortLevel 設定、モデル別のレベルで effort を指定しても、リリース時の既定 effort を優先していた。v2.1.280 からは指定した値のほうが効きます。
auto mode の分類器はサーバーで動く
| 版 | 変更 |
|---|---|
| v2.1.273 | Bedrock / Vertex / Foundry は当面ローカル分類器が既定。CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER=1 でサーバー側を使う |
| v2.1.278 | Claude API / Enterprise と Bedrock / Vertex / Foundry / ゲートウェイで、サーバー側分類器が既定になる。Anthropic は分類器のオーバーヘッドを課金せず、有料のフォールバックに落ちたときは Claude Code が警告を出す。/status に Auto mode server 行が増えた |
| v2.1.281 | 直接 Anthropic API 接続でも CLAUDE_CODE_AUTO_MODE_SERVER が効く。0 でオプトアウトすると、ローカル分類器の分が使用量に計上される |
| v2.1.281 | サーバー側でレビューする構成では、読み取り専用やサンドボックス内のシェルコマンドもレビュー待ちになり、フラグが立てば Claude Code がブロックする |
| v2.1.282 | テレメトリを切った直接 API 接続でも、サーバー側分類器が既定になる |
v2.1.281 から、--dangerously-skip-permissions と auto mode で出る危険な rm の確認は 2 分で打ち切られる。応答が無いと Claude Code がコマンドを拒否し、書き換えのヒントを返します。無人のセッションを確認待ちで止めないための変更。CLAUDE_CODE_DISABLE_DANGEROUS_RM_TIMEOUT=1 でこのタイムアウトは無効になります。
効かなくなる設定とツール
- v2.1.277 で TaskOutput ツールが廃止された。Claude はバックグラウンドタスクの出力ファイルを Read で読むようになり、
taskOutputMaxCharsとTASK_MAX_OUTPUT_LENGTHは何の効果も持たない - v2.1.281 から、self-hosted runner はシステムプロンプトをファイルで Claude Code に渡す。
--system-prompt/--append-system-promptを付け足すラッパーやcommandhook は、--system-prompt-file/--append-system-prompt-fileに切り替えないと動かない - v2.1.282 から、プロジェクト / ローカルの settings に書いた OpenTelemetry の変数のうち、エクスポートの有効化・エンドポイント指定・内容の取得に関わるもの (
CLAUDE_CODE_ENABLE_TELEMETRY、OTEL_LOG_*など) を Claude Code が無視する - v2.1.282 から、
anthropic-skills/claude-ai名前空間のスキルフォルダやコマンドファイルを Claude Code が読み込まなくなった
AGENTS.md と送信即時キー
v2.1.277 から、CLAUDE.md が無いプロジェクトでは Claude Code が AGENTS.md を代わりに読みます。切り替えは /config の「Project instructions」で、Bedrock / Vertex / Foundry はまだ対象外。
v2.1.275 で入った送信即時キー (ctrl+enter、または ctrl+x ctrl+s) は、実行中のターンを中断して待ち行列のメッセージをまとめて送るものでした。v2.1.281 で挙動が変わり、実行中のツールはキャンセルされずにバックグラウンドへ回ります。
11 版で動いたところ
モデル面では Opus 5.5 の追加と既定化、権限面では auto mode 分類器のサーバー移行が、この 11 版の大きな動きでした。auto mode の既定は v2.1.273 から v2.1.282 にかけて接続先ごとに順に切り替わり、最後はテレメトリを切った直接 API 接続まで広がっています。
前回: Claude Code v2.1.270|読み取り専用の git に許可確認が出るデグレが直る|毎日Changelog解説