こんにちは。virapture株式会社でCEOしながらラグナロク株式会社でもCKOとして働いている@mogmetです。
最近熱を出して寝込んでいたため週1アウトプットができてませんでした。無念。
ところで先日技術書典13というイベントに参加しました。
そこで人生で初めて薄い本を出版しました。
今回はそこで得た経験を下記のような流れで紹介させていただきます。
- 何故技術書典に出したのかというきっかけ
- 爆速で本を出すまでの道のり
- イベントでやっておいたほうがよい点
- 振り返り
では早速紹介いたします。
こんな方におすすめ
こんな悩みを抱えてる方におすすめ記事になっております。
- どうやって本を出せばいいかわからない
- 急いで本を書かないといけない
- 本を出していいことあるのか?
- どれくらい売れるものなの?
では早速お話していきます!
何故技術書典に出ようと思ったのか?
きっかけは@umiremixに出ましょう!と誘われたことがきっかけでした。
(イベント自体も誘われて初めて存在を知った)
ノリで出るかー!と言って題材の準備だけはしていましたが、毎週1~2時間くらいの時間しかとれずイベント1週間前まで完成度は20%くらいしかできていませんでした。
また、仕事がこの月に限って非常に忙しいために、全く執筆の時間が取れなかったので今回は無理かなと諦めていました。
しかし、イベント4日前に@umiremixに「今回は今から書いても印刷も間に合わないし無理かなぁ」みたいな感じで相談したら
「前日でも印刷できます!!!!!!」
と言われたので、逃げ場はなくなりました。
不祥もぐめっと、漢に二言はないということで気合を入れて死ぬ気で執筆活動しはじめました。
爆速で本を出す道のり
題材決定→執筆方法→表紙のデザイン→印刷→サークル参加 の流れで紹介します。
題材決定
もぐめっとといえばfirebase!ということでfirebaseに纏わることを書こうと思っていました。
そこで、過去一年で評価の良かったQiitaの記事一覧を漁って、上位の記事を本にしようと決めました。
過去記事のあさり方としてはQiitaは素敵なAPIを用意しているので、APIを叩いて過去一年分の記事を取得した後に、LGTM数や閲覧数でソートを掛けて人気記事を厳選しました。
ちなみに、こんな感じでAPI叩くといい感じに一覧を取得できました。
curl -sH 'Authorization: Bearer {QiitaのAPI_TOKEN}' \
"https://qiita.com//api/v2/authenticated_user/items?page=1" \
| jq -r ".[].id" \
| xargs -P 3 -I {id} curl -sH 'Authorization: Bearer {QiitaのAPI_TOKEN}' https://qiita.com/api/v2/items/{id} \
| jq '"\(.created_at) \(.title) \(.page_views_count) \(.likes_count)"'
執筆方法
題材が決まったところで、本を書く方法が全くわからなかったので調べました。
昔はzennでpdfを出す方法があったみたいなのですが、現在は使えなくなっているので、Re:Viewというツールを使って執筆することにしました。
しかし環境作りも面倒!ということで下記のテンプレートを使って執筆することにしました。
これを使うとdockerでpdf出力もすぐできてしまうので、すぐに執筆に入ることができました。
とてもお世話になりました。ありがとうございます。
ここまでは順調にいけたのですが、ここら辺でもぐめっとが非常に忙しくなってしまい執筆時間が取れなくなってしまいました。。。
そして、きっかけの事件でお話したとおり、急遽鬼仕上げすることになりました。
ただ、ベースとしては既に記述したものがあったのでそれをベースに新しい情報で書き直していくという作業だったため、なんとか2日くらいで執筆を終えることができました。
表紙のデザイン
このままでは真っ白の表紙で大変!
ということで急遽友達に土下座で頼んでイラストを書いてもらいました。
納期が鬼タイトな1日!!という無茶振りにも関わらず一晩でやってのけたジェバンニのごとく仕事をしてくれた友人には本当に感謝で足首から上が上がりません。
本の表紙に関しては表紙・背表紙・裏表紙の一枚で印刷する必要があるため、表紙だけのデザインだけでなく、裏の方もいい感じにくっつけた一枚絵で作って貰う必要がありました。
本はB5サイズで記述したのですが、1枚絵にするときはB4のサイズで納品が必要でした。
また、印刷会社に背表紙の横幅は70pくらいなら大体4mmくらいといわれたので、そのサイズで本のタイトルとかも記述してもらってイラストを納品してもらいました。
(本当に仕事が早かった・・・本当に感謝です)
印刷
候補として、ラクスル、グラフィック、アクセアと候補が有りました。
ページ数と店舗がたくさんあるのですぐに取りにいけるというところでアクセアさんを今回は選択させていただきました。
しかし、電話で確認したところ状況によって翌日納品ができる店舗、できない店舗があったので電話で確認をしてから納品をお願いしました。
印刷できる部数が限られていたので、今回は2店舗で分散して依頼をかけました。
特に東池袋店はデザインから紙の内容まで細かくヒアリングしてくれて、早く仕事をしてくれたのでとても良かったです!
ちなみに今回は本の精製方法は中身が上質紙70、表紙は上質紙135のくるみ綴じというもので印刷のお願いをしました。
サークル参加
私自身は肝心のサークルの申込みができてなかったので、@umiremixのブースに置かしてもらおうと思っていたところ、今年は売り子上限で2名までの人数制限がかかっており、本を置いてもらうことが無理なことが判明しました。
そこで、急遽@nabettuさんに土下座を頼み込んで置かしてもらうことになりました。
@nabettuさんに完成したPDFを渡した後に申請をしてもらうことで販売準備と電子本の販売準備もできました!
イベントでやっておいたほうがよい点
3点紹介いたします。
のぼり旗で視認度をあげる
机の上に置いてあると遠目から見て何の本かもわかりづらく、伝わらないのでさっと視認できるものがあるととてもグッドです。
見本本を置く
中身を立ち読みできるように見本になる本を別途置いておいたほうがいいです。
後で思ったのは見本とわかるようにカバーをつけておくと、より見本感が出るので次からは用意しておこうと思いました。
休憩時間を取り合う
お客さんは絶えずやってきます。
休憩時間を決めて取らないと疲れてしまうので時間を決めて売り子をやったほうがよいです。
そのためにも、もうひとりの売り子さんは必須だなと感じております・・・!
声をかける
興味をもってくれたお客さんに本の内容やfirebaseについてお話してみると、お客さんによってはそこからお話が盛り上がって購入までしてくれたお客さんもいらっしゃいました。
またお話して仲良くなった方もいらっしゃったので参加して本当によかったです。
積極的にお話してみるのもオフ会の醍醐味ですね。
(アパレルの店員さんになった気持ちになる)
振り返り
イベントを振り返ると2点ほど反省点があります。
販売する本の部数は少なめにする
何部するか迷ってたのですが正直作りすぎました。
煽られて230部も刷ってしまったのですが売れた部数は50部くらいだったので後処理などを考えると絶対少なめでよかったなと反省しております。
また、電子本でも売れているので物理本は少ないに越したことはありません。
事前に印刷会社を使う
今回特急便ということで実店舗のあるアクセアさんを選択しましたが、時間の余裕があるなら絶対本の印刷会社を使ったほうがコストが安いです。
今回のイベントで印刷した本は一冊800円にもなってしまったので正直大赤字です🔥
ねこのしっぽさんや日光企画さんなどで印刷されてる方が多かったので次から使わせてもらおうかと思います。
そして印刷した本の納品先は直接イベント会場に搬入してもらう!
持ってくるのも大変なので配送業者を有効的に使いましょう。
ちなみに私はキャリーをコロコロさせて頑張ってました。本は重たいということを改めて実感できました。
まとめ
Re:Viewと実店舗をもつ印刷会社を使うことで爆速で本を作ることは可能です!!!
最後に感謝の言葉で本記事を括らせていただきます。
煽っていただいた@umiremix, 本を置かせてもらった@nabettu, イラストを書いてくれたサジ、無理なお願いにも関わらず聞き入れてくれたアクセアさん(とくに東池袋店さん)には感謝を!!
ぎりぎりになってしまい全く宣伝してなかったにも関わらず買ってくれたお客様に感謝を!
さらに最後に、ワンナイト人狼オンラインというゲームを作ってます!よかったら遊んでね!
他にもCameconやOffcha、問い合わせ対応が簡単にできるCSmartといったサービスも作ってるのでよかったら使ってね!
また、チームビルディングや技術顧問、Firebaseの設計やアドバイスといったお話も受け付けてますので御用の方は弊社までお問い合わせください。
ラグナロクでもエンジニアやデザイナーのメンバーを募集しています!!楽しくぶち上げたい人はぜひお話ししましょう!!