いつも記事を読んでいただきありがとうございます!
モブエンジニア(@mob-engineer)です!
今回は2025.04.09(水)に開催したやさしいMCP入門 & 実践LT会(KAGと学ぼう!勉強会)に参加しましたので、アウトプットとしてイベントレポートを執筆しました。
初見の方でもサクッと読めるように平易な表現で執筆しておりますので、お気軽に読んでいただければ幸いです。
イベントページ
MCP公式サイト
目次
- やさしいMCP入門
- MCPを活用したローカルAI知識応答サーバーを作ってみた ~ 守れ!サンタクロース秘密結社編 ~
- GitHub MCPを使ってPRを作る、PRをレビューする
- 音楽Cline - Clineに曲作らせるMCPサーバーを作る
- GitHub Copilot Agent with Azure Boards MCP Server - カンバンからコミットまでをエージェントで。
- まとめ
やさしいMCP入門
登壇資料
参考サイト
- MCPサーバとは
- ざっくり言えば、「AIエージェントからほかの人の生成AIアプリを使えるようにする」もの
- AIエージェント用ツールの提供方法・呼び出し方を標準化できた
- (個人的意見)標準化できるのはありがたいですね!!
- MCP=AIエージェント用の通信規格
- 今回はSDKも登場したため多くの方が利用できるようになった
- 情報取得だけでなく外部操作もAPIで操作できる
- (個人的意見)天気予報をメール通知するアプリも簡単にできるのね
- アーキテクチャ構成
- MCPホスト:コントローラ(ホスト内にMCPクライアントが入っている)
- MCPサーバ:各サービスに関するサーバ(天気予報など)
- MCPサーバからローカルデータソース・リモートサービスへアクセスする
- 丁寧なクイックスタートも用意されているので非エンジニアも実装可能
- (個人的意見)ハンズオンブログも執筆しないとなぁ!
- MCPクライアント例
- Claude・Clineなどが豊富に揃っている
- Amazon Bedrockでも利用できる
- Microsoft・AWSでもMCPサーバー群を発表している
- RAGとの違い
- 自身のアプリ内で完結するのであればRAGのみでも問題ない
- 他の方に作成したアプリを使えるようにするのであればMCPがベター
- (個人的意見)やはり触らないと分からないですよね~
MCPを活用したローカルAI知識応答サーバーを作ってみた ~ 守れ!サンタクロース秘密結社編 ~
登壇資料
参考サイト
- 自己紹介
- KAG所属のサテライトオフィス長・スクラムマスターの方
- 社内サークルの音楽部で作成した楽曲がカラオケに配信された
- 秘密結社サンタクロース
- サンタクロースの個人情報が流出してしまう
- Ollamaを利用することでローカル環境でAIを利用できる
- (個人的意見)ローカル環境であればセキュリティ対策もできますね
- アーキテクチャ
- 目的は無敵の情報取得ができるAIアプリを構築
- 完全ローカル環境でMCPサーバーを実装
- サーバーA、サーバーBにサンタクロースに関する論文場をインプットした
- サーバーAだけだと求めている回答が出てこない
- サーバーBだけだとリアル向けな回答が出てくる
- サーバーA、サーバーBにサンタクロースに関する論文場をインプットした
- ローカル環境だからこそ通信環境がなくても利用できる
- まとめ
- ローカル環境で完結することでセキュリティ担保が行える
- (個人的意見)JTC企業ごとにMCPを独自実装できますね
GitHub MCPを使ってPRを作る、PRをレビューする
登壇資料
参考サイト
- 自己紹介
- KAG所属のスクラムマスターの方
- GitHub MCP Serverについて
- GitHubが公開しているMCPサーバのこと
- 実装イメージ(PR作成)
- Clineから実行する:PRが関係ない部分はMCPを利用しない
- ローカルのGit操作:PRに関係ないためMCPを利用しない
- PR作成画面:MCPサーバが呼び出される
- ドラフト作成も対応することができる
- PR作成コストは0.15ドル
- 実装イメージ(PRレビュー)
- ClineはGitHub MCP Serverの機能を利用しながらPR内容をチェック
- PRに対してコメントを投稿する
- (個人的意見)レビューに対する認知負荷を下げられますね
- PRレビューコストは1.6ドル
- ClineはGitHub MCP Serverの機能を利用しながらPR内容をチェック
- 今後の展望
- 自分のPRに対する私的コメントを追加することもできる
- (個人的意見)今後ナレッジが溜まっていくと開発標準としてドキュメント化できそうですね
- MCPのクラウド化
- MCP=プロトコルのためローカル利用
- 今後、クラウドから利用できるようになる可能性もある
音楽Cline - Clineに曲作らせるMCPサーバーを作る
登壇資料
参考サイト
- 自己紹介
- KAG所属のゆるふわエンジニアの方
- 今回はClineで音楽を作らせるアプリを開発
- Clineを利用して作ってみた
- 作ってみた結果、暗い曲ができてしまった
- SUNOなどの音楽に特化したアプリを利用したほうがいい
- シーケンス周り
- 自動的にシーケンスまわりは調整するためいい感じで処理してくれる
- スキーマに関してもClineで自動調整してくれる
- ツール引数が長くなるほどMaxTokenに引っかかってしまう
- 長すぎるインプットはファイルに書き出すことで回避できる
- (個人的意見)「インプットが長い」ことをどうやって判定するのがベターなのかしら
- ツール引数が長くなるほどMaxTokenに引っかかってしまう
GitHub Copilot Agent with Azure Boards MCP Server - カンバンからコミットまでをエージェントで。
参考サイト
- 自己紹介
- KAG所属のスクラムマスターの方
- 3Dカグタン作成者
- モチベーション
- コード書いてもらうのであればバックログ管理もMCPに任せたい
- バッグログ管理もうまく行えるようになった
- 課題感
- ワークログのアイテムは取得できたがIDが取得できない
- プロンプトを書きながらデバックしていた
- ベテランエンジニアとして初学者に教えるようにタスク分解するように指示することが大切
- まとめ
- 人もAIもボードを操作しながら実装するのがベター
- MCPサーバーを作るのであればプロダクトと一緒にコードベースを入れておくと吉
- セキュリティ面での課題もあるが事業者が提供することが大切
- (個人的意見)タスクの粒度は難しいですね
まとめ
MCPについてキャッチアップしたいと思っていましたので、本セッションで解像度を向上させることができました。
そのうえで、個人開発でもMCPサーバーを作成して公開していきたいと思います。
最後まで、記事をお読みいただきありがとうございます!