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Power Apps, Azure SQL, Power BI で スマホバーコードスキャン 在庫管理 WMS システムを半日で構築してみた

Last updated at Posted at 2020-10-01

在庫の入と出を管理しなければならないことに・・・

紙とExcelをやめて少し現代的にしたいと依頼があった。
あまりお金をかけずにWMSもどきのシステムを構築した事例。
初期投資不要、月額数千円レベルで構築できた。

データ入力:Power Apps(シングルユーザー、カタログ価格¥1,090/月)
データ格納場所: Azure SQL(ストレージ2GB、東南アジアリージョン、カタログ価格¥549/月のBasic DTUで)
データ出力:Power BI(シングルユーザー、カタログ価格¥1,090/月)

データをSQLに溜め込んでPower BIでプラスマイナスをさまったレポートを出力。計カタログ価格¥2,729/月(税抜)なり。

Power Appsのスマホアプリでバーコードは何がスキャンできるのか? AndroidやiOSで・・・

BarcodeType.png

Auto ・・・ 自動、通常はこちらで問題ないはずだが誤認識を避けるために以下の読み込みフォーマットの指定もできる
Aztec
Codabar
Code 128
Code 39
Code 93
Data Matrix
EAN
Interleaved 2 of 5
Pdf 417 ・・・ 航空券で見かける仕様
QR Code 
RSS 14
RSS Expanded
UPC

今回はQR Codeを利用している

利用者IDや在庫管理のバーコードをスキャンするボタンを配置

InventoryRecordSystem1.png

QRコードに文字セパレーターを入れ込み(縦棒)各フィールドにデータをばらした

InventoryRecordSystem2.png

ある文字列の場合はプラスとカウント、ある場合はマイナスとカウントして合計

Power BIでサマルときに"+ Warehouse IN"という記録ではプラス、"- Warehouse OUT"という記録ではマイナスの受け払いとして集計するよう集計用の列を定義
Warehouse In Out Quantity.png

感想

バーコードスキャンしてデータ格納しレポート出力まで半日程度でできました。初期投資不要、月額3,000円程度の使用料でアドホックなシステムが開発できるのは大きいです。特にスマホでバーコードスキャンができるのはうれしい。安価なAndroidスマホを工場生産ラインに投入し情報記録でどしどし使う予定です。状況可視化とペーパーレスが直ぐにできた事例でした。CDS(Common Data Service) を使うか悩みましたがAzure SQL Database が安価に使えることがわかったので(第三者による)保守運用性を考えるとCDSではなくAzure SQLの方が良い気がしました。普通のSQLで出し入れできますし拡張が容易ですので・・・

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